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授業科目名 基礎微生物学
時間割番号 LBT103
担当教員名 大槻 隆司/田中 靖浩/中川 洋史
開講学期・曜日・時限 後期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
生命環境学部生命工学科・環境科学科1年生
<授業の目的>
生命科学が発展した今日においても、微生物学は生命現象を解き明かしたり我々の生活の向上につながる技術を開発する上で欠かせない学問である。本講義では、微生物学の基本について理解し、関連各分野で微生物について学ぶ・扱う際の基礎知識を身につけることを目的としている。
なお、本授業は2018年4月以前入学生向けの科目「LSC107 基礎生物学」の振替科目です。「LSC107 基礎生物学」の単位を取得済みの場合、本科目で取得した単位は卒業要件の単位数に含まれませんのでご注意ください。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>生命工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
BT-A専門知識生命工学分野全般にわたる基礎知識に基づいた専門知識を修得している。
BT-B共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
生命環境学部>環境科学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
EV-A専門専門環境理解:大気、水、土壌、生物と人間との関わりを科学的に理解し、説明できる
EV-B共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
BTEV
1微生物の分類、細胞の構造、代謝、増殖について専門用語を用いて説明できる。BT-BEV-B
2微生物の培養、保存、観察についてどのように行うかを説明できる。BT-AEV-A
3環境中の微生物や工業微生物について、自分たちとの関わりを説明できる。BT-AEV-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%小テストや記述式問題を通して理解度を評価する。
240%小テストや記述式問題を通して理解度を評価する。
320%小テストや記述式問題を通して理解度を評価する。
合計100% 
<授業の方法>
複数教員が専門分野の話題を交えながら基礎知識・技術について解説する。理解度を確認するために講義中に小テストを行う場合がある。
今年度は対面での講義を基本とするが、新型コロナウイルス感染症の流行状況によっては、ZoomやTeamsによるライブ講義を取り入れることもある(CNS、Moodle等での連絡に注意すること)。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
微生物は環境・工業利用・健康等において私たちの生活と密接に関わっており、研究においても分子生物学のツールとして欠かせない存在となっている。「バイ菌」ではなく「私たちの仲間」となることも多いという視点を養って欲しい。
<テキスト>
  1. 青木健次 編著, 基礎生物学テキストシリーズ4・微生物学, 化学同人, ISBN:978-4-7598-1104-9
<参考書>
  1. 中井亮佑著, 追跡!辺境微生物 : 砂漠・温泉から北極・南極まで, 築地書館, ISBN:4806715719,
    (2018年出版)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス(大槻・田中・中川)
事前学習
事後学習
特に不要。
授業内容目標及び講義内容に関するガイダンスを行う。
2タイトル微生物学の歴史、原核・真核微生物/ウイルス・ファージの構造と機能、微生物の観察法(大槻)
事前学習
事後学習
事前の資料配付等により予習を必要とする場合がある。
小テスト等により理解度の確認を行うことがある。
授業内容微生物の歴史と構造・機能について概要を理解する。
3タイトル微生物の栄養と増殖(田中)
事前学習
事後学習
事前の資料配付等により予習を必要とする場合がある。
小テスト等により理解度の確認を行うことがある。
授業内容微生物の増殖評価法や必要な栄養について理解する。
4タイトル微生物の培養、生理機能解析や分類法、保存(田中)
事前学習
事後学習
事前の資料配付等により予習を必要とする場合がある。
小テスト等により理解度の確認を行うことがある。
授業内容微生物の培養及び保存法や機能解析法について理解する。
5タイトル微生物の遺伝(中川)
事前学習
事後学習
CNSで事前に配布した資料を印刷し、閲覧する。
小テスト等により理解度の確認を行うことがある。
授業内容微生物の遺伝について講義する。
6タイトル微生物の代謝:エネルギーの獲得(中川)
事前学習
事後学習
CNSで事前に配布した資料を印刷し、閲覧する。
小テスト等により理解度の確認を行うことがある。
授業内容微生物の代謝における、エネルギーの獲得方法とその多様性について講義する。
7タイトル微生物の代謝:物質の代謝(中川)
事前学習
事後学習
CNSで事前に配布した資料を印刷し、閲覧する。
小テスト等により理解度の確認を行うことがある。
授業内容微生物における物質の代謝について講義する。
8タイトル微生物の代謝:代謝調節(中川)
事前学習
事後学習
CNSで事前に配布した資料を印刷し、閲覧する。
小テスト等により理解度の確認を行うことがある。
授業内容微生物における代謝調節について講義する。
9タイトル中間総括(大槻・田中・中川)
事前学習
事後学習
試験による理解度の確認を含む。
授業内容第2~8回までの内容について総括する。
10タイトル病原微生物と抗生物質(大槻)
事前学習
事後学習
事前の資料配付等により予習を必要とする場合がある。
小テスト等により理解度の確認を行うことがある。
授業内容病原微生物と感染症について、日常生活においても活用できる知識の習得をめざす。
11タイトル発酵・物質生産への微生物応用1(大槻)
事前学習
事後学習
事前の資料配付等により予習を必要とする場合がある。
小テスト等により理解度の確認を行うことがある。
授業内容我々の生活で利用されている工業製品を中心に、発酵・物質生産における微生物の役割を理解する。
12タイトル発酵・物質生産への微生物応用2(大槻)
事前学習
事後学習
事前の資料配付等により予習を必要とする場合がある。
小テスト等により理解度の確認を行うことがある。
授業内容我々の生活で利用されている工業製品を中心に、発酵・物質生産における微生物の役割を理解する。
13タイトル独立/従属栄養増殖・特殊環境に生育する微生物(田中)
事前学習
事後学習
事前の資料配付等により予習を必要とする場合がある。
小テスト等により理解度の確認を行うことがある。
授業内容独立/従属栄養増殖の概念を理解し、特殊環境に生育する微生物を知る。
14タイトル地球環境における微生物の役割と環境保全への利用(田中)
事前学習
事後学習
事前の資料配付等により予習を必要とする場合がある。
小テスト等により理解度の確認を行うことがある。
授業内容微生物が地球環境において果たす役割を理解し環境保全における微生物利用についても学ぶ。
15タイトル全体総括(大槻・田中・中川)
事前学習
事後学習
試験による理解度の確認を含む。
授業内容第2~8回、第10~14回の内容について総括する。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
担当教員の一部は公的研究機関(微生物研究分野)での実務経験を有している。
<備考>
(未登録)