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授業科目名 基礎生化学実験
時間割番号 LFS228
担当教員名 岸本 宗和/久本 雅嗣/三木 健夫/乙黒 美彩/斉藤 史恵/榎 真一/青木 是直
開講学期・曜日・時限 後期・木・III-V 単位数 2
<対象学生>
地域食物科学科2年次
<授業の目的>
3年次の学生実験および卒論研究の基礎として必要なピペット操作、ガラス器具や基本的な機器の取り扱いや試薬の取り扱い方、溶液の調製方法、定量実験などを行って、基礎知識や考え方を理解・習得する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>地域食物科学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
FS-A専門食物に関して、原料から加工、栄養までの大きな流れを体系的に説明できる。
FS-B共通汎用能力5・問題解決力計画力課題の解決に向けた実現可能な計画を具体的に立案できる。
FS-C実行力計画に従って解決に取り組むことができる。
FS-D省察力取り組みを評価し、解決方法や計画を改善できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
FS
1実験に必要な基礎的技術を学び、安全で確実な実験ができるような基本的技術を習得できるFS-A
2地域食物科学の研究領域で基本的な実験計画を立案できるFS-B
3地域食物科学の研究領域で基本的な実験の実行力を習得できるFS-C
4地域食物科学の研究領域で必要な省察力を習得できるFS-D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%実験ノートやレポート課題、実験の取り組みの姿勢より、実験目的および原理の理解度を評価する。
225%実験ノートやレポート課題、実験の取り組みの姿勢より、実験計画の理解度を評価する。
325%実験ノートやレポート課題、実験の取り組みの姿勢より、実験の実行力を評価する。
425%実験ノートやレポート課題、実験の取り組みの姿勢より、実験の省察力を評価する。
合計100% 
<授業の方法>
実験室での実習を中心とする。
実験目的、原理などについて説明を受けた後、具体的な材料を用いて実験操作を行い、得られた結果を考察し、レポートにまとめる。
一部の授業はライブ型(リアルタイム配信)あるいはオンデマンド型(Moodle等による資料配布、課題提示などによる非同期授業)を適宜組み合わせて実施する場合がある。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
本科目が始まるまでに下記のものを用意してください
・白衣(高校で使っていたものがあれば使用してください)
・保護メガネ
・実験ノート(指定のものはありません)
なお、実験テキスト(冊子)は初回の授業開始時に配布します
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. Donald Voet 他, ヴォート基礎生化学 第5版, 東京化学同人, ISBN:978-4807909254
<授業計画の概要>
1タイトル実験を始める前に・安全教育(岸本)
事前学習
事後学習
事前に配布されるテキストをよく読んでおく
実験の内容を実験ノートに整理しておく
授業内容実験を安全に行うための心得
実験を行うための服装
実験台、実験室の整理
数字の取り扱い
2タイトル液体の体積計量とピペットの扱い方①(乙黒)
事前学習
事後学習
事前に配布されるテキストをよく読んでおく
実験の内容を実験ノートに整理しておく
授業内容実験器具の取り扱い、実験器具の名称
体積と質量について
3タイトル液体の体積計量とピペットの扱い方②(乙黒)
事前学習
事後学習
事前に配布されるテキストをよく読んでおく
実験の内容を実験ノートに整理しておく
授業内容液体の体積計量
ホールピペット、メスピペット、マイクロピペットの取り扱い
安全ピペッター、ボルテックスミキサーとスターラーの操作
4タイトル還元糖の測定 (ソモギー-ネルソン法)(岸本)
事前学習
事後学習
事前に配布されるテキストをよく読んでおく
実験の内容を実験ノートに整理しておく
授業内容ソモギー・ネルソン法
ワイン中の還元糖の定量
比色定量、検量線について
5タイトル実験データの取り扱いと統計解析(榎)
事前学習
事後学習
Moodleに掲載する事前説明動画を閲覧し、実習内容をあらかじめ理解する。
課題レポートを行い、重要点について理解を深める。
授業内容有効数字、実験データの取り扱い(オンライン)
実験に用いる統計の手法(オンライン)
6タイトル安全管理と試薬の取扱い・ガラス細工(斉藤)
事前学習
事後学習
Moodleに掲載する事前説明動画を閲覧し、実習内容をあらかじめ理解する。
課題レポートを行い、重要点について理解を深める。
授業内容試薬や有機溶媒、ドライアイス等の取り扱い方法を習得する。基本的なガラス細工の技術を習得する。
7タイトル薄層クロマトグラフィーによる成分の分離・同定(斉藤)
事前学習
事後学習
Moodleに掲載する事前説明動画を閲覧し、実習内容をあらかじめ理解する。
課題レポートを行い、重要点について理解を深める。
授業内容薄層クロマトグラフィーを用いて食品に含まれるアミノ酸の分離・同定を行う。
8タイトル吸光光度法を用いた食品成分の測定①(三木)
事前学習
事後学習
事前に配布されるテキストをよく読んでおく
実験の内容を実験ノートに整理しておく
授業内容吸光度計を用いたアミノ酸等の測定方法について学習する。
9タイトル吸光光度法を用いた食品成分の測定②(三木)
事前学習
事後学習
事前に配布されるテキストをよく読んでおく
実験の内容を実験ノートに整理しておく
授業内容吸光度計を用いたアミノ酸等の測定方法について学習する。
10タイトル酸・塩基の性質(榎)
事前学習
事後学習
実験時に概要を説明するが、事前配布された実験テキストを読んでおくこと。
授業内容酸・塩基の定義を理解し、食品中の総酸量を中和滴定により測定する方法を学習する。
11タイトルタンパク質の電気泳動(青木)
事前学習
事後学習
事前に配布されるテキストをよく読んでおく
実験の内容を実験ノートに整理しておく
授業内容タンパク質の電気泳動の基本的な内容や技術を学習する。
12タイトル有機化学の基礎(久本)
事前学習
事後学習
事前に配布されるテキストをよく読んでおく
実験の内容を実験ノートに整理しておく
授業内容有機化学の実験を行う上で基本的な内容を学習する
13タイトル天然物からの化合物の単離・同定①(久本)
事前学習
事後学習
事前に配布されるテキストをよく読んでおく
実験の内容を実験ノートに整理しておく
授業内容天然物からの化合物の単離・同定について学習する
14タイトル天然物からの化合物の単離・同定②(久本)
事前学習
事後学習
事前に配布されるテキストをよく読んでおく
実験の内容を実験ノートに整理しておく
授業内容天然物からの化合物の単離・同定について学習する
15タイトルまとめ
事前学習
事後学習
これまでに行った実験やその内容を理解しておく。
授業内容これまでの講義内容や資料を学習し、その内容の理解度を確認する。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
担当教員の一部は食品製造・研究開発や公的研究機関での実務経験をもとに授業を行います。
<備考>
(未登録)