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授業科目名
学部入門ゼミ(ECE)
担当教員
針井 則一
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMA101 2 1 前期
<授業の概要>
早期臨床体験(ECE: Early Clinical Exposure)は入学したばかりの学生の動機づけを目的とした実習である。この実習は医学的知識や技能の修得を目的としたものではなく、看護を通して患者の身体的・精神的・社会的苦悩を知ることで、将来医師となるべき学生諸君がこれから何をすべきかを自覚することである。また医療の現場は多様であり大学病院の医療だけではなく,自らの進路を決めるためにも大学病院以外の様々な医療現場を知る必要がある。実習の事前学習として、地域のさまざまな医療現場で活躍されている医師を招いての講義、また実習への参加に最低限必要な臨床倫理(医の倫理)や接遇マナーについての研修も実施する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門コミュニケーション
B社会における医療の実践
C生涯にわたってともに学ぶ姿勢
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
医学
1医療を実感し勉学への動機を高める。C
2地域医療に貢献している医師の活動を理解する。C
3積極的に体験したことを話し合い報告できる。A
4ECEの目的を理解する。C
5患者に対する人格の尊重、思いやり、共感の態度を身につけ、医療スタッフや患者とのコミュニケーションをとることができる。B
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
120%実習レポート
220%講義レポート
310%報告会出席、態度、グループワーク
440%講義出席・態度
510%実習先評価
合計100% 
<授業計画>
山梨県の地域医療を担う病院にて2日間、5名程のグループで看護師の補助を行う(日程A・Bあり)。病院により実習内容に多少の違いはあるが医療スタッフ、患者さんとのコミュニケーションが上手くとれることを期待している。病院はすべて公共交通手段および徒歩等で到達できる。

【講義予定】木曜日4限
 1.4月13日:「地域病院における医師の役割-1」  北杜市立甲陽病院       田中医師
 2.4月20日:「地域病院における医師の役割-2」  加納岩総合病院        浅利院長
 3.4月27日:「地域病院における医師の役割-3」  げんきキッズクリニック    宮本院長
 4.5月11日:「地域病院における医師の役割-4」  飯富病院           朝比奈院長 
 5.5月18日:「病院における看護師の役割」     看護部長           村松看護部長 
 6.5月25日:「地域病院における医師の役割-5」  国立甲府病院         内田医師  
 7.6月 1日:「地域病院における医師の役割-6」  市立甲府病院 整形外科    堀内医師
 8.6月 8日:「地域病院における医師の役割-7」  南部町医療センター      市川所長           
 9.6月15日:「地域病院における医師の役割-8」  あすか在宅クリニック     高添院長
 10.6月22日:「地域病院における医師の役割-9」  山梨県立中央病院       塚本医師 
 11.6月29日:「地域病院における医師の役割-10」 きたむらクリニック      北村院長
 12.7月 6日:「災害医療とは」           救急集中治療医学       森口教授
 13.7月13日:「地域病院における医師の役割-11」 山梨市立牧丘病院       小澤医師
 14.7月20日:「医学部卒業後のキャリアパス」    臨床研修センター       板倉教授
 15.7月27日:「総合診療とは」            地域医療・総合診療学     針井教授

  (※上記内容で予定しているが、都合により変更になることがある)

【実習期間】
  接遇研修  :9月 11日(月) 3・4限
  グループA :9月 12日(火)~13日(水)
  グループB :9月 14日(木)~15日(金)

【報告会】
  9月25日(月)3・4限
  (※詳細については後日掲示する)

実習の全容については令和5年度早期臨床体験(ECE)の手引きを参照のこと(7月初旬~中旬頃配布予定)。
「接遇研修」を欠席した者は実習を受けることができないので注意すること(実習不参加は単位修得不可)。
レポートの提出、報告会への出席も必須事項である。特段の理由なくレポート未提出、報告会を欠席の場合は単位の修得が困難になる。
また実習先での評価は単位取得に直接反映される。「不可」等の悪い評価がついた場合には再実習あるいは単位取得が困難となる。

外部講師による講義については別途レポートの提出を求める。どの講義についてのレポートを提出することになるかは後日公表されるので出席は必須である。(録音を聞いて書かれたレポートは受理しない)


【授業形態】
「面接授業」を行う。尚、感染状況により「ライブ型」「オンデマンド型」も併用して行う。

※この科目は地域医療学講座が担当するが、基本的に医学部教育委員会が主催している科目であり、最終的な判定は医学部教育委員会が行う。
<教科書>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
医師として実務経験のある教員が講義を行っている。