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授業科目名 音楽理論I(作曲法及び編曲法を含む。)
時間割番号 EEU241
担当教員名 藤原 嘉文
開講学期・曜日・時限 前期・木・II 単位数 1
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
和声分析、四声体和声実習、楽曲構成の研究などを行なう。具体的には、「作曲法演習II」の学習内容を発展させ、転調、反復進行など、より専門的な和声学の実習と対位法的書法を含むを応用的な技法の研究が中心となる。それらの学習を生かして合唱編曲を試みる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門授業力・実践的技能教材研究や教材開発を進んで行うことができる。
B教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1転調を含む四声体和声をマスターし、それを応用して合唱編曲能力を養う。B
2教材に合わせた和声付けをし、それを演奏表現できること。A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%和声の試験、作品提出における理解度、表現力、発想力、応用力、楽譜表記の状態。
250%実習の状況、及び作品発表における演奏表現力。
合計100% 
<授業の方法>
[対面授業]
各項目毎に、概説→実習→発表というかたちで授業をすすめる。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「作曲基礎演習I」、及び「作曲基礎演習II」を履修していることが必要である。
授業の性格上、相当量の自宅における実習や制作が必要である。又、段階的な学習の積み重ねが必要なので、できる限り欠席しないように望む。
<テキスト>
  1. 総合和声, 音楽之友社, ISBN:ISBN:4276102332
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル作曲法及び作曲理論の歴史的概説
事前学習
事後学習
音楽史の概略を確認しておく。
譜例にある楽曲を聴いておく。
授業内容音楽史を振り返りながら、作曲法やその理論における時代的変遷を確認する。
2タイトル四声体和声の復習
事前学習
事後学習
これまで学習した和声全般の振り返りをしておく。
実習課題を仕上げておく。
授業内容転調を含まない四声体和声課題の復習を行う。
宿題となった和声課題を実施する。
3タイトル転調と楽曲構成の研究
事前学習
事後学習
指定したテキストの譜例をよく弾いてくる。
他の楽曲における転調の実例に触れておく。
授業内容多くの譜例に触れながら、転調の用法と規則について学習する。
4タイトル転調を含む四声体和声の基礎実習
事前学習
事後学習
和声テキストの転調の項目を予習してくる。
宿題となった和声課題を実施する。
授業内容よく使われる属調、平行調への転調について学び、それらを含んだ和声課題の実習を行う。
5タイトル転調を含む四声体和声の応用実習
事前学習
事後学習
前回の宿題となった課題を仕上げておく。
宿題となった和声課題を実施する。
授業内容少し応用的な転調について学び、それらを含んだ和声課題の実習を行う。
6タイトル転調を含む四声体和声の総合実習
事前学習
事後学習
前回の宿題となった課題を仕上げておく。
宿題となった和声課題を実施する。
授業内容フレーズごとの転調終止を含む総合的な和声課題の実習を行う。
7タイトルD諸和音のまとめと応用例
事前学習
事後学習
属9、根音省略、下方変位など、ドミナントの変化和音を学習する。
授業内容前回の宿題となった課題を仕上げておく。
宿題となった和声課題を実施する。
8タイトルS諸和音のまとめと応用例
事前学習
事後学習
前回の宿題となった課題を仕上げておく。
宿題となった和声課題を実施する。
授業内容増6、ナポリのII など、サブドミナントの変化和音を学習する。
9タイトル転位と修飾の概説と基礎実習
事前学習
事後学習
前回の宿題となった課題を仕上げておく。
宿題となった和声課題を実施する。
授業内容構成音の装飾(転位と修飾)について、その種類や基礎的な用法について学習する。
10タイトル転位と修飾の総合実習
事前学習
事後学習
前回の宿題となった課題を仕上げておく。
宿題となった和声課題を実施する。
授業内容転位と修飾を含む和声課題の実習を行う。
11タイトル反復進行の概説と基礎実習
事前学習
事後学習
前回の宿題となった課題を仕上げておく。
宿題となった和声課題を実施する。
授業内容よく使われるゼクエンツの種類を学習し、実際の楽曲の中での用法を確認する。
12タイトル反復進行の総合実習
事前学習
事後学習
前回の宿題となった課題を仕上げておく。
宿題となった和声課題を実施する。
授業内容ゼクエンツを含んだ和声課題の実習を行う。
13タイトル合唱編曲制作の概説と基礎実習
事前学習
事後学習
知っている合唱曲の楽譜を熟読してくる。
具体的な合唱編曲技法などを再確認しておく。
授業内容これまでの和声学習の総決算として、合唱編曲を行う。
教科書や学校現場で歌われている合唱編曲作品を取り上げ、編曲の技法やアイデアなどを学習する。
14タイトル合唱編曲制作の総合実習
事前学習
事後学習
指定された課題(歌)の合唱編曲を進める。
個人チャックのアドバイス等を参考に完成を目指す。
授業内容よく知られた平易な歌(唱歌など)を合唱に編曲する。個人チャックを基本に個々のアイデアや能力を生かした編曲を目指す。
15タイトル合唱編曲作品試演と分析研究発表
事前学習
事後学習
合唱編曲としての見易い記譜を心がけて仕上げる。
試演の感想などを共有し、学習した編曲法を学校現場に生かせるようにしておく。
授業内容合唱編曲を履修者全員で試演し、個々のアイデアや技法を共有する。
<備考>
(未登録)