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授業科目名 化学実験
時間割番号 TAM109
担当教員名 佐藤 哲也/米崎 功記/丸山 祐樹/山本 千綾
開講学期・曜日・時限 後期・火・III-1-V-1 単位数 2
<対象学生>
先端材料理工学科1年生
<授業の目的>
 広範囲な化学の領域(物理化学・分析化学・無機化学・有機化学など)を網羅し、化学に関する基礎的な知識と基本的な実験技術とが習得できるようにテーマを厳選した。前期の入門化学と組み合わせて、”化学的センス”に加え、基礎工学および応用工学の分野における”科学的基礎学力”を涵養する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>先端材料理工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
AM-A専門1.基礎的知識化学
AM-B2.専門的知識・技術融合科学技術
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
AM
11)化学実験における器具や機器を正しく操作することができる。AM-A
22)化学薬品に関して基本的な化学的性質を説明することができる。AM-A
33)実験に臨む際に、実験目的や化学的基礎知識を事前に確認したり手順を確認しておくことにより、実験を円滑に実施することができる。AM-B
44)化学的事物・現象について観察した結果を、正確に記録し、かつ適切にグラフや表に整理することができる。AM-A
55)化学的事物・現象について、正確な化学的表現を使い説明することができる。数値データの定量的な解析を行うことができる。AM-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%実験ノートへの記録,予習課題レポートおよび実験結果レポートにより評価
220%実験ノートへの記録,予習課題レポートおよび実験結果レポートにより評価
320%実験ノートへの記録,予習課題レポートおよび実験結果レポートにより評価
420%実験ノートへの記録,予習課題レポートおよび実験結果レポートにより評価
520%実験ノートへの記録,予習課題レポートおよび実験結果レポートにより評価
合計100% 
<授業の方法>
1年次で開講されている入門化学1,2を履修し、一般化学の基礎事項を学習しておくことが望ましい。
各班、週替わりで1テーマの実験を行う。
割り当てられた実験日の前日までに予習課題レポートに取り組み、実験開始前に提出する。
実験終了後、実験結果レポートをまとめ、次の実験日の授業開始前にレポートを提出する。
間違えたレポートは修正し再提出する。

詳細は初回ガイダンスの際に連絡する。

「面接授業」形式で実施する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 実験中の怪我や実験の失敗をさけるため、必ず予習しておく。
「化学実験指導書」を熟読し、特に操作上の注意点を理解しておく。
関連事項は参考書を参照し、基礎理論を確認しておく。
実験室内では、保護めがねと白衣を必ず着用する。(着用していな者は入室できない)
専用実験ノート(A4:縦横線入りが好ましい、ルーズリーフ不可)、筆記用具、電卓、方眼紙(1mmごとに目盛りがはいったもの)、定規、手拭き用タオルを携帯する。
<テキスト>
  1. 山梨大学 工学部, 化学実験指導書および化学実験レポート,
    (化学実験指導書および化学実験レポートは山梨大学生協書籍部でセットで購入することができる。)
<参考書>
  1. Theodore L. Brown, et. al., 荻野和子監訳, ブラウン一般化学I, 丸善出版, ISBN:978-4-621-30010-7,
    (3000円(税別)入門化学I,II他でも使用します)

  2. Theodore L. Brown, et. al., 荻野和子監訳, ブラウン一般化学II, 丸善出版, ISBN:978-4-621-30011-4,
    (3200円(税別)入門化学I,II他でも使用します)

  3. 化学同人編集部 編, 実験を安全に行うために(第8版), 化学同人, ISBN:978-4-7598-1833-8,
    (学生基礎実験から専門実験の基礎となる書籍です。)

  4. 化学同人編集部 編, 続・実験を安全に行うために ー基本操作・基本測定 編ー(第4版), 化学同人, ISBN:978-4-7598-1834-5,
    (学生基礎実験から専門実験の基礎となる書籍です。)
<授業計画の概要>
1タイトル化学実験に関する安全教育.機器等取扱方について
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容化学実験に関する安全教育.機器等取扱方について説明を行う
2タイトル分子の電子スペクトルと分子構造 
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
3タイトル溶液の凝固点降下
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
4タイトル反応速度と活性化エネルギー
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
5タイトルヨウ素時計反応の反応次数
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
6タイトル金属イオンの反応と検出
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
7タイトル容量分析-標準液の調製と酸塩基滴定
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
8タイトル容量分析法による溶解度・溶解度積の測定
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
9タイトル吸光光度法による銅(II)イオンの定量
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
10タイトルアセトアニリドの合成と精製
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
11タイトル染料用アゾ化合物の合成と染色
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
12タイトル有機化合物の融点と混融試験
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
13タイトル分子模型による異性体の立体構造等の観察
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
14タイトル結晶構造の描画(PC使用)
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容実験
15タイトル実験補講
事前学習
事後学習
予習課題レポート作成
実験結果レポート作成
授業内容総括
<備考>
初回に実験を安全に行うための教育を実施する。
この安全教育を受けないと,次回の実験課題に進めない。