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授業科目名 情報と職業
時間割番号 TPT009
担当教員名 早川 保彰
開講学期・曜日・時限 後期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
高等学校の教科「情報」教員免許取得に必要な教職必修科目の専門科目「情報と職業」である。コンピュータやインターネット,携帯電話等の携帯情報端末,テレビや自動車に組み込まれた組込みコンピュータ,などの情報通信技術(ICT)が生活・ビジネスの仕組みを変え,勤労意識や勤労環境などにも影響を与えている。本科目では,ICT技術が職業や生活に与える影響について理解することを目的とする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>コンピュータ理工学科向け
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシー未選択
1情報通信技術が生活やビジネスにもたらした変化,既存職業への影響などを説明できること
2情報通信に関連する職業の全体像を説明できること
3勤労者の職業観や勤労意識に情報通信技術の普及が与えた影響を説明できること
4情報通信技術が社会にもたらした変化を,法や犯罪,倫理の観点から説明できること
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%レポートや課題成果物及び授業内活動で該当する内容について説明できていたか否かを評価する
225%レポートや課題成果物及び授業内活動で該当する内容について説明できていたか否かを評価する
325%レポートや課題成果物及び授業内活動で該当する内容について説明できていたか否かを評価する
425%レポートや課題成果物及び授業内活動で該当する内容について説明できていたか否かを評価する
合計100% 
<授業の方法>
少人数セミナーの形式で,面接授業として実施する予定である。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
受講に際しては,情報理工学に関する知識一般が必要である。また、教育目標を達成するために、機会がある毎に新聞等マスコミが報道する、情報産業や雇用状況のニュースのチェックにこころがける。
<テキスト>
  1. 駒谷昇一 辰巳丈夫, IT Text 「情報と職業改訂2版」, オーム社, ISBN:978-4-274-13266-7
<参考書>
  1. 近藤勲, 情報と職業, 丸善出版, ISBN:978-4-621-08206-5
  2. 豊田雄彦 加藤晃 鈴木和雄, 情報と職業改訂3版, 電気書院, ISBN:978-4-86418-084-9
<授業計画の概要>
1タイトル情報社会と情報システム
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容を記載すること
授業内容・授業全体の到達目標、授業の進め方、課題提出の方法、成績評価等のガイダンスを行います
・コンピュータ黎明期の映像教材①を利用して、情報化社会への導入を行います
・情報社会と情報システムについての講義を行います
2タイトル情報化によるビジネス環境の変化①
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容を記載すること
授業内容・コンビニエンスストアにおける情報の活用事例について講義を行います
・顧客情報の活用について講義を行います
・CTIおよびワントゥワンビジネスについて講義を行います
3タイトル情報化によるビジネス環境の変化②
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容を記載すること
授業内容・ビジネスモデル及びビジネス環境の変化について講義を行います
・情報ビジネス全般について講義をします
・講義の最後に、第8回発表のためのプレゼンテーションの方法についての講義を行います
4タイトル企業における情報活用①
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容を記載すること
授業内容・製造業における情報ビジネスについて講義を行います
・商品サポート業務でのコンピュータの活用について講義を行います
・サービス業におけるコンピュータの活用につい講義を行います
5タイトル企業における情報活用②
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容をすること
授業内容・企業内でのコンピュータの活用について講義を行います
・企業内ネットワークでの情報の共有につい講義を行います
・基幹業務でのコンピュータの活用について講義を行います
・職業人としての情報倫理について講義を行います
6タイトルインターネットビジネス
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容を記載すること
授業内容・インターネットによる新しいビジネスモデルについて講義を行います
・インターネットによる広告ビジネスについて講義を行います
7タイトル情報化社会とIT革命
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容を記載すること
授業内容・コンピュータ黎明期の映像教材②を利用して、情報化社会の可能性をさぐります
・産業革命との比較をしながらIT革命について講義を行います
8タイトル中間発表,総括
事前学習
事後学習
・発表の準備を充分に行い完成度を高めること
・事後に発表用プレゼンテーション及び資料をPDFファイル形式で講師宛電子メールで提出します
授業内容・第1回講義で提示した授業外学習課題について発表を行います
・発表について自己評価及び相互評価を行います
9タイトル働く環境と労働感の変化
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容を記載すること
授業内容・働く環境、職場、仕事の内容の変化について講義を行います
・職場での情報リテラシーと情報化による業務内容の変化につい講義を行います
10タイトル情報社会における法制度
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容を記載すること
授業内容・著作権法違反について講義を行います
・職業人としての情報倫理について講義を行います
11タイトルサイバー犯罪
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容を記載すること
授業内容・ハイテク犯罪について講義を行います
・コンピュータウィルスや迷惑メール等について考察します
12タイトル情報社会におけるリスクマネジメント
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容を記載すること
授業内容・セキュリティ対策について講義を行います
・リスクマネジメントに係る法律について講義を行います
・リスクマネジメントの例について調査実習を行います
13タイトル企業活動と人材育成
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容を記載すること
授業内容・企業内の情報化と求められる人材について講義を行います
・eラーニングについて講義を行います
14タイトル明日の情報社会
事前学習
事後学習
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事前内容を記載しておくこと
・授業振り返りシートに当該授業に関わる事後内容を記載すること
授業内容・仮装社会・空間について講義を行います
・生活の情報化、デジタルデバイドについて講義を行います
・コンピュータと教育について講義を行います
15タイトルまとめ,総括評価
事前学習
事後学習
・第1回から14回の講義資料や演習課題等を参照しながら今までの学習内容を確認します
・授業後に最終課題レポートをPDFファイル形式で講師宛電子メールで送付すること
授業内容・第1回から14回の授業全体を通して身についた知識の確認を行うとともに、情報と職業に関する喫緊の課題を探ります
・授業の最終課題レポートの作成方法について説明します
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
本授業科目の講師は,平成12年教育職員免許法改正附則第2項により,新教科「情報」現職教員等講習会講師を務めると同時に高等学校教諭一種免許「情報」を取得,その後,普通教科「情報」を担当する等,高等学校教育における情報学に十分に精通している
<備考>
ICT技術,機器,ネットワーク環境,コンテンツは日々変化・進展していることを踏まえ,聴講だけではなく,自らのキャリアデザインを構築しながら,教育的な能力を増加させるように,アクティブな参加を期待したい