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授業科目名 プログラミング入門
時間割番号 TJM102
担当教員名 丹沢 勉/北野 雄大
開講学期・曜日・時限 前期・火・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
プログラミングの基礎をC言語で学ぶ.ただし,Cは大きな言語なので,その基本的な部分を対象とする.
 講義を通して学ぶのは,プログラムとプログラミングとは何か,変数や処理とは何か,条件分岐と繰り返しの制御構造,関数,デバッグの仕方などである.単にC言語の文法や意味を覚えるにとどまらず,コンピュータでの「計算」のイメージをつかんでもらうことも重要な目的である.
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>メカトロニクス工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
JM-A専門1.技術者・研究者にとって必要な数学と物理の基礎知識数学の基礎的事項(微分積分、線形代数、確率統計、フーリエ変換など)の理論と活用方法を説明でき、それらを使った計算ができる。
JM-B2.三分野での活躍を目指す技術者・研究者にとって必要な基礎知識と技術C言語による基本的(データ型、制御構造、関数等)なプログラムが作成でき、組込み用マイコンの基本的なI/O制御プログラムをマイコンの概要と動作の理解の上で作成できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
JM
1コンピューティング,プログラムおよびプログラミング作業とは何か,その基本概念を説明できる.JM-A
2C言語の核となるサブセットである基本データ型,制御構造,関数等の基礎を説明できる.またこのサブセットを用いた初歩的なプログラムが実装できる.JM-A
3プログラム作成,実行に必要な環境やツール(OS,コンパイラなど)の使い方の基礎を説明できる.JM-B
4コメントなどを含め,保守性にある程度配慮したプログラムの書き方の基本を説明できる.JM-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%レポート,テスト,課題で該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
225%レポート,テスト,課題で該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
325%レポート,テスト,課題で該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
425%レポート,テスト,課題で該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
合計100% 
<授業の方法>
パソコンの基本的な操作に関する知識.
moodle上に事前学習動画が掲載されるので動画を視聴し,事前学習を行う.二週目以降は授業開始時に小テストを行い,事前学習の理解度を確認する.
事後学習として課題をmoodle上に提出する.
<受講に際して・学生へのメッセージ>
本講義ではVisual Studioを利用してプログラミング学習を行う.第1回の授業開始までにインストールを実施すること.バージョンや詳細な手順については,moodleに掲示する.
<テキスト>
  1. 柴田 望洋, 新・明解C言語入門編, ソフトバンククリエイティブ, ISBN:479737702X
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル文字や数字の表現,コンパイル,実行
事前学習
事後学習
事前学習:情報処理及び実習の復習・各自PCに環境のインストール,事前学習動画の視聴(10分)
事後学習;演習問題 moodleへ提出
授業内容プログラムの基本的な構成を学び,簡単なC言語のプログラムを実際に作成,実行する手順を説明できるようにする.見やすいプログラムの書き方として注釈(コメント文),字下げ(インデント)について説明できるようにする.処理結果の出力方法として画面への文章や数値の表示について説明できるようにする.
2タイトル変数と四則演算,キーボード入力
事前学習
事後学習
事前学習:事前学習動画の視聴(10分)
事後学習;演習問題 moodleへ提出
授業内容計算に利用する変数の使い方について学び,変数を用いた単純な四則演算について説明できるようにする.キーボードからの入力について説明できるようにする.
3タイトルキャスト,デバック
事前学習
事後学習
事前学習:事前学習動画の視聴(10分)
事後学習;演習問題 moodleへ提出
授業内容変数を用いた応用的な四則演算について説明できるようにする.変数の基本データ型について説明でき,キャストを用いた型変換について説明できるようにする.一般的な統合開発環境に搭載されているデバック機能について説明でき,演習中のプロブラムエラーに対する自己解決手法について説明できるようにする.
4タイトルif 文
事前学習
事後学習
事前学習:事前学習動画の視聴(10分)
事後学習;演習問題 moodleへ提出
授業内容プログラミングにおける条件分岐処理としてif 文の使い方について説明できるようにする.if文の基本的な書き方と条件関係子,if else文について説明できるようにする.
5タイトルswitch文
事前学習
事後学習
事前学習:事前学習動画の視聴(10分)
事後学習;演習問題 moodleへ提出
授業内容プログラミングにおける条件分岐処理としてswitch文の使い方について説明できるようにする.switch文の基本的な書き方とbreak文について説明できるようにする.if文とswitch文の違いについて説明でき,書き換えについて説明できるようにする.
6タイトルwhile文
事前学習
事後学習
事前学習:事前学習動画の視聴(10分)
事後隔週;演習問題 moodleへ提出
授業内容プログラミングにおける繰り返し処理としてwhile文の使い方について説明できるようにする.while文の基本的な書き方とdo while文について説明できるようにする.While文とdo文の違いについて説明でき,書き換えについて説明できるようにする.
7タイトルfor文
事前学習
事後学習
事前学習:事前学習動画の視聴(10分)
事後隔週;演習問題 moodleへ提出
授業内容プログラミングにおける繰り返し処理としてfor文の使い方について説明できるようにする.for文の基本的な書き方について説明できるようにする.for文とwhile文の処理手順の違いについて説明でき,書き換えについて説明できるようにする.
8タイトル複合的な制御構造の作成、連結コンパイル
事前学習
事後学習
事後隔週;演習問題 moodleへ提出
授業内容1~7週までに学習した処理を組み合わせた複合的な制御構造の作成を行う.単体で学習した処理を組み合わせることで実現できる処理について説明できるようにする.複数のファイルを組み合わせた連結コンパイルについて説明できるようにする.
9タイトル中間試験と講義全体の復習
事前学習
事後学習
事前学習:過去の事前学習動画の視聴(60分)
授業内容1~8週までの理解度を評価する中間試験を実施する.試験内容の解説,総評を行うことで前半の講義について復習を行う.
10タイトル配列
事前学習
事後学習
事前学習:事前学習動画の視聴(10分)
事後学習;演習問題 moodleへ提出
授業内容多くのデータを管理する手法として配列について説明できるようにする.配列の基本的な書き方について説明でき,繰り返し処理の配列への応用について説明できるようにする.
11タイトル二次元配列
事前学習
事後学習
事前学習:事前学習動画の視聴(10分)
事後学習;演習問題 moodleへ提出
授業内容より多くのデータを管理する手法として二次元配列について説明できるようにする.二次元配列の基本的な書き方について説明でき,繰り返し処理の二次元配列への応用について説明できるようにする.
12タイトル関数
事前学習
事後学習
事前学習:事前学習動画の視聴(10分)
事後隔週;演習問題 moodleへ提出
授業内容不定期に繰り返し書く必要がある処理を簡潔な表現にまとめる手法として関数について説明できるようにする.関数の基本的な書き方について説明でき,配列の関数への応用について説明できるようにする.
13タイトル変数の有効範囲
事前学習
事後学習
事前学習:事前学習動画の視聴(10分)
事後隔週;演習問題 moodleへ提出
授業内容C言語プログラミングにおける変数の有効範囲について説明できるようにする.変数の有効範囲の概念としてローカル変数,グローバル変数,ローカルスコープについて説明できるようにする.
14タイトルより複合的な制御構造の作成
事前学習
事後学習
事後隔週;演習問題 moodleへ提出
授業内容1~13週までに学習した処理を組み合わせた複合的な制御構造の作成を行う.単体で学習した処理を組み合わせることで実現できる処理や発生するエラーに対する自己解決手法について説明できるようにする.
15タイトル期末試験と講義全体の復習
事前学習
事後学習
事前学習:過去の事前学習動画の視聴(40分)
事後学習:1~14週までの処理を組み合わせた最終課題レポートの提出
授業内容1~14週までの理解度を評価する期末試験を実施する.試験内容の解説,総評を行うことで講義全体の復習を行う.
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
企業において,組込システムやPC上のプC言語,C++言語をによるプログラミング開発を行っいた.
その経験から,プログラム開発の考え方,コメントの重要性,基本的なデバッグ方法などを指導していく.
<備考>
(未登録)