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授業科目名 保育内容(健康)
時間割番号 EEI246
担当教員名 今井 茂樹/堀口 文
開講学期・曜日・時限 後期・月・V 単位数 2
<対象学生>
幼稚園教員免許取得希望学生
<授業の目的>
本科目においては幼稚園教諭免許取得に必要な知識・技能の取得を目指し、子どもの健康な心と体を育て、子ども自らが健康で安全に生活していく力を身につけるという領域のねらいや、それを達成するための支援の方法等について理解する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門子ども理解子どもたちの発達段階や生活年齢を考慮して、適切に接することができる。
B教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
C取得見込みの教員免許に対応する学習指導要領の活用の仕方を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1乳幼児期の健康の意義と現代的な課題について説明できる。B
2乳幼児期の体の諸機能の発達的特徴や基本的生活習慣の確立、安全と健康に関わる教育について説明できる。A
3幼児期の運動発達の特徴を理解すると共に、多様な運動遊びの技能を有し、対象年齢にあった運動遊びの援助や指導法を実践することができる。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%最終レポートによって評価する
230%受講態度 話を聞く姿勢、能動的かつ主体的な参加意欲、グループ活動への積極的参加によって評価する
340%学習カードの記載内容、模擬保育等の演習に係る発表内容によって評価する       
合計100% 
<授業の方法>
毎回、スライドを活用しながら、学習内容に関する基礎・基本を捉え、その理解を深めるため演習課題や、小グループによるディスカッションを行う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「保育・教育とは何か?」と問われたらどのように応えますか?子どもと関わる保育・教育の魅力について、具体的な実践演習活動を通して考えていきましょう。こうした学びの積み重ねから、自分なりの保育・教育に関わる考え方を更新させていきましょう。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 幼稚園教育要領, フレーベル館
  2. 保育所保育指針解説書, フレーベル館
  3. 「幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説」, フレーベル館
<授業計画の概要>
1タイトル健康に関する現代的課題及び領域「健康」のねらいと内容
事前学習
事後学習
領域「健康」について文献での下調べをする
領域「健康」ねらいについての配布資料を読み返す
授業内容子どもの健康に関する現代的課題及び領域「健康」のねらいを理解するために、基礎的知識を得たうえで、ブレインストーミングを通して、「健康」とは何かを考える
2タイトル基本的生活習慣に関する幼児期の実態及びその形成を支える指導法
事前学習
事後学習
基本的生活習慣に関する幼児期の実態について文献での下調べをする
基本的生活習慣形成のための指導法についての配布資料を読み返す
授業内容幼児期における基本的生活習慣とは何か概観を捉え、幼児期の実態及びその指導法について考える
3タイトル健全な生活習慣の形成を支える援助法と留意点
事前学習
事後学習
基本的生活習慣に関する援助法と留意点について文献での下調べをする
幼児期の基本的生活習慣形成に関する資料を読み返し、学習感想をまとめる
授業内容幼児期における基本的な生活習慣とは何かを考えると共に、手洗いなどの具体的事例を取り上げ、基本的生活習慣形成を支える援助の具体的方法について、体験活動を通して考える。
4タイトル健康管理を育む指導法と留意点
事前学習
事後学習
健康指導について文献での下調べをする
幼児期の健康指導に関する資料を読み返す
授業内容安全管理を踏まえた健康指導を中心とする具体的保育場面を想定した指導法を理解し、怪我や病気といった健康管理について、子どもの視点から考える
5タイトル安全能力を育む指導法と留意点
事前学習
事後学習
安全指導について文献での下調べをする
幼児期の安全指導に関する資料を読み返し、身近なリスクマネジメントについてまとめる
授業内容園内に潜む危険箇所を理解すると共に、具体的なリスクマネジメントについて考える。その後、大学構内に出て、チャイルドビジョンを用いながら子ども目線に立ってヒヤリマップを作成する
6タイトル園及び家庭における食育の推進
事前学習
事後学習
食育の進め方について下調べをする
園及び家庭での食育について資料を読み返す
授業内容園及び家庭での食育の進め方について考える。そのうえで、自身の誕生月の食に関する資料を集め、園児が楽しめる食育活動についてプレゼンテーションを行う
7タイトル多様な動きの経験と心の発達を支える運動指導のあり方
事前学習
事後学習
多様な動きについて文献での下調べをする
多様な動きを育む運動指導についての資料を読み返し、多様な動きを育む運動遊びについて考える
授業内容幼児期の多様な動きの重要性を理解し、遊びや生活の中の動きの経験を促す環境構成と援助の方法について考える
8タイトル幼児期の運動発達を踏まえた運動遊びの指導法と留意点
事前学習
事後学習
運動遊びについて文献での下調べをする
運動遊びの指導法について資料を読み直し、具体的な運動遊び実践について考える
授業内容運動遊びを中心とした具体的な保育場面を想定した指導法を理解すると共に、紙コプターを使用した運動遊び演習を通して、遊びのレパートリーとバリエーションについて考える
9タイトル領域「表現」及び幼保小接続を意識した体育的活動
事前学習
事後学習
幼保小接続を意識した体育的活動について下調べをする
幼保小接続を意識した体育的活動についての資料を読み返し、小学校体育授業について調べる
授業内容段ボールで作成したラケットを用い、幼児期における「コロコロテニピン」と児童期における「テニピン」のゲームの接続及びその面白さについて考える
10タイトル領域「健康」に関わる指導案の作成
事前学習
事後学習
指導案作成について文献での下調べをする
作成した指導案のねらい・内容・展開・留意事項について読み返す
授業内容領域「健康」に関わる指導案作成の具体的方法を理解し、指導案を作成する
11タイトル健康な心と体を育む保育の構想(計画立案)
事前学習
事後学習
子どもたちの活動に取り入れてみたい運動遊びについて文献での下調べをする
計画した運動遊びについてのレパートリーのバリエーションについて考える
授業内容運動遊びを中心とした具体的な保育場面を想定した指導について検討し、計画を立案する
12タイトル健康な心と体を育む保育の構想(教材研究)
事前学習
事後学習
計画した運動遊びについての指導法について文献での下調べをする
模擬保育実践に向けて、活動のマネジメントについて考える
授業内容運動遊びの指導の実際について子どもの視点から検討し、指導内容や援助法を考える
13タイトル健康な心と体を育む保育の構想(模擬保育実践①)
事前学習
事後学習
模擬保育実践に向けて、活動マネジメントについて考える
模擬保育実践を振り返り、よりよい指導内容や援助法について考える
授業内容幼児の動機付けや意欲などを配慮した遊びとしての運動指導の在り方について考える
14タイトル健康な心と体を育む保育の構想(模擬保育実践②)
事前学習
事後学習
模擬保育実践に向けて、活動マネジメントについて考える
全体の模擬保育実践を振り返り、より良い運動遊びの在り方について学習感想をまとめる
授業内容模擬保育を通して、得られた成果と課題をもとに、より良い運動遊びの在り方について、再検討し、修正を図る
15タイトル幼児期に育まれる健康な心と体
事前学習
事後学習
授業時に提示される資料を読む
授業時の活動を参考に、子どもにとっての遊びや身体運動の意味について考える
授業内容幼児期の身体運動と遊びの意味について身体を動かしながら学ぶ
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
授業担当者は、18年間の小学校教員としての勤務経験がある。また、幼稚園・保育園や小学校における運動遊びや体育授業実践経験が豊富である。こうした現場観をもとに、実際の子どもたちの視点から学習内容を捉え、授業を展開していく。
<備考>
(未登録)