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授業科目名 博物館情報・メディア論
時間割番号 EEC219
担当教員名 三井 一希
開講学期・曜日・時限 前期・月・V 単位数 2
<対象学生>
1-4年生
<授業の目的>
博物館における情報メディアの活用・情報発信の意義と課題について理解し、博物館の情報提供と活用等に関する基礎的能力を養う。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A専門持続的変態力教師として学び続ける意志と課題探求力を身につけている。
B共通汎用能力2・情報リテラシー情報収集力図書館やインターネットなどから多様な文献や資料を入手できる。
C情報選択力収集した文献や資料から、適切な情報を選択し、活用できる。
D5・問題解決力実行力計画に従って解決に取り組むことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1博物館における情報メディアの活用の意義や課題について具体的に説明できることA
2博物館博物館における情報発信の意義と課題について具体的に説明できることB
3博物館の情報提供や情報発信に資するスキルを身につけることC
4教育活動の設計と実施ができることD
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%レポートで自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する
230%レポートで自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する
320%授業中の演習の様子、学修成果物から評価する
420%授業中の演習の様子、学修成果物から評価する
合計100% 
<授業の方法>
面接授業を原則とするが、ライブ型やオンデマンド型のオンライン授業に切り替えたり、それらを併用したりする可能性がある。
(面接授業を実施する場合は、学生間の距離の確保、換気や手指消毒の徹底等の感染症の感染防止策をとる)
少人数グループをつくり、適宜グループ演習を取り入れる。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
博物館を訪れる機会をつくり、博物館における情報メディアの活用・情報発信の実態を確かめるようにしてください。
<テキスト>
  1. 日本教育メディア学会編, 博物館情報・メディア論, ぎょうせい, ISBN:9784324095843,
    (2013年出版)
<参考書>
  1. 小川義和, 五月女賢司編著, 発信する博物館 : 持続可能な社会に向けて, ジダイ社, ISBN:9784909124463,
    (2021年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル博物館における情報・メディアの意義
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第1章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・授業全体の到達目標、授業の進め方、課題提出の方法、成績評価の仕方等に関するガイダンスを行います
・テキスト第1章の内容を中心に講義を行います
・博物館を訪れた経験を互いに共有しながら、博物館が果たす役割について考察します
2タイトル情報とメディアの歴史
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第2章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第2章の内容を中心に講義を行います
・情報メディアの歴史を概観し、高度情報社会における博物館の可能性を考察します
・バーチャルミュージアムを体験する演習を行います
3タイトルメディアとしての博物館
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第4章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第4章の内容を中心に講義を行います
・博物館の展示の工夫について事例調査を行い、その効果について考察します
・バーチャル美術館を体験し、対話型鑑賞に関する演習を行います
4タイトル博物館メディアと学習理論
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第5章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第5章の内容を中心に講義を行います
・インストラクショナルデザインについての理解を深めます
・動機づけ理論や学習設計理論をもとに講座を組み立てる演習を行います
5タイトル学習理論を踏まえた教育設計
事前学習
事後学習
・授業前に、模擬講座で使用するものを準備する
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・第4回で設計した講座を模擬的に実施し、相互評価を行います
・教員や受講生同士のフィードバックをもとに、設計した講座をブラッシュアップします
6タイトル教育におけるメディアの利用
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第6章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第6章の内容を中心に講義を行います
・学校教育を取り巻く情報化の現状と課題についての理解を深めます
・情報端末の活用が有効だと考えられる事例を調査し、その効果について考察します
7タイトル情報化社会とメディアリテラシー
事前学習
事後学習
・授業前に、メディアリテラシーとはどのようなものかを調べておく
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・メディアリテラシーや情報活用能力についての理解を深めます
・メディアリテラシーを育むための教育プログラムについて検討します
8タイトルメディアを活用した展示方法
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第7章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第7章の内容を中心に講義を行います
・PWA(Progressive Web Apps)を活用して情報やデータにアクセスするための仕組みづくりの演習を行います
9タイトル博物館とインターネット
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第8章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第8章の内容を中心に講義を行います
・バーチャル修学旅行を体験し、インターネットが教育に果たす役割について考察します
10タイトルデジタルアーカイブの現状
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第9章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第9章の内容を中心に講義を行います
・デジタルアーカイブサイトを利用し、その効果について考察します
・カメラ、表計算アプリ等を活用してデジタルアーカイブを模擬的に体験します
11タイトルメディアによるユニバーサルデザイン
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第10章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第10章の内容を中心に講義を行います
・博物館におけるユニバーサルデザインの事例を調査し、その効果について考察します
12タイトルゲーミフィケーションの手法を活用した展示の工夫
事前学習
事後学習
・授業前に、ゲーミフィケーションについて調べておく
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・ゲーミフィケーションやナッジについての理解を深めます
・ゲーミフィケーションの要素を取り入れた教材を作成する演習を行います
13タイトル博物館と学校教育との連携
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第12章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第12章の内容を中心に講義を行います
・フォームを使って展示物に関するクイズを作成する演習を行います
・遠隔オンライン会議を用いた演習を行い、学校と博物館の連携について考察します
14タイトルSNSを活用した情報発信
事前学習
事後学習
・授業前に、博物館ではどのようなSNS発信をしているかを調べる
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・SNSの特徴や博物館がSNS発信をする意義についての理解を深めます
・博物館におけるSNS発信の事例を調査し、その効果について考察します
15タイトル博物館と知的財産
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第11章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる。最終課題レポートに取り組み提出をする
授業内容・テキスト第11章の内容を中心に講義を行います
・知的財産権についての理解を深める教材を作成し、相互評価を行います
・最終課題レポートの内容とその作成方法について説明します
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
授業担当者は小中学校での教職経験を有する。
学校現場の現代的な課題を踏まえて授業を実施するとともに、授業中に適宜学校現場の様子を話題にする。
<備考>
・受講生の要望や状況によって、授業内容の一部を変更する場合がある。
・博物館における情報メディアの活用について体験的に学ぶ。そこで、以下の準備をしておくこと。
1 タブレット端末やノートパソコンを持参し、インターネットに接続できる状態にして受講すること。
2 Googleアカウントを取得しておくこと。授業用に取得しても既に持っているアカウントを使用しても構わない。