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授業科目名 情報通信技術を活用した教育の方法と技術
時間割番号 TPT406
担当教員名 守屋 誠司
開講学期・曜日・時限 後期・金・I 単位数 2
<対象学生>
教員免許状関係科目
<授業の目的>
カリキュラム編成・評価や教材研究・教材開発、 授業研究に関する知識を理解し、 教育実践の計画・実施及び改善のための具体的方法を修得する。 コンピューター等の情報機器・視聴覚メディアを活用した学習環境の整備方法についても考察する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>コンピュータ理工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
CS-A専門5.時代の変化に対応できるよう、最新の技術動向を考慮して、自律的・継続的に学習できる。
CS-B共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
CS-C汎用能力2・情報リテラシー情報選択力収集した文献や資料から、適切な情報を選択し、活用できる。
CS-D5・問題解決力実行力計画に従って解決に取り組むことができる。
工学部>応用化学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
AC-A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
AC-B汎用能力2・情報リテラシー情報選択力収集した文献や資料から、適切な情報を選択し、活用できる。
AC-C5・問題解決力実行力計画に従って解決に取り組むことができる。
工学部>先端材料理工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
AM-A専門3.汎用能力情報リテラシー
AM-B共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
AM-C汎用能力2・情報リテラシー情報選択力収集した文献や資料から、適切な情報を選択し、活用できる。
AM-D5・問題解決力実行力計画に従って解決に取り組むことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
CSACAM
1・カリキュラム編成・評価の枠組みを理解する。CS-BAC-AAM-B
2・教育目標・教育内容と教材との関係を理解し、具体的な教科・単元における教材研究及び評価に関する技能を修得する。CS-BAC-AAM-B
3・学習指導案の意義を理解し、作成できる。CS-DAC-CAM-D
4・コンピューター等の情報機器(ICT)や視聴覚メディアを活用した授業ができる。CS-AAC-CAM-A
5・情報通信技術の活用に関する意義や学習指導の推進の在り方を理解し、情報モラルを含んだ指導法を身に付ける。CS-CAC-BAM-C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
110%カリキュラム編成・評価の枠組みに対する理解度を小レポートで評価する。
240%教育目標や内容と教材との関係の理解をグループディスカッションと期末試験により評価する。
320%学習指導案の意義の理解や作成度について模擬授業で評価する。
420%PCやICTの授業への活用度を模擬授業で評価する。
510%ICTの活用に関する意義や情報モラルを含んだ指導法についてディスカッションにより評価する。
合計100% 
<授業の方法>
"面接授業を実施する.
・マスクを着用させ、学生間の距離は1m以上離す
・定期的に窓を開けて、換気を行う
・授業前、後に手洗い・手指消毒を徹底する
毎回,具体的な教育実践事例とその背後にある理論について講義する。その回の授業でとりあげたテーマに関して受講者の中の小グループでディスカッションを行い,授業の最後でクラス全体での発表,議論を行い,気づいた事項を授業内小レポートとして提出する。一人ひとりの模擬授業を行う。"
<受講に際して・学生へのメッセージ>
教育方法や技術は,教育内容や授業や単元・教科の目標と密接に関係しています。すぐれた授業や教育実践でその関係を見極めてください。
<テキスト>
  1. 稲垣忠, 鈴木克明編著, 授業設計マニュアル : 教師のためのインストラクショナルデザイン Ver.2 [第2版], 北大路書房, ISBN:9784762828836,
    (2015年出版)

  2. 稲垣忠, 佐藤和紀編著, ICT活用の理論と実践 : DX時代の教師をめざして, 北大路書房, ISBN:9784762831805,
    (2021年出版)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル第1回:この授業の概要・評価の方法
事前学習
事後学習
・教科書を確認しておく
・学習内容についての理解を確認する。
授業内容本講義の概要や評価方法を説明する。
2タイトル第2回:授業とは。授業VTRを視聴し,工夫している点等の検討
事前学習
事後学習
・授業の工夫について身近な例について検討する。
授業内容授業VTRの視聴し、グループディスカッションにより工夫している点の検討などを行う
3タイトル第3回:情報通信技術の発展と学校におけるICT環境の整備、および教育への活用の意義
事前学習
事後学習
・情報通信機器が学校教育でどのように使われてきたかの歴史を調べる。
・有効な活用事例をまとめる。
授業内容・ICT利用の歴史を理解し、有効な利用を検討してまとめる。
4タイトル第4回:授業形態と授業方法・技術および情報通信の利用
事前学習
事後学習
・授業におけるICT利用についてあらかじめ検討する。
・授業の際の新しいICT利用法について考える。
授業内容授業形態に様々な種類があり、かつ情報通信機器(ICT)の利用によりさらに授業の幅が広がっていくことを理解する。
5タイトル第5回:授業設計の手順。ADDIEモデル
事前学習
事後学習
・授業設計についてあらかじめ検討する。
・ADDIEモデルを活用した他の例についても考える。
授業内容授業設計の手順について説明し、ADDIEモデル(Analysis, Design, Development, Implementation, Evaluation)について学習する。
6タイトル第6回:インストラクショナルデザイン、ガニエの9教授事項、PDCAサイクル,ARCSモデル
事前学習
事後学習
・ガニエの9教授事項に沿った教材設計について考える。PDCAサイクルについてあらかじめ予習する。
・インストラクショナルデザインについて復習する。
授業内容インストラクショナルデザインやPDCAサイクル、ARCSモデルについて勉強し、グループディスカッションを行う。
7タイトル第7回:特別支援が必要な生徒に対するICTの活用と外部機関の有効活用
事前学習
事後学習
・特別支援でどのような利用があるかを調べる。
・外部機関とその興味あるコンテンツをまとめる。
授業内容特別支援を必要とする生徒に対するコンピュータリテラシーと支援コンテンツについて学ぶ。
8タイトル第8回:学習目標の設定・学力とは
事前学習
事後学習
・自分の学力に対する考え方をまとめ、学習目標の設定についての意義を考えておく
授業内容学力について考察し、学習目標の設定の意義と効果を考え、グループディスカッションにより検討する。
9タイトル第9回:情報機器を含む教材研究の方法と情報モラル
事前学習
事後学習
・教材に使用できそうな情報機器について考えておく。
・情報機器の使用に関するモラルについても検討する。
授業内容情報機器を含む教材を活用し、研究する方法についてディスカッション等で共に学ぶ。
10タイトル第10回:学習指導と評価およびスタディログやICTの活用と教育情報セキュリティの重要性
事前学習
事後学習
・学習指導の評価についてあらかじめ考える。
・ICTの活用、セキュリティについて復習する。
授業内容学習指導の評価と、それに関するICTの活用方法について学ぶ。
11タイトル第11回:情報通信技術を活用した授業と校務
事前学習
事後学習
・ICTを活用した授業について考える。
・自分が行いたい授業のデザインと必要なアプリを考える
授業内容ICTは授業のみならず校務にも多用される。そこでICTを活用した授業や校務について考える。
12タイトル第12回:学習指導案の作成と模擬授業の準備
事前学習
事後学習
・行いたい学習指導をあらかじめ考えておく。
・模擬授業の予行演習を自習しておく。
授業内容学習指導案を作成し、模擬授業を行うための準備を行う。
13タイトル第13回:模擬授業(1)・オンライン授業も想定した授業形態
事前学習
事後学習
・模擬授業の準備を行う。
・模擬授業の反省事項をまとめる。
授業内容模擬授業を行う。他の受講者は生徒役で参加する。
14タイトル第14回:模擬授業(2)・グループごとの授業と相互評価
事前学習
事後学習
・模擬授業の準備を行う。
・模擬授業の反省事項をまとめる。
授業内容模擬授業を行う。他の受講者は生徒役で参加する。
15タイトル第15回:模擬授業(3)。授業のまとめと総合評価
事前学習
事後学習
・模擬授業の準備を行う。
・模擬授業の反省事項をまとめる。
授業内容模擬授業を行う。他の受講者は生徒役で参加する。全体の総括を行う。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
公立小学校教諭3年間,公立中学校教諭(数学)3年間の実務経験を生かして,実践的な授業を行う。
<備考>
(未登録)