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授業科目名 生化学I
時間割番号 LBT211
担当教員名 川上 隆史
開講学期・曜日・時限 前期・金・IV 単位数 2
<対象学生>
生命工学科2年生
地域食物科学科2年生
注意:コンピテンシー等が設定されていない学科の学生でも、
学生便覧の表記に基づき必要に応じて履修申告をしてください。
<授業の目的>
酵素、シグナル伝達、遺伝子の発現と複製などに関して、生命現象の化学的な理解を身に付け、生物と化学分野の研究手法の原理を理解する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>生命工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
BT-A専門知識生命工学分野全般にわたる基礎知識に基づいた専門知識を修得している。
BT-B共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
生命環境学部>地域食物科学科向け
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
BT
1酵素、シグナル伝達、複製、転写、翻訳、遺伝子発現調節に関わる研究手法の基本を説明できる。BT-A
2酵素、シグナル伝達、複製、転写、翻訳、遺伝子発現調節の基本を説明できる。BT-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%試験:期末期
250%レポート、受講態度
合計100% 
<授業の方法>
教科書の内容をスライドを用いた講義を行う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
生体分子の基礎について学んだ基礎生化学(1年後期の必修)の学習内容の『完全な理解を前提』とする。
ヴォート基礎生化学(1章~10章)を使って、基礎生化学の内容を、第1回の授業の前までに復習しておくこと。

有機化学の基礎について学んだ基礎有機化学(1年後期の必修)の『シラバス内容(求核置換反応など)』の『完全な理解を前提』とする。
http://syllabus.yamanashi.ac.jp/2020/syllabus.php?jikanno=LSC109
基礎有機化学の教科書である基本有機化学(1章~6章)などを使って、基礎有機化学の『シラバス内容』を、第1回の授業の前までに復習しておくこと。

生物学の基礎(高校生物)について学んだ生物学概論(1年前期に履修)のシラバス内容の『完全な理解を前提』とする。
http://syllabus.yamanashi.ac.jp/2020/syllabus.php?jikanno=LPC109
生物学概論のシラバス内容と高校生物を、第1回の授業の前までに復習しておくこと。
https://ja.wikibooks.org/wiki/高等学校理科_生物基礎
<テキスト>
  1. 田宮ら, ヴォート基礎生化学 第5版, 東京化学同人, ISBN:9784807909254
<参考書>
  1. 長野哲雄, 次世代医薬とバイオ医療, 東京化学同人, ISBN:9784807920181,
    (2022年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル第1回:酵素触媒1
事前学習
事後学習
酵素の一般的性質、活性化エネルギーと反応座標、触媒機構の予習
酵素の一般的性質、活性化エネルギーと反応座標、触媒機構の復習
授業内容酵素の一般的性質、活性化エネルギーと反応座標、触媒機構
2タイトル第2回:酵素触媒2
事前学習
事後学習
リゾチーム、セリンプロテアーゼの予習
リゾチーム、セリンプロテアーゼの復習
授業内容リゾチーム、セリンプロテアーゼ
3タイトル第3回:酵素の反応速度論、阻害、調節1
事前学習
事後学習
反応速度論、酵素の阻害の予習
反応速度論、酵素の阻害の復習
授業内容反応速度論、酵素の阻害
4タイトル第4回:酵素の反応速度論、阻害、調節2
事前学習
事後学習
酵素活性の調節、創薬法の予習
酵素活性の調節、創薬法の復習
授業内容酵素活性の調節、創薬法
5タイトル第5回:シグナル伝達の生化学1
事前学習
事後学習
ホルモン、受容体チロシンキナーゼの予習
ホルモン、受容体チロシンキナーゼの復習
授業内容ホルモン、受容体チロシンキナーゼ
6タイトル第6回:シグナル伝達の生化学2
事前学習
事後学習
ヘテロ三量体Gタンパク、ホスホイノシチド経路の予習
ヘテロ三量体Gタンパク、ホスホイノシチド経路の復習
授業内容ヘテロ三量体Gタンパク、ホスホイノシチド経路
7タイトル第7回:核酸の構造1
事前学習
事後学習
DNAらせん、核酸構造を安定化する力の予習
DNAらせん、核酸構造を安定化する力の復習
授業内容DNAらせん、核酸構造を安定化する力
8タイトル第8回:核酸の構造2
事前学習
事後学習
核酸の分画、DNAとタンパクの相互作用、真核生物染色体の構造の予習
核酸の分画、DNAとタンパクの相互作用、真核生物染色体の構造の復習
授業内容核酸の分画、DNAとタンパクの相互作用、真核生物染色体の構造
9タイトル第9回:DNA:複製、修復、組換え1
事前学習
事後学習
DNA複製の全体像、原核細胞の DNA複製、真核細胞のDNA複製の予習
DNA複製の全体像、原核細胞の DNA複製、真核細胞のDNA複製の復習
授業内容DNA複製の全体像、原核細胞の DNA複製、真核細胞のDNA複製
10タイトル第10回:DNA:複製、修復、組換え2
事前学習
事後学習
DNAの損傷、DNAの修復、DNAの組換えの予習
DNAの損傷、DNAの修復、DNAの組換えの復習
授業内容DNAの損傷、DNAの修復、DNAの組換え
11タイトル第11回:転写とRNAプロセシング
事前学習
事後学習
原核生物におけるRNA転写、真核生物における転写、転写後プロセシングの予習
原核生物におけるRNA転写、真核生物における転写、転写後プロセシングの復習
授業内容原核生物におけるRNA転写、真核生物における転写、転写後プロセシング
12タイトル第12回:翻訳1
事前学習
事後学習
遺伝暗号、転移RNAとアミノアシル化、リボソームの予習
遺伝暗号、転移RNAとアミノアシル化、リボソームの復習
授業内容遺伝暗号、転移RNAとアミノアシル化、リボソーム
13タイトル第13回:翻訳2
事前学習
事後学習
翻訳、タンパク質の翻訳後修飾の予習
翻訳、タンパク質の翻訳後修飾の復習
授業内容翻訳、タンパク質の翻訳後修飾
14タイトル第14回:遺伝子発現の調節
事前学習
事後学習
原核生物の遺伝子発現調節、真核生物の遺伝子発現調節、細胞周期・がん・アポトーシスの予習
原核生物の遺伝子発現調節、真核生物の遺伝子発現調節、細胞周期・がん・アポトーシスの復習
授業内容原核生物の遺伝子発現調節、真核生物の遺伝子発現調節、細胞周期・がん・アポトーシス
15タイトル第15回:生化学1の総括
事前学習
事後学習
生化学1の予習
生化学1の復習
授業内容生化学1の総括など
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
国立の産業技術総合研究所『創薬分子プロファイリング研究センター』での実務経験を基に講義を行います。
また、バイオ系民間企業の研究所における実務経験を基に講義を行います。
<備考>
(未登録)