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授業科目名 観光政策科学概論B
時間割番号 LST108
担当教員名 田中 敦/岡野 千帆
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 2
<対象学生>
1年生
観光政策科学概論Aを受講済であることが望ましい
<授業の目的>
(田中)観光政策を立案、推進していくためには複数の視点からその効果や影響について深くシミュレーションしていくことが重要です。例えば急速な訪日観光客の誘致は一方でオーバーツーリズムの問題を引き起こし地域住民に多大な影響を与えてしまうリスクと表裏一体にあります。この授業ではディベートを通じて、観光政策について賛否両面の立場から自分たちで情報を集め分析し議論をすることで思考を深め、多面的な視点の重要さを学びます。
(岡野)ツーリズム産業では、観光庁をはじめとした各省庁や団体が、さまざまなデータを発表しており、これらのオープンデータから基礎情報を収集し、観光マーケティングに活かすことが求められます。一方で、こうしたデータや情報を適切に使用しないと、間違った解釈を生んでしまうこともあります。本講義では、よく使うツーリズム産業関連のデータの紹介と情報収集方法を学ぶとともに、基本的なマーケティングリサーチについて学びます。また、収集したデータをどのように活用していくのかを、Excelの演習を通じて学びます。

なお、本授業は2022年4月以前入学生向けの科目「LST111 観光地形成論」の振替科目です。「LST111 観光地形成論」の単位を取得済みの場合、本科目で取得した単位は卒業要件の単位数に含まれませんのでご注意ください。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>地域社会システム学科向け
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシー未選択
1・国内外の観光の現状や課題、観光政策について概観し、観光学に対する全体像を掴む。
2・観光政策の立案プロセスにおいてそのメリット、デメリットの双方の視点から問題を掘り下げることの重要性を理解しディベートを通じて説明ができる。
3・ツーリズム産業関連のデータの紹介と情報収集方法および基本的なマーケティングリサーチの手法を知る。
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%個人レポート(グループ活動のものとほぼ同じ内容で大丈夫です)
230%出席・授業準備・積極的な発言
320%グループワークやプレゼンテーションでの発表
合計100% 
<授業の方法>
・事前課題に基づく発表やグループワークやプレゼンテーションを取り入れながら、学生主導型の授業を行うため、事前の準備や学習が必要です。
・基本的なエクセル、パワーポイントの操作を行うことができノートPCを持参することが望ましいです。
・原則として面接授業とするが、状況によって教員がTeamsまたはZOOM により双方向で学生にライブ授業を行う場合があります
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・授業は2日間にわたっての集中講義となります。9月の実施を予定しておりますが詳細は別途発表致します。
・授業時間外での事前準備やグループでの資料作成などの活動が必要となります。
・授業で作成したプレゼンの内容等についてMiraiサロンやシンポジウムで発表していただく場合がありますのでご協力をよろしくお願いします。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション
事前学習
事後学習
(不要)
授業内容集中講義の概要と事前準備について説明します。
2タイトルマーケティングリサーチの基礎(情報収集と集めたデータの活用)(前半)/ 担当:岡野
事前学習
事後学習
オリエンテーション時に案内します
授業内容ツーリズム産業でよく使うデータの紹介と具体的な情報収集の方法や調べ方を学びます。また、アンケートやヒアリングなど、基本的なマーケティングリサーチについて実例を元に学びます。また、収集したデータはどのように活用するのか、実際にExcelで簡単な集計作業の実習を行います。
3タイトル観光政策立案におけるプロセスと複数の視点/ 担当:田中 (後半)
事前学習
事後学習
オリエンテーション時に案内します
授業内容3~4名程度のグループに分かれて、教員が設定した観光政策に関するテーマに基づきまず複数の視点からそのメリットやデメリットについて深く検討し準備シートを作成します。その上で、賛成、反対のそれぞれの立場からディベートを行い、政策立案の理解を深めます。現在進行中の観光分野をテーマとして取り入れるため、事前学習が必須となります。
(これまでのテーマの例:山梨県では民泊は推進すべきか? 全国割は実施すべきか? 企業はワーケーションを推進すべきか? など)
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
教員は観光系シンクタンクの出身者および現役の主任研究員である。
<備考>
※授業の円滑で効果的な進行のために、そのときのテーマや受講者の習熟度などによって授業の順番や内容を変更する場合があります。詳細な改めてCNSで発表します。