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授業科目名 環境工学実験
時間割番号 TCE308
担当教員名 原本 英司/森 一博/遠山 忠/中村 高志/八重樫 咲子
開講学期・曜日・時限 前期・水・III-IV 単位数 1
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
浄水・用水および下排水処理は、健康で快適な市民生活と産業活動の根幹であると同時に、水環境の保全にも大きな役割を果たしている。この科目では、実際施設の設計・維持管理で重要な水質管理項目について実験を通じて学び、その内容を理解する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>土木環境工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
CE-A専門(D)問題解析・分析能力主要分野に関する実験・実習における実体験を通じて、現象の理解を深め、これを応用することができる。
CE-B(F)問題の把握および専門知識の応用力基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
CE
1水環境工学分野で利用される重要な測定技術を体得し、設計・維持管理への応用を理解できる。CE-A
2グループでの実験作業において、他人と協力して目標を達成することができる。CE-A
3実験結果を整理し、わかりやすく説明できる。CE-B
4実験結果を解析し、結果の妥当性を検討できる。CE-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%測定技術の理解度を評価(受講態度、レポート、期末試験)
225%実験作業時の協働性を評価(受講態度、レポート)
325%実験結果の整理能力を評価(受講態度、レポート、期末試験)
425%実験結果の解析能力を評価(受講態度、レポート、期末試験)
合計100% 
<授業の方法>
全体説明および3つの実験群の概要説明の後、履修者は6つのグループ(A~F)に分かれ、3つの実験群をローテーションしてすべて履修する。各群は、実験作業4コマと解析作業4コマの計8コマから構成されている。すべての群を履修した後、期末試験とまとめを実施する。
「授業計画の概要」に示す日程は、Aグループの履修順序を示したものであり、グループによって順序は異なる。
実験科目であるため、対面形式で実施することを基本とするが、実験概要説明等はオンライン形式で実施する場合もある。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
環境工学概論、基礎化学I~II、基礎生物学、衛生工学及び演習、土木環境科学実験等で習ってきた事項の理解を前提としている。なお、実験に先立って、あらかじめ配布の実験テキストの熟読、ならびに、実験当日は白衣や実験ノート、電卓、タオル等の持参が必要である。また、実験では危険を伴うこともあるため、実験に適した服装と慎重な作業を心がけること。
<テキスト>
  1. 専用の実験テキストを配布する
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル全体説明(全教員)、第1群の解説(八重樫)
事前学習
事後学習
事前学習:「衛生工学及び演習」等の関連科目の教科書や講義資料を読んでおく。
事後学習:配布された実験テキストを読む。
授業内容シラバスの説明(JABEEプログラムの学習・教育目標との関連を含む)を行った後、第1群について、実験の概要や予習課題の説明等を行う。
2タイトル第2群の解説(原本、中村)
事前学習
事後学習
事前学習:「衛生工学及び演習」等の関連科目の教科書や講義資料を読んでおく。
事後学習:配布された実験テキストを読む。
授業内容第2群について、実験の概要や予習課題の説明等を行う。
3タイトル第3群の解説(森、遠山)
事前学習
事後学習
事前学習:「衛生工学及び演習」等の関連科目の教科書や講義資料を読んでおく。
事後学習:配布された実験テキストを読む。
授業内容第3群について、実験の概要や予習課題の説明等を行う。
4タイトル第1群 凝集による浮遊物質の除去(八重樫)
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめ実験テキストに目を通して内容を理解する。
事後学習:実験の内容を振り返り、結果を整理する。
授業内容凝集による浮遊物質の除去に関する実験を実施する。
5タイトル第1群 実験結果解析、レポート作成(八重樫)
事前学習
事後学習
事前学習:実験結果を整理し、レポート課題の内容を確認する。
事後学習:関連書籍等を読み、実験内容の理解を深める。
授業内容前週の実験に関するレポートを作成する。
6タイトル第2群 微生物の消毒処理(1)(原本、中村)
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめ実験テキストに目を通して内容を理解する。
事後学習:実験の内容を振り返り、結果を整理する。
授業内容微生物の消毒処理実験で使用する器具や試薬を準備する。
7タイトル第2群 実験結果解析、レポート作成(原本、中村)
事前学習
事後学習
事前学習:実験結果を整理し、レポート課題の内容を確認する。
事後学習:関連書籍等を読み、実験内容の理解を深める。
授業内容前週の実験に関するレポートを作成する。
8タイトル第2群 微生物の消毒処理(2)(原本、中村)
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめ実験テキストに目を通して内容を理解する。
事後学習:実験の内容を振り返り、結果を整理する。
授業内容準備した器具と試薬を用い、大腸菌の塩素消毒実験を実施する。
9タイトル第2群 実験結果解析、レポート作成(原本、中村)
事前学習
事後学習
事前学習:実験結果を整理し、レポート課題の内容を確認する。
事後学習:関連書籍等を読み、実験内容の理解を深める。
授業内容前週の実験に関するレポートを作成する。
10タイトル第3群 下水処理(1)(森、遠山)
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめ実験テキストに目を通して内容を理解する。
事後学習:実験の内容を振り返り、結果を整理する。
授業内容下水処理に関する実験を実施する。
11タイトル第3群 実験結果解析、レポート作成(森、遠山)
事前学習
事後学習
事前学習:実験結果を整理し、レポート課題の内容を確認する。
事後学習:関連書籍等を読み、実験内容の理解を深める。
授業内容前週の実験に関するレポートを作成する。
12タイトル第3群 下水処理(2)(森、遠山)
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめ実験テキストに目を通して内容を理解する。
事後学習:実験の内容を振り返り、結果を整理する。
授業内容下水処理に関する実験を実施する。
13タイトル第3群 実験結果解析、レポート作成(森、遠山)
事前学習
事後学習
事前学習:実験結果を整理し、レポート課題の内容を確認する。
事後学習:関連書籍等を読み、実験内容の理解を深める。
授業内容前週の実験に関するレポートを作成する。
14タイトルレポート解説(全教員)
事前学習
事後学習
事前学習:提出した実験レポートの内容を確認しておく。
事後学習:解析が不十分であった課題に再度取り組む。
授業内容3つの群で課したレポート課題の内容を解説する。
15タイトル期末試験、まとめ(全教員)
事前学習
事後学習
事前学習:実験テキストを読み、実験内容と結果を復習する。
事後学習:解けなかった試験問題の正解を確認し、理解を深める。
授業内容3つの群で実施した実験内容に関する試験を実施し、解説を行うことで、知識・理解の定着を図る。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(D) 問題解析・分析能力
 主要分野に関する実験・実習における実体験を通じて、現象の理解を深め、これを応用することができる。
(F) 問題の把握および専門知識の応用力
 基礎科目で習得した知識・技術を課題探究、問題解決に応用することができる。
<備考>
実験ごとに課されるすべてのレポートを提出する必要があります。未提出のレポートが1つでもあった場合、単位の取得は不可となります。レポートの提出遅れは大幅な減点となります。なお、レポートは手書きとします。
本授業科目の位置づけは以下の通りです。
土木環境デザイン→環境工学概論→衛生工学及び演習・環境生態学→【環境工学実験】・水処理工学→環境生物学