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授業科目名 リスク管理・危機管理概論
時間割番号 TPC201
担当教員名 秦 康範/他
開講学期・曜日・時限 後期・木・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
 普段の生活の中にも様々なリスクが潜んでおり,誰でも何らかのリスク対応をしています.無差別殺人犯やテロ攻撃の脅威が,いつ我々を身に降りかかるかも知れない世の中になってきました.社会に出ると,今やリスク対応や危機対応は,組織の存亡にかかわる重要事項となっています.本講義では,工学系の学生として最低限必要とされるリスク管理,危機管理の基礎知識を,様々な分野の本学教員とともに,実務にも詳しい外部講師を加え,オムニバス形式で学習できる貴重な機会を提供します.今後の学生生活を有意義に過ごすためにも役立つ数々の知識を,この講義で習得してください.
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>機械工学科向け
工学部>コンピュータ理工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
CS-A専門2.技術者として自らの活動が自然や社会、人に与える影響を理解することができ、責任をもって問題解決にあたることができる。
工学部>メカトロニクス工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
JM-A専門4.三分野の知識を利用した分野をまたがった活用研究・開発の目的を十分理解した上で、その目的に応える問題解決ができる。
JM-B5.研究・開発工程を把握・設計できる基礎技術と、研究・開発遂行に必要なコミュニケーション能力の習得異なる技術分野をコアとする技術者とともに、目的の共有と課題の把握ができ、その解決方法について議論できる。
工学部>土木環境工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
CE-A専門(C)専門基礎学力土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。
CE-B(F)問題の把握および専門知識の応用力基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。
工学部>応用化学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
AC-A専門4.化学の専門知識・技術を活用し、新素材・エネルギー・環境等の分野における問題解決に取り組むことができる。G. 化学工学G2. 日常生活や化学実験における危険防止や正しい器具の使用方法、化学物質の安全性(毒性)、廃棄処理方法、化学物質の安全性をふまえた暮らし・食の安全性や環境問題について説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
CSJMCEAC
1・我が国を取り巻くリスクの現状について理解する.CS-AJM-ACE-AAC-A
2・リスク管理や危機管理の実情を聴講し,その要旨をまとめ,感想をまとめることができる.CS-AJM-BCE-BAC-A
3・リスク管理,危機管理の基礎知識を習得する.CS-AJM-ACE-BAC-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
110%達成目標1についての理解度を評価する
270%達成目標2についての理解度を評価する
320%達成目標3についての理解度を評価する
合計100% 
<授業の方法>
「ライブ型」の授業を基本とするが、場合により「オンデマンド型」で実施することもある。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
本講義では、工学系の学生として最低限必要とされるリスク管理,危機管理の基礎知識を学習できる貴重な機会を提供します。今後の学生生活を有意義に過ごすためにも役立つ数々の知識を、この講義で習得してください。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルイントロダクション(リスク管理と危機管理:土木環境工学科 秦康範)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、授業の振り返りをMoodleに記入する
授業内容この授業全体の到達目標、授業の進め方、課題提出の仕方、成績評価の仕方に関する説明を行う
2タイトル危機管理の概要(土木環境工学科 秦康範)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容リスクの定義、リスクの構成要素、リスク管理と危機管理、事業継続計画
3タイトル国際宇宙ステーションの運用と危機管理(有人宇宙システム(株) 嶋宮民安)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容国際宇宙ステーションの運用、Mission Control Center、飛行速度、交信担当
4タイトルITリスク((株)アイティードゥ 太田和彦)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容ITリスクの基礎、情報セキュリティ、情報セキュリティ人材
5タイトル地域防災(土木環境工学科 秦康範)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容自助・共助・公助、地区防災計画
6タイトル自然災害のリスク管理・危機管理(土木環境工学科 秦康範)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容自然災害による被害、国土の特徴、災害とは、災害は進化する
7タイトルリスク心理学(土木環境工学科 秦康範)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容錯覚、プロスペクト理論、フレーミング効果、認知的不協和理論、リスク認知
8タイトルICTシステム開発プロジェクト現場におけるリスク管理(YSKe-com 花田隆貴)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容失敗事例、プロジェクトマネージャー、計画の管理
9タイトル化学物質の安全管理1(応用化学科 和田智志)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容危険性の高い化学物質の種類、危険性、対応などを理解する
10タイトル化学物質の安全管理2(応用化学科 和田智志)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容毒性の高い化学物質の種類、危険性、対応などを理解する
11タイトルリスクコミュニケーション(土木環境工学科 秦康範)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容リスク情報とリスク認知、バイアス、リスクコミュニケーション、CAUSEモデル
12タイトル山梨県の災害対策(山梨県防災局)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容山梨県の災害対策の概要、防災新館、災害対策本部、総合防災情報システム、地域防災計画
13タイトル我が国の災害対策(土木環境工学科 秦康範)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容災害対策基本法、近年の災害事例、自治体の災害対応
14タイトルまとめ(土木環境工学科 秦康範)
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、授業の振り返りをMoodleに記入する
授業内容全体のまとめ
15タイトル評価:総括
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、わからなかった点を復習する
授業内容全体の総括と評価を行う
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
外部講師として実務家を招聘しており、各分野の実務経験を踏まえた立場から講義を行っている。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(C) 専門基礎学力
 土木材料・力学一般、構造工学・地震工学、地盤工学、水工水理学、交通工学・国土計画、土木環境システムの基礎を理解して、これを説明することができる。
(F) 問題の把握および専門知識の応用力
 基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。
<備考>
e-learning上に各講義資料をアップしています.各自で事前に資料を印刷してください.ただし,アップされている資料と講義で使うスライドは,必ずしも一致していません.しっかりと授業中にメモを取るようにしてください.

本科目の位置づけは,以下の通りである.
「防災工学I」             → 「防災工学II」
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