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授業科目名 問題発見の技法
時間割番号 CPYK04
担当教員名 佐藤 文昭
開講学期・曜日・時限 前期・水・V 単位数 1
<対象学生>
全学部生
<授業の目的>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。
授業の実施日については、大学ホームページ(https://www.yamanashi.ac.jp/campuslife/332)に掲載「教養教育連携開設科目履修ガイド」の令和5年度連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)一覧(PENTAS YAMANASHI)を確認してください。

今日、私たちが直面している地域社会の問題は、複雑化・複合化し、目に見えている出来事も、実は様々な要素が複雑に絡み合って生じている。本科目では、こうした出来事が「なぜ」、「どのよう」に起こっているのかを、データやディスカッションを通じて一つ一つ解き明かしていくことにより、根本にある問題点はなにかを見つけるための技法を指導する。それにより、今後、様々な分野における学修の基盤となる「問いを立てる力」を身に付けることを目的とする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通汎用能力2・情報リテラシー情報収集力図書館やインターネットなどから多様な文献や資料を入手できる。
B4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
C5・問題解決力課題設定力課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1目に見えている出来事を掘り下げていくための技法について理解することができる。B
2理解した技法を用いて、目に見えている出来事の根本にある問題を把握することができるC
3興味関心を持ち積極的に課題に取り組むことができる。A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%各回の発表により、目に見えている出来事を掘り下げていくための技法を理解できたか評価する
240%最終回の発表により、根本にある問題を把握することができたか評価する
320%各回の授業参加姿勢により、積極的に課題に取り組むことができたか評価する
合計100% 
<授業の方法>
<アクティブラーニングを取り入れた教育方法>
講義内容を踏まえたワークショップ形式で行う。
ノートパソコンまたはタブレット端末を使用するので、各自用意用意すること。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
私たちが見えている出来事は、「氷山の一角」に過ぎません。
その下にどんな行動パターンや構造、価値観などがあるのかを、一緒に掘り下げてみましょう。
きっと、今までとは違った世界が見えてくるはずです。
<テキスト>
  1. なし
<参考書>
  1. 筧裕介著, 持続可能な地域のつくり方 : 未来を育む「人と経済の生態系」のデザイン : 実践地方創生×SDGs, 英治出版, ISBN:9784862762511,
    (2019年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル問題の構造を知る
事前学習
事後学習
シラバスを事前に読み、全体のイメージを持って参加する。
授業内容目に見える出来事から問題をどのように深めていくかについて理解する。
2タイトル出来事を感じ取る
事前学習
事後学習
授業内容を確認するとともに、次回の授業に向けた準備を行う。
授業内容各自が関心を持つ地域の出来事を設定し、受講者間の対話を通じて問題意識を明確にする。
3タイトル情報を集める
事前学習
事後学習
授業内容を確認するとともに、次回の授業に向けた準備を行う。
授業内容様々な情報源からテーマに関連するデータを収集し、その中から何が起こっているのかを明らかにする。
4タイトル情報を読み解く
事前学習
事後学習
授業内容を確認するとともに、次回の授業に向けた準備を行う。
授業内容収集したデータを分析することにより、テーマを取り巻く問題を構造化する手法を身につける。
5タイトル声を聴く(1)
事前学習
事後学習
授業内容を確認するとともに、次回の授業に向けた準備を行う。
授業内容構造化した問題を深めるために、テーマに関係する人へのインタビューの準備をする。
6タイトル声を聴く(2)
事前学習
事後学習
授業内容を確認するとともに、次回の授業に向けた準備を行う。
授業内容テーマに関係する人へのインタビューを行い、その結果をまとめる。
7タイトル構造化する
事前学習
事後学習
課題に関する発表準備を行う。
授業内容収集したデータやインタビュー結果に基づいて、テーマを取り巻く問題を構造化するとともに、問題解決のキーポイントを明確にする。
8タイトル発表する
事前学習
事後学習
自らの発表および他者の発表を比較、および講師による総括評価をもとに今後の行動に結びつけられるよう省察する。
授業内容これまでの検討結果を踏まえて、各自が関心を持った出来事の問題点について発表する。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
大手及び県内シンクタンクにおいて、国及び自治体の政策立案に係る調査研究業務に携わってきた実績を持つ担当教員が、実践的な指導を行う。
また、以下の実務経験者をゲスト講師として迎え、実践的な指導を行う。
宇佐美 淳:公益財団法人山梨総合研究所研究員、法政大学大学院兼任講師。法政大学大学院公共政策研究科博士後期課程修了(博士(公共政策学))。2021年3月まで甲府市役所に勤務、障がい福祉や議会事務等を担当。
<備考>
・他大学の学生や社会人等とともに学ぶ「PENTAS YAMANASHI」の科目です。