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授業科目名 機械工学実験I
時間割番号 TME306
担当教員名 全教員
開講学期・曜日・時限 前期・金・III-1-IV-1 単位数 1
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
機械工学科の重要科目である材料力学、振動工学、熱力学、流体工学、加工学、材料工学などに関連した機械工学の基礎実験を行う。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>機械工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
ME-A専門機械技術者として社会の要求を満たすための問題を設定しそれらを自力で解決するとともに、持続して自己の能力の向上に努めることができる。
ME-B機械工学の知識・技術に加えて、機械工学に関する最先端の技術を修得し、多様化する社会の要請に応じて、それを利用・応用することができる。
ME-C基礎的・専門的学力や論理的な表現力さらにコミュニケーション能力を修得し、科学的知見と技術を総合して社会的課題を解決する能力を身につける。
ME-D計画を立てそれを遂行するとともに、チームを組織して動かす能力を身につける。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
ME
1種々の機械工学基礎実験を行い、テキストでは得ることのできない実際の現象を自らの五感で確かめる。ME-A
2種々の機械工学基礎実験から座学で学んだ緒定理、法則等の重要性を知ること。ME-B
3機械工学に関する基礎知識を習得する。ME-C
4機械工学に関する基礎知識を活用して機械工学に関連する諸問題が解決できる能力を身につける。ME-D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%レポートと小テストにより評価
225%レポートと小テストにより評価
325%レポートと小テストにより評価
425%レポートと小テストにより評価
合計100% 
<授業の方法>
材料力学、振動工学、熱力学、流体工学、加工学、材料工学などに関連した座学科目の基礎を復習しておくこと。
また、「ものづくり実習I」および「ものづくり実習II」を修得していることが望まれる。
なお、本科目に続き「機械工学実験II」が開講されている。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 機械工学実験I テキスト
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル1.ガイダンス(概要,安全指導など)および実験報告書の書き方(1) (担当:教育主任)
事前学習
事後学習
テキストを読んで手書きレポートを作成(30分)
授業内容・実験の概要と安全指導を行う。
・レポートの書き方の指導を行う。
2タイトル2. 実験報告書の書き方(2)
事前学習
事後学習
テキストを読んで手書きレポートを作成(30分)
授業内容・実験データの処理、グラフの書き方と演習を行う。
3タイトル3.電気回路における振動計測(1) (以下はグループに分かれて実習する。担当は各教員)
事前学習
事後学習
テキストを読んで手書きレポートを作成(30分)
授業内容機械振動系と電気回路のアナロジー(analogy)を理解し、
電気回路で起こる力学的現象(1自由度系の減衰振動と強制振動)を計測する。
4タイトル4. 電気回路における振動計測(2)
事前学習
事後学習
テキストを参考に、手書きレポートの修正および課題を行いレポートを完成させる。(30分)
授業内容各自の実験結果を発表してもらい、ディスカッションを行う。
進捗状況を勘案し、シミュレーションを用いた解説を加え、振動系への理解を深める。
5タイトル5.炭素鋼の熱処理(1)
事前学習
事後学習
テキストを読んで手書きレポートを作成(30分)
授業内容・炭素鋼、熱処理、硬さ測定方法などを説明し試料の熱処理を行う。
・熱処理を行った試料の研磨と硬さ測定を行う。
6タイトル6. 炭素鋼の熱処理(2)
事前学習
事後学習
テキストを読んで手書きレポートの修正および課題を行いレポートにまとめる。(30分)
授業内容・試料を研磨し硬さ測定を3回行う。
・標準偏差を計算し、焼鈍温度とビッカース硬さの関係を考察する。
7タイトル7.切削機構の解析(1)
事前学習
事後学習
テキストを読んで手書きレポートを作成(30分)
授業内容切削条件を変更して、切削力を測定する。
きりくずを一定の長さで切断し、重さを計測する。
得られたデータから各種パラメータを求める。
8タイトル8. 切削機構の解析(2)
事前学習
事後学習
テキストに記載のある考察課題を解き、レポートを作成する。(30分)
授業内容考察課題を相互に説明、ディスカッションを行い、切削機構の理解を深める。
9タイトル9.固体材料の熱物性(1)
事前学習
事後学習
テキストに記載のある考察課題を解き、レポートを作成する。(30分)
実験結果を整理し、レポートを作成
授業内容・温度伝導率,熱伝導率,熱浸透率,熱容量の値を相互に比較する。
・物性値の違いが生じる原因について考察する
10タイトル10. 固体材料の熱物性(2)
事前学習
事後学習
レポートの修正と最終提出(30分)
授業内容・各自のレポートの進捗状況を互いに発表してもらい、更なる修正・加筆・内容の充実を図る。
11タイトル11.円管内流れの損失と流量測定(1)
事前学習
事後学習
テキストを読んで手書きレポートを作成(30分)
授業内容・円管内流れの損失と流量に関する実験を行う。
・流速を変化させ、圧力の測定、流量の測定、流れの可視化などを行う。
12タイトル12. 円管内流れの損失と流量測定(2)
事前学習
事後学習
テキストを読んで手書きレポートを作成(30分)
授業内容・実験結果の解析、考察等を各自発表してもらい、報告レポートの作成状況と内容チェックを行う。
・課題に関する解説を行い、修正や加筆を加えることでレポート完成度の向上を目指す。
13タイトル13. 引張試験(1)
事前学習
事後学習
テキストを読んで手書きレポートを作成(30分)
実験結果を整理し、レポートを作成
授業内容軟鋼とアルミニウム材料の引張試験を行う。
14タイトル14. 引張試験(2)
事前学習
事後学習
実験結果を整理し、レポートを作成
レポートの修正
授業内容測定結果から応力-ひずみ線図を作成し,材料強度に関する特性とその評価方法について理解を深める。
15タイトル15.総括とまとめ
事前学習
事後学習
テキストを読んで手書きレポートを作成(30分)
授業内容総括とまとめ
<備考>
・テキストはPDFファイルで配布する。配布方法は別途指示する。