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授業科目名
小児看護学実習
担当教員
阿久澤 智恵子/安藤 晴美
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNE4044 2 4 通期
<授業の概要>
 健康障害や健康問題をもつことにより生じる子どもと家族への影響を理解し、様々な問題状況をアセスメントする問題解決思考を身につける。また、子どもと家族のQOLを維持・向上するような具体的看護方法を思考し、小児医療・保健・福祉・教育における多職種と連携する必要性を思考しながら看護実践する力を身につける。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門豊かな人間性
B問題解決力能力
C看護実践力
D連携する力
E自己研鑽力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1健康な乳幼児の一般的な成長・発達過程の特徴を説明することができる。B
2乳幼児の発達段階に応じた子どもへのコミュニケーションや関わりができる。C
3乳幼児の日常生活(食事、排泄、遊び、休息など)に対する保育を体験、実施することができる。C
4子どもの発達面、健康面や安全面などの視点から、子ども観を明らかにすることができる。A
5受け持ち児や家族の理解に努め、対象の発達段階や健康レベルに応じたコミュニケーションが図れる。C
6事前学習において受け持ち児の成長・発達段階の特徴と疾患について学習し、説明することができる。E
7受け持ち児の全体像を捉えるために多面的に情報を収集することができる。B
8収集した情報の分析・解釈・推論・判断ができる。B
9情報に関連する原因・関連要因、問題の性質・程度、成り行きを記述し、看護問題を明確化することができる。B
10抽出した看護問題の優先順位を決定することができる。B
11受け持ち児の個別性や倫理面に配慮し、根拠に基づいた看護計画を立案することができる。C
12受け持ち児の理解に応じた説明を行い、受け持ち児と家族の同意と協力を得て、看護計画を一部実施することができる。C
13受け持ち児の健康レベルや個別性に配慮し、安全・安楽に援助を実践することができる。C
14看護計画の実践を評価し、計画の修正・変更を行うことができる。B
15受け持ち児を取り巻く保健・福祉・教育との協働を理解し、その中での看護師の役割を考えることができる。D
16小児看護学実習における自己の学びを具体的に述べ、今後の課題を明らかにすることができる。A
17カンファレンス等などの場で、自己の意見を積極的に述べることができる。D
18看護学生として、主体的に学習に取り組み、言葉遣い、身だしなみに留意し、時間を厳守することができる。E
19状況に応じた報告・連絡・相談をすることができる。D
20グループ内でメンバーシップ・リーダーシップを発揮してグループメンバーと協力しながら行動できる。D
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
13%レポート、実習に臨む態度を総合的に評価する。
23%実習に臨む態度を総合的に評価する。
33%実習に臨む態度を総合的に評価する。
46%レポート、実習に臨む態度を総合的に評価する。
56%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
66%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
76%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
86%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
96%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
106%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
116%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
126%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
136%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
146%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
153%レポート、実習に臨む態度を総合的に評価する。
1610%レポート、実習に臨む態度を総合的に評価する。
173%実習に臨む態度を総合的に評価する。
183%実習に臨む態度を総合的に評価する。
193%実習に臨む態度を総合的に評価する。
203%実習に臨む態度を総合的に評価する。
合計100% 
<授業計画>
実習計画 
*行動目標等の詳細は,『看護学実習要項』を参照して下さい。

・実施時期:4学年・前期(2023年5月~ 7月)     
・実習期間:2週間
・実習場所:保育園、附属病院、学内
      
・担当教員:阿久澤 安藤
・主な実習内容:
(1)保育園実習
  a.乳幼児との基礎的なコミュニケーション
  b.乳幼児の成長発達の特性と健康的な生活習慣の確立に向けた基本的な援助法
  c.乳幼児の健康維持・増進と保健管理
  d.乳幼児期に生じやすい事故と安全管理
  e.保育における養育者や地域の人々などとの連携,など
(2)病棟
  a.受け持ち児との援助的な対人関係を形成するための基本
  b.受け持ち児とその家族に関わる健康問題の把握とその問題解決的アプローチ
  c.受け持ち児に必要な生活援助(栄養・食事,清潔・衣生活,排泄,遊びと休息等)
  d.小児看護における基礎技術の習得
  e.チーム医療における小児看護の責務と連携
  f.小児科病棟における基本的な看護管理
<教科書>
  1. 中野綾美編, 小児の発達と看護 第6版, メディカ出版, ISBN:4840465150,
    (2019年出版 ナーシング・グラフィカ, . 小児看護学)

  2. 中野綾美編, 小児看護技術 第4版, メディカ出版, ISBN:4840465169,
    (2019年出版 ナーシング・グラフィカ, . 小児看護学)

  3. 中村友彦編, 小児の疾患と看護 第2版, メディカ出版, ISBN:4840457964,
    (2017年出版 ナーシング・グラフィカ, . 小児看護学)
<参考書>
  1. 岡堂哲雄, 小児ケアのための発達臨床心理学, ヘルス出版,昭和58年., ISBN:4892690325
  2. 病いと共に生きる子どもの看護, メジカルフレンド社,2005., ISBN:4839212864
  3. 小児科 小児の看護  看護診断に基づく標準看護計画13, メヂカルフレンド社,平成7年., ISBN:4839221138
  4. 小児の看護アセスメント, 医学書院,2001., ISBN:4260331159
  5. 改訂 小児生理学, へるす出版,1996., ISBN:9784892696367
  6. こどものフィジカルアセスメント, 金原出版, ISBN:4307170474
  7. こどもの病気の地図帳, 講談社, ISBN:406206605X
  8. 山元恵子, 写真でわかる小児看護技術, インターメディカ, ISBN:9784899961697
  9. 日野原重明, バイタルサインの見方・読み方, 照林社, ISBN:9784796520898
  10. 五十嵐隆, これだけは知っておきたい小児ケアQ&A, 総合医学社, ISBN:9784883784165
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
看護師の実務経験のある教員が講義を行う。