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授業科目名 日本史
時間割番号 EES202
担当教員名 大隅 清陽
開講学期・曜日・時限 前期・木・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
目的)日本の歴史を、東アジアを中心とする世界史的視野で考察することを通じて、日本の社会や文化の特質についての思考力を養う。また、歴史的思考や歴史研究の方法について学び、地域研究におけるその有効性を理解する。
概要)日本の歴史に大きな影響を与えた中国との交渉について,日本史の立場からその特質を論じる。具体的には、古代を中心とする国際関係の中での「日本」の成り立ちを考察する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門人や社会への関心日本や世界、自然に関する広い教養を身につけている。
B教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
C持続的変態力教師として学び続ける意志と課題探求力を身につけている。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
11)日本の歴史を、東アジアを中心とする世界史的視野で考察する視点を獲得する。A
22)史料を通じて歴史認識を組み立てる作業を通じて、史料批判をはじめとする歴史学の方法を学び、多角的かつ柔軟な歴史的思考力を身につける。B
33)歴史の学習が、広く現代社会のあり方を考察するうえでも有効であることを知る。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%期末試験またはレポート・60点満点(講義理解力/論理的思考力/表現力)
230%期末試験またはレポート・60点満点(講義理解力/論理的思考力/表現力)
340%ミニットペーパー・40点満点(講義理解力/問題設定能力)
合計100% 
<授業の方法>
1)新型コロナウイルス感染防止対策を実施したうえでの面接授業を予定しているが、感染状況によってはライブ型のオンライン授業に変更する場合がある。
2)配布した資料プリントは講義中に参照するので、ファイリングの方法等を各自で工夫すること。
3)毎回の講義の終了後にミニットペーパーに質問を記入してもらい、理解度の把握と次回の復習に活用する。また、その内容により受講態度を評価する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 古代史は、最も遠い時代を扱うだけに、現代的な感覚からは、その重要性がすぐにはわからないという諸君もいることでしょう。しかし、歴史の始まりを扱う古代には、現代につながる問題が、非常に先鋭的な形で表れることも珍しくありません。またそこでは、高校までの日本史と世界史という区分が、あまり役に立たないことも多いのです。「日本」というものの成り立ちを、「世界」の中で考察する方法を、歴史学のなかからぜひ学んで欲しいと思います。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 西嶋定生, 『古代東アジアと日本』(岩波現代文庫), 岩波書店, ISBN:4006000251
  2. 東野治之, 『遣唐使』(岩波新書 新赤版), 岩波書店, ISBN:4004311047
<授業計画の概要>
1タイトル題目)7世紀の倭国・日本と東アジア-遣隋使・遣唐使を中心に-(ガイダンス)
事前学習
事後学習
事前学習:Moodleにアップされた資料に目を通し、疑問点を整理しておく。
事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(1)科目の位置付け (2)授業の目的および概要(到達目標の説明) (3)古代対外関係史の問題性
2タイトルI-1 隋の成立と第1次遣隋使(その1:冊封体制論の周辺)
事前学習
事後学習
事前学習:Moodleにアップされた資料に目を通し、疑問点を整理しておく。
事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(1)秦漢帝国と冊封体制 (2)隋の成立と東アジア
3タイトルI-1 隋の成立と第1次遣隋使(その2:朝鮮半島の動向と遣隋使)
事前学習
事後学習
事前学習:Moodleにアップされた資料に目を通し、疑問点を整理しておく。
事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(3)6世紀の朝鮮半島と倭国 (4)倭の新羅出兵と第1次遣隋使
4タイトルI-1 隋の成立と第1次遣隋使(その3:第1次遣隋使の実態と成果)
事前学習
事後学習
事前学習:Moodleにアップされた資料に目を通し、疑問点を整理しておく。
事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(5)600年の遣隋使 (6)『隋書』倭国伝に見える倭国
5タイトルI-2 隋煬帝期の国際関係(小野妹子派遣の背景)
事前学習
事後学習
事前学習:Moodleにアップされた資料に目を通し、疑問点を整理しておく。
事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(1)煬帝の対外積極策と倭国 (2)607・608年の遣隋使
6タイトルI-3 国書と国際認識
事前学習
事後学習
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事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(1)607年の倭の国書(『隋書』倭国伝) (2)608年の隋の国書(『日本書紀』) (3)608年の倭の国書(『日本書紀』)
7タイトルI-4 留学生・学問僧の意義
事前学習
事後学習
事前学習:Moodleにアップされた資料に目を通し、疑問点を整理しておく。
事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(1)留学生・学問僧の出身 (2)留学生・学問僧の待遇 (3)学問僧と外交・還俗 (4)滞在期間
8タイトルII-1 唐の成立と第1次遣唐使
事前学習
事後学習
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事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(1)唐建国後の東アジア (2)日唐関係の開始と遣隋留学生の帰国 (3)第1次遣唐使
9タイトルII-2 大化改新と東アジア
事前学習
事後学習
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事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(1)激動の640年代 (2)大化改新 (3)新羅の政治改革
10タイトルII-3 外交路線の対立(その1:改新政府の外交と第2次遣唐使)
事前学習
事後学習
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事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(1)改新政府の外交と遣唐使 (2)第2次遣唐使 (3)改新政府の解体
11タイトルII-3 外交路線の対立(その2:第3次遣唐使)
事前学習
事後学習
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事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(4)第3次遣唐使 (5)唐の出兵要請と倭の対応
12タイトルII-4 白村江の戦いと戦後処理(その1:百済滅亡前後の国際関係)
事前学習
事後学習
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事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(1)第4次遣唐使 (2)百済遺臣の救援要請と倭の出兵
13タイトルII-4 白村江の戦いと戦後処理(その2:戦後処理と第5次遣唐使)
事前学習
事後学習
事前学習:Moodleにアップされた資料に目を通し、疑問点を整理しておく。
事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(1)戦後処理と国土防衛 (2)第5次遣唐使と敗戦処理
14タイトルII-5 律令国家「日本」の成立
事前学習
事後学習
事前学習:Moodleにアップされた資料に目を通し、疑問点を整理しておく。
事後学習:講義の内容を整理し、ミニットペーパーに質問を記入して提出する。
授業内容(1)高句麗滅亡と唐・新羅の対立 (2)壬申の乱 (3)唐との国交断絶と律令国家の形成 (4)遣唐使の再開と変質
15タイトルまとめと総括評価
事前学習
事後学習
事前学習:講義全体の内容を振り返り、修得したことや今後の課題などを整理しておく。
事後学習:最終試験の結果をふまえ、今後の学習の課題を整理してみる。
授業内容(1)講義全体を通じての質疑応答 (2)最終試験の答案作成または期末レポートの構想と作成着手
<備考>
(未登録)