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授業科目名 メカトロニクス工学実験I
時間割番号 TJM321
担当教員名 全教員
開講学期・曜日・時限 前期・火・III-IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
 メカトロニクスの開発設計には情報,電気,機械の知識を理解し,利用できなければならない。本実験では,メカトロニクスシステムの開発設計に必要となる基本的な知識の習得を目指した実験を行う。本科目は2時限連続で実施する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>メカトロニクス工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
JM-A専門1.技術者・研究者にとって必要な数学と物理の基礎知識数学の基礎的事項(微分積分、線形代数、確率統計、フーリエ変換など)の理論と活用方法を説明でき、それらを使った計算ができる。
JM-B物理の基礎的事項(力学、電磁気学、波動、熱力学)の理論と活用方法を説明でき、それらを使った計算ができる。
JM-C2.三分野での活躍を目指す技術者・研究者にとって必要な基礎知識と技術CADを使って、JISに基づく機械製図が書け、それに従って基本的な工作機械を使った簡単な加工品が製作できる。
JM-D一次及び二次遅れ系の伝達関数とボード線図を求めることができ、それらに基づきPID制御などの基本制御系の設計ができる。
JM-E3.三分野のうち、一つ以上のより専門的な技術と知識。少なくとも一分野の技術と知識を十分に身につけ、さらに一つ以上の分野の技術と知識も身につける。1.機械分野材料の性質を理解した上で、設計に適した材料やその加工法が選択でき、機器の設計をすることができる。
JM-F4.三分野の知識を利用した分野をまたがった活用三分野を横断した考え方をもとにした議論の上で、結果を導き出すことができる。
JM-G5.研究・開発工程を把握・設計できる基礎技術と、研究・開発遂行に必要なコミュニケーション能力の習得異なる技術分野をコアとする技術者とともに、目的の共有と課題の把握ができ、その解決方法について議論できる。
JM-H課題を解決するための提案、デザイン、手順を含む構成要素を議論でき、それに基づいて実行できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
JM
1板金加工の中の特に「曲げ」「溶接」の加工の基本を行えるようになる。JM-C
2構造物の共振現象の測定と連続体の振動モード解析が行える。JM-A
3鋼の熱処理による組織の変化を調べるとともに硬さ測定を行うことができ、組織と硬さの関係について説明できる。JM-E
4温度のPID制御ができ、説明できる。JM-D
5偏光、複屈折、結晶などの基本概念を説明でき、ニオブ酸リチウム結晶を用いた光変調をしてその偏光特性を測定できる。JM-B
6電磁石の性質を実験結果より説明できる。DCモータ、ステッピングモータの構造や特性に関する実験が行え、それらを説明できる。JM-B
7指導書の内容を読み取り3分野にまたがる実験を行い、レポートにまとめることができるJM-F
8工作機械、実験器具などを正しく使用して加工や実験ができる。JM-H
9グループで協力して実験に取り組むことができる。JM-G
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
110%本目標の到達度を授業中の実験取り組み状況とレポートによって評価する。
210%本目標の到達度を授業中の実験取り組み状況とレポートによって評価する。
310%本目標の到達度を授業中の実験取り組み状況とレポートによって評価する。
410%本目標の到達度を授業中の実験取り組み状況とレポートによって評価する。
510%本目標の到達度を授業中の実験取り組み状況とレポートによって評価する。
610%本目標の到達度を授業中の実験取り組み状況とレポートによって評価する。
720%本目標の到達度を授業中の実験取り組み状況とレポートによって評価する。
810%本目標の到達度を授業中の実験取り組み状況で評価する。
910%本目標の到達度を授業中の実験取り組み状況で評価する。
合計100% 
<授業の方法>
 メカトロニクス工学実験Iは、メカトロニクス工学実験IIと1年間連続して実施する科目です。メカトロニクス工学実験Iのみだと、グループごとに異なる実験課題となりますが、メカトロニクス工学実験IIまで履修することですべてのグループが同じ実験課題を行うことになります。
 本科目は実験科目です。したがって、全てのレポートを提出することが最低条件となります。一つでもレポートが未提出の課題があった場合、総合評価は0点となるので注意してください。また、レポートを提出する資格は授業に出席してその課題の実験を行うことなので、無断欠席はしないでください。病気などで欠席するときには担当教員に必ず連絡してください。くわしくは、1回目のガイダンスで説明します。
 一年次、二年次に行ってきた実験の指導書を読み直しておくと理解が深まります。レポートの記述に関しては、「科学の作法」の指導書を読み直しておくと良いでしょう。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
この科目は実験を多く行い授業を進めますので、前もって指導書の予習を必ずしてください。実験内容の深い理解に役立ちます。
<テキスト>
  1. pdfファイルで配布,
    (実験Iと実験IIは同じテキストです。)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス
事前学習
事後学習
特になし
授業内容ガイダンスを行い、本科目の履修方法、実験課題の概要、注意事項などを説明する。
2タイトル板金・溶接①
事前学習
事後学習
【事前学習】指導書を読んでくる
【事後学習】実験結果の整理
授業内容壁掛けの箱を製作する過程において、板金加工の中の特に「曲げ」「溶接」の加工の基本を行えるようになる実験課題を行う。
3タイトル板金・溶接②
事前学習
事後学習
【事前学習】指導書を読んでくる
【事後学習】レポート作成
授業内容壁掛けの箱を製作する過程において、板金加工の中の特に「曲げ」「溶接」の加工の基本を行えるようになる実験課題を行う。
4タイトル振動系の特性と振動モード解析①
事前学習
事後学習
【事前学習】指導書を読んでくる
【事後学習】実験結果の整理
授業内容振動系の特性と振動モード解析
構造物の共振現象の測定と連続体の振動モード解析が行えるようになる実験課題を行う。
5タイトル振動系の特性と振動モード解析②
事前学習
事後学習
【事前学習】指導書を読んでくる
【事後学習】レポート作成
授業内容振動系の特性と振動モード解析
構造物の共振現象の測定と連続体の振動モード解析が行えるようになる実験課題を行う。
6タイトル鋼の熱処理①
事前学習
事後学習
【事前学習】必ず事前学習動画を視聴する、実験実施要領に目を通す、指導書を読んでくる
【事後学習】実験結果の整理
授業内容熱処理された鋼の組織観察用試料を作ることができるとともに、各熱処理によって得られた組織について詳しく説明できるようになるための実験課題を行う。
7タイトル鋼の熱処理②
事前学習
事後学習
【事前学習】指導書を読んでくる
【事後学習】レポート作成
授業内容鋼の硬さ測定を通して、いくつかの硬さ試験を実施できるとともに、各熱処理が施された鋼の組織と硬さの関係について説明ができるようになるための実験課題を行う。
8タイトル温度のPID制御①
事前学習
事後学習
【事前学習】指導書を読んでくる
【事後学習】実験結果の整理
授業内容温度のPID制御ができ、説明できるようになる実験課題を行う。
9タイトル温度のPID制御②
事前学習
事後学習
【事前学習】指導書を読んでくる
【事後学習】レポート作成
授業内容温度のPID制御ができ、説明できるようになる実験課題を行う。
10タイトル結晶の偏光特性測定①
事前学習
事後学習
【事前学習】指導書を読んでくる
【事後学習】実験結果の整理
授業内容偏光、複屈折、結晶などの基本概念を説明でき、ニオブ酸リチウム結晶を用いた光変調をしてその偏光特性を測定できるようになる実験課題を行う。
11タイトル結晶の偏光特性測定②
事前学習
事後学習
【事前学習】指導書を読んでくる
【事後学習】レポート作成
授業内容偏光、複屈折、結晶などの基本概念を説明でき、ニオブ酸リチウム結晶を用いた光変調をしてその偏光特性を測定できるようになる実験課題を行う。
12タイトルモーター①
事前学習
事後学習
【事前学習】指導書を読んでくる
【事後学習】実験結果の整理
授業内容電磁石の性質を実験結果より説明できる。DCモータ、ステッピングモータの構造や特性に関する実験が行え、それらを説明できるようになる実験課題を行う。
13タイトルモーター②
事前学習
事後学習
【事前学習】指導書を読んでくる
【事後学習】レポート作成
授業内容電磁石の性質を実験結果より説明できる。DCモータ、ステッピングモータの構造や特性に関する実験が行え、それらを説明できるようになる実験課題を行う。
14タイトル特別実験課題
事前学習
事後学習
【事前学習】指導書を読んでくる
【事後学習】レポート作成
授業内容13回までの実験課題を補足する内容の実験を行う。
15タイトル総合評価とまとめ
事前学習
事後学習
特になし
授業内容これまでの実験内容を振り返り、重要な事項を説明できるようになるためのレポートを作成する。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
企業経験のある教員が担当の場合は、経験に基づき実践的な指導が行われる。
<備考>
(未登録)