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授業科目名 付加価値を生む地域資源の保全とブランド化
時間割番号 CPYK45
担当教員名 中村 光良/安達 義通
開講学期・曜日・時限 後期・水・VI 単位数 1
<対象学生>
全学部生
<授業の目的>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。
授業の実施日については、大学ホームページ(https://www.yamanashi.ac.jp/campuslife/332)に掲載「教養教育連携開設科目履修ガイド」の令和5年度連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)一覧(PENTAS YAMANASHI)を確認してください。

山梨の地域資源である「水」をテーマに、水循環や保全の実例を通じた理解とその資源を価値創造に繋げる取組を学び、自らが地域資源の価値創造を考えることでSDGs時代の地域創生人材の育成を目指す。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B地域理解自らの生活の場である地域の特色・課題を説明できる。
C汎用能力5・問題解決力構想力多様な解決方法を案出・検討し、適切な方法を選択できる。
D計画力課題の解決に向けた実現可能な計画を具体的に立案できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1水循環・保全活動の取組みを理解できる。B
2ブランドマーケティングを理解できる。A
3地域活性化に繋がる取組事例を自ら探求することができる。C
4地域資源を活用した地域社会・経済の活性化を自ら考察し、提案することができる。D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
115%各講義における発言・議論の内容を評価する
215%各講義における発言・議論の内容を評価する
330%各講義における参加意欲を評価する
440%第7回~8回で策定する地域活性化提案書の内容を評価する
合計100% 
<授業の方法>
・基本的には対面授業で実施します。
・毎回資料を配布します。
・パワーポイント等を使用し講義します。
・毎回質疑応答の時間は取ります。次回にその課題について議論することもあります。また質問票も配布します。以後の課題に取り上げるように進めます。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・日本全体が超高齢化社会となる中、山梨も例外ではありません。またコロナやウクライナ問題など、グローバルレベルで今までの当たり前が当たり前でなくなってきています。
・山梨には自然の豊かさを守るだけでなく、それを活かして人と自然が共生する社会を作ってきた歴史があります。
時代が加速度的に変化する中、「21世紀の新たな山梨」を自らが考えるチャレンジを疑似体験したい方、歓迎します。
<テキスト>
  1. なし
<参考書>
  1. なし
<授業計画の概要>
1タイトルイントロダクション
事前学習
事後学習
・サントリーグループ及びサントリー白州工場について調べておく。
・講義でわからなかったこと、興味がわいたことを調べる。
授業内容8回分の講義全体に関する説明
2タイトルブランドマーケティングと実際と価値訴求活動
事前学習
事後学習
・ブランドマーケティングについて調べておく。
・講義でわからなかったことについて調べる。
授業内容サントリー天然水という「製品」がどのようにして価値を生む「ブランド」となりえたのか、コンセプトワークやブランド戦略の実例を学ぶ。
3タイトル環境保全の取り組み①:水循環とは
事前学習
事後学習
・地下資源(水)とは誰のものかについて調べておく。
・講義でわからなかったことについて調べる。
授業内容・地下資源(水資源)とは誰のものか、各国でどのような考え方の違いがあるのか紹介する。
4タイトル環境保全の取り組み②:サントリーグループの森林保全活動の実際と課題
事前学習
事後学習
・サントリーの森林保全活動について調べておく。
・講義でわからなかったことについて調べる。
授業内容サントリーグループがこれまでどのように森林保全活動を実施し、どんな課題があったのか、レクチャーする。
5タイトル環境ビジョンを考える
事前学習
事後学習
サントリーの環境ビジョンを把握しておく。できれば他社のビジョンと比較してみる                           講義でわからなかったことについて調べる。
授業内容サントリーグループの環境ビジョンについて、考え方やそのアプローチについてレクチャーする。
6タイトルサントリーのものづくりの理念と取組み
事前学習
事後学習
・第3回講義時に指示します。
・講義でわからなかったことについて調べる。
授業内容サントリー白州工場の取組事例をもとに、「地下水」が「天然水」という製品になる過程を学ぶ。
7タイトル山梨の水の価値創造を自ら考える①
事前学習
事後学習
・これまでの授業を復習しておく。
・価値創造となる提案を考えておく。
授業内容山梨の地下水の価値を地質学的アプローチから具体的に理解し、整理する。
8タイトル山梨の水の価値創造を自ら考える②
事前学習
事後学習
・これまでの授業を復習しておく。
・自分の提案に関して振り返りを行う。
授業内容山梨の水資源をどのような付加価値のあるモノ・サービスに展開し、地域経済・社会の活性化に貢献するかを考える。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
・第1回~第6回までは、サントリーグループでそれぞれの実務に精通した課長クラスが講義を行います。
・第7回~第8回は、輿水客員教授とサントリー社員がファシリテーターとして、学生自らが考え、答えを出していただくセッションとなります。最終的に自らの提案を「水を活用した地域活性化提案書」としてまとめていただきます。
<備考>
・最終的に自らが地域活性化リーダーとして提案をしていただくことになります。したがって、単に講義で知識を学ぶだけでなく、日頃から地域課題や環境問題など情報のアンテナを張っていただきながら受講して下さい。
・この講座は「答え」を教える講座ではありません。講師や受講生の皆さんとの議論を通じて、自分の考えをまとめていくスタイルで受講して下さい。
・他大学の学生や社会人等とともに学ぶ「PENTAS YAMANASHI」の科目です。