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授業科目名 基礎神経生化学
時間割番号 LBT220
担当教員名 大塚 稔久
開講学期・曜日・時限 前期・水・V 単位数 1
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
脳の高次機能や行動の基礎となる脳内の分子レベルでの作動原理について理解する。また、神経化学の研究手法や方法論について、その原理や応用について理解する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>生命工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
BT-A専門理解・検証生命工学分野における専門的な最新の研究内容を説明できる。
BT-B共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
BT-C健康維持増進力心身の健康を維持・増進する方法について説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
BT
1神経化学の基本原理や解析の手法について、説明できる。BT-A
2神経細胞の生化学的な特性やBT-B
3代表的な神経伝達物質が脳の高次機能や行動にどのように関わっているかを説明できる。BT-C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%出席
250%授業への参加度
320%試験及び小テスト
合計100% 
<授業の方法>
対面授業を基本とするが感染症拡大の状況次第ではZOOM等を用いたオンライン授業とする。事前にCNSに資料をアップするので目を通しておくことが望ましい。授業では、事前プリントに記載していない最新の話題なども盛り込む予定。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
神経化学もしくは神経生化学は脳の高次機能や行動を分子・タンパク質のレベルで理解しようとする学問体系です。すでにヒトを含む多くの動物のゲノム配列が解読されましたが、実際に脳内において、これら遺伝子産物であるタンパク質がどのように働いて脳機能を司っているかについては未だによくわかっていません。本講義では、脳機能を分子レベルで理解することの面白さを実感してもらえればと思います。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 森 泰生 (編集), 尾藤 晴彦 (編集), 脳神経化学: 脳はいま化学の言葉でどこまで語れるか, ? 化学同人
  2. 柚﨑通介 (翻訳), 岡部繁男 (翻訳), スタンフォード神経生物学, ? メディカルサイエンスインターナショナル
<授業計画の概要>
1タイトルイントロダクション・21世紀の脳科学研究
事前学習
事後学習
事前に配布するプリントに目を通しておくこと
授業内容これまでの脳研究におけるいくつかの発見を紹介しつつ、現在の脳科学研究について概説します。
2タイトル神経伝達物質の基礎と作用点
事前学習
事後学習
事前に配布するプリントに目を通しておくこと
授業内容グルタミン酸やアセチルコリン等の代表的な神経伝達物質について概説します。
3タイトル神経伝達物質受容体の生化学
事前学習
事後学習
事前に配布するプリントに目を通しておくこと
授業内容代表的な神経伝達物質の種類と作用機構について生化学的側面から解説
4タイトルシナプス結合の分子基盤と多様性
事前学習
事後学習
事前に配布するプリントに目を通しておくこと
授業内容シナプス結合に関与する接着分子群について概説
5タイトルシナプス小胞とSNARE仮説
事前学習
事後学習
事前に配布するプリントに目を通しておくこと
授業内容シナプス小胞の構成分子およびシナプス小胞の融合メカニズムについてノーベル賞受賞研究(2013年)を紹介しながら概説します
6タイトル神経筋接合部のシナプス構造と疾患研究
事前学習
事後学習
事前に配布するプリントに目を通しておくこと
授業内容神経筋接合部のシナプス構成分子の概要と特徴的な疾患(重症筋無力症等)の分子基盤を概説します
7タイトル精神神経疾患の生化学
事前学習
事後学習
事前に配布するプリントに目を通しておくこと
授業内容統合失調症やPTSDなどの代表的な精神神経疾患の最先端研究を紹介します
8タイトルまとめとホットトピックス
事前学習
事後学習
事前に配布するプリントに目を通しておくこと
授業内容これまでの学習内容のまとめと研究手法の紹介。また、トップジャーナルから最新のトピックスについて紹介します。
<備考>
(未登録)