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授業科目名 災害支援
分類社会科学
時間割番号 CASK06
担当教員名 渡邊 裕子
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 1
<対象学生>
全学部生
<授業の目的>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。

災害の定義と分類,災害のサイクルから災害の基本について教授する。
また,災害サイクルと各期に応じた援助( ボランティア活動を含む)の実際,トリアージの基礎的な知識を体系的,総合的に教授する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B地域理解自らの生活の場である地域の特色・課題を説明できる。
C汎用能力5・問題解決力課題設定力課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。
D実行力計画に従って解決に取り組むことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1災害の定義・種類と特徴を説明できる。A
2介護を必要とする人への支援について説明できる。A
3災害時における感染対策について説明できる。A
4トリアージの基礎的な知識について説明できる。A
5生活する地域の防災対策の現状と課題を自分の言葉で説明できる。B
6No.5を踏まえて、災害時に自分ができる支援について、自分の考えを表現できる。C
7災害時に誰にでもできる避難行動・応急処置を実践できる。D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
115%テストで該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
215%テストで該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
315%課題レポートで該当する項目を適切に説明できるか評価する
415%テストで該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
510%レポートで自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する
610%レポートで自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する
720%フィードバックペーパーや参加態度で、講義や演習に積極的に参加できたか否かを評価する。
合計100% 
<授業の方法>
・山梨県立大学池田キャンパスでの対面授業を原則に展開するが,一部はフィールドワークや演習を行う。
(原則は対面授業です。感染拡大等不測の事態により遠隔授業とする場合は,その際はあらためて連絡します。)

<アクティブ・ラーニングを取り入れた教育方法>
・“なぜ?”“どうして?”等,学生の思考をより深めるような問いを適宜設定する。
・minutes paper等で,意見交換や自己の考えを述べる機会を適宜設定する。
1.フィールドワーク
 自分の住む地域の防災対策についてポーページ等で情報を確認後,防災対策を実際に行うこと(避難場所の確認・防災グッズの準備等)をとおして,自分自身の課題について考える。
2.講義
 PowerPointや文献資料を用いて講義する。
3.演習
・第5回では,山梨県立防災安全センターにて,災害時シェイクアウト訓練・地震体験・煙体験を行う。
・第8回では災害時に身近にある道具を使ってできる応急処置を演習する。

・関連サイトや広報誌等から,国・県・市の「防災」に関する情報を把握する。
・授業や見学での学びを踏まえて,自分が生活する地域の防災訓練に主体的に参加する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・災害はいつ訪れるかわかりません。災害への備えや課題を一緒に考えていきましょう。
・専門用語はできるだけわかりやすく説明しますが,わからないときは積極的に質問してください。
・履修に関する質問等は,看護学部の渡邊裕子(yuwatanabe@yamanashi-ken.ac.jp)宛にご連絡ください。
<テキスト>
  1. なし
<参考書>
  1. その都度紹介する
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション・災害の定義と災害サイクル:渡邊
事前学習
事後学習
事後学習:フィードバックペーパーによる振り返り
授業内容「災害支援」の学びの全体像と第4回のフィールドワークがイメージできるようにオリエンテーションを行う。また災害の災害の定義と分類、災害のサイクルについて講義する。
2タイトル介護を必要とする人々への支援:青柳
事前学習
事後学習
事後学習:フィードバックペーパーによる振り返り
授業内容要介護の人の支援、災害ボランティア、被災者の立場から伝えたいことの3点について講義する。
3タイトル災害時における感染対策:平尾
事前学習
事後学習
事後学修:講義内で課題を提示し、レポートの提出を課する
授業内容大規模自然災害時における感染対策を講義する(避難所、後方医療施設への傷病者搬送と感染リスク、災害後のフェーズ(時期)と感染制御活動、一般家屋における水害時および被災地での瓦礫撤去や復旧復興作業中の感染予防、新型コロナウイルス感染症対策)
4タイトルフィールドワーク(自分の住む地域の防災対策):渡邊
事前学習
事後学習
事後学習:自分が生活する地域の防災対策について調べたことを、自己学習ノートにまとめておく。
授業内容自分の住む地域の防災対策についてホームページ等で情報を確認後、防災対策を実際に行うこと(避難場所の確認・防災グッズの準備・地域防災訓練への参加等)をとおして、自分自身の課題について考える。
5タイトル災害体験(地震体験・煙体験):杉山・渡邊・山梨県立防災安全センター職員
事前学習
事後学習
事後学習:フィードバックペーパーによる振り返り
授業内容山梨県立防災安全センターにて、災害体験(地震・煙・消火等)を行い、身近に災害が起こった際の心構えや支援のあり方について考える。
6タイトル災害支援の実際:杉山・渡邊・ゲスト講師_NPO法人 災害・防災ボランティア未来会 代表  (山梨県立防災安全センター所長)
事前学習
事後学習
事後学習:フィードバックペーパーによる振り返り
授業内容災害支援のスペシャリストから、実際の災害支援の様子や支援時の心構えについて講義する。
7タイトル災害直後の支援:前澤
事前学習
事後学習
事後学習:フィードバックペーパーによる振り返り
授業内容災害直後の援助である災害時のトリアージの概要、ボランティアや支援者の役割、注意点について事例をもとに説明する。また、災害直後の倫理的課題についてディスカッションを行う。
8タイトル災害時の応急処置:渡邊
事前学習
事後学習
事後学習:フィードバックペーパーによる振り返り
授業内容身近にある物品を利用して災害時にできる応急処置を演習する(ハサミ持参)。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
 ・看護師・保健師資格のある教員(山梨県立中央病院 他)
 ・山梨県立防災安全センター所長
 具体的な教育方法
 ・災害支援の実務経験を活かして,当該科目の知識と統合させて指導を行う。
 ・病院看護師等の実務経験を活かして,当該科目の知識と統合させて指導を行う。
<備考>
山梨大学1~4年次生はどなたでも履修できます。