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授業科目名 生活習慣と健康行動
分類・系統健康福祉 心身・芸術系
時間割番号 CAH034
担当教員名 志村 広子
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
定員40名
<授業の目的>
生活習慣、日々の行動(特に身体活動)と健康との関連についての理解を深め、健康の保持増進に活用できる実践的な知識を身につけることを目的とする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
C健康維持増進力心身の健康を維持・増進する方法について説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1スマートフォンや記録用紙を活用して日々の行動をはかる方法を知り、データをもとに健康上の課題を見出し、より良い行動につなげられるようになる。C
2筋骨格系の基本的な知識を習得し、生活習慣がもたらす日頃のちょっとした不調(姿勢不良による肩こり等)を緩和できるようになる。A
3健康関連行動(食べる、動く、寝る)の基礎知識を習得し、行動医学等の分野における研究動向を踏まえ、国内外の現状や課題を説明できるようになる。B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
115%データに基づく考察と、行動改善等の実践の結果について自分の言葉で表現できるか、レポート課題(1回)で評価する。
240%学んだことを応用し、対象に合わせて説明できるか、スライド作成課題(2回)で評価する。
345%学んだことや考えたことを自分の言葉で表現できるか、毎回の小レポートで評価する。
合計100% 
<授業の方法>
【毎回の授業の流れ】
前回の概要を確認した後、当日の講義を行う。
毎回、翌日正午締切の小レポート(授業内容の要約等)を課す。
【その他の課題】
レポート課題(800字程度×1回)、スライド作成課題(スライド1枚×2回)がある。
【実施方法】
基本的に対面で授業を行う予定である。状況により、オンラインに変更する場合もある。
【提出物について】
締切を過ぎたもの、指定された方法以外で提出されたものは採点対象としない(事前に相談があった場合を除く)。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・「自分で考える」、「自分の言葉で表現する」ことを重視した課題を出します。
・スマートフォンをお持ちでない方は事前に相談してください。スマートフォンを使って歩数を計ったり、食べたものを写真で記録したりする課題があります。
・第10回以降の授業は動きやすい服装での参加をおすすめします。ストレッチ等の軽い実技を行うことがあります。
・授業の内容や進め方は、必要に応じて調整していきます。
・対面授業の際は、入室前に手指を消毒する、受講者間で可能な限り距離を取る、マスクを着用する、換気を行う等、感染防止対策へのご協力をお願いいたします。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 人体の取扱説明書 : 科学的に正しい体の使い方と,トラブルへの対処法がわかる 改訂第2版, ニュートンプレス, ISBN:9784315526080,
    (2022年出版 ニュートン別冊)

  2. 睡眠の教科書 : 眠りの科学で、最高のパフォーマンスを手に入れる 増補第2版, ニュートンプレス, ISBN:9784315524383,
    (2021年出版 ニュートン別冊)

  3. 筋肉の科学知識 : 健康に生きるための筋肉の鍛え方 体づくり編, ニュートンプレス, ISBN:9784315524390,
    (2021年出版 ニュートン別冊)

  4. Karen Glanz, Barbara K. Rimer, K. Viswanath, editors, Health behavior : theory, research, and practice : hbk 5th ed, Jossey-Bass, a Wiley brand, ISBN:9781118628980,
    (2015年出版 その他、授業内で適宜紹介する。)
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション
事前学習
事後学習
事前:シラバスを読み、疑問点があれば整理しておく。
事後:翌日正午までに小レポートを提出する。
授業内容授業の目的、進め方、成績評価の方法を説明し、授業で扱う内容を概説する。
2タイトル健康とは
事前学習
事後学習
事前:キーワードの意味や関連情報を調べてくる。
事後:翌日正午までに小レポートを提出する。
授業内容キーワード:平均余命、平均寿命、疾病構造、アブセンティーイズム、プレゼンティーイズム
3タイトル食事と健康
事前学習
事後学習
事前:普段の食事を記録してくる(最低1日分、写真撮影可)。キーワードの意味や関連情報を調べてくる。
事後:翌日正午までに小レポートを提出する。
授業内容キーワード:肥満、やせ、体脂肪率、Body Mass Index、食生活指針、フードガイド
4タイトル睡眠と健康
事前学習
事後学習
事前:キーワードの意味や関連情報を調べてくる。
事後:翌日正午までに小レポートを提出する。
授業内容キーワード:睡眠-覚醒リズム、断眠、睡眠圧、体内時計、睡眠負債、睡眠指針
5タイトル身体活動と健康
事前学習
事後学習
事前:キーワードの意味や関連情報を調べてくる。
事後:翌日正午までに小レポートを提出する。
授業内容キーワード:身体活動、運動、座位行動、身体活動指針
6タイトル生活習慣の見直し
事前学習
事後学習
事前:身体活動、睡眠、心身の調子等を1週間記録してくる。
事後:翌日正午までに小レポート、翌週授業時にレポート課題を提出する。
授業内容自分のデータをもとに考察を行う。健康上の課題を明らかにし、今後1週間の具体的な行動目標を立てる。 ※考察および実践の結果を記述する(レポート課題)。
7タイトルウェアラブルデバイスを活用した身体活動・睡眠の測定
事前学習
事後学習
事前:キーワードの意味や関連情報を調べてくる。
事後:翌日正午までに小レポートを提出する。
授業内容キーワード:ウエアラブルデバイス、スマートフォン、加速度センサ、ビッグデータ
8タイトル身体活動・睡眠と気分・症状との関連
事前学習
事後学習
事前:キーワードの意味や関連情報を調べてくる。
事後:翌日正午までに小レポートを提出する。
授業内容ecological momentary assessment (EMA)、mHealth、質問紙、想起バイアス
9タイトル前半のまとめ
事前学習
事後学習
事前:第2回から第8回の授業内容を復習しておく。
事後:翌日正午までに小レポート、スライド作成課題①を提出する。
授業内容第2回から第8回の授業内容のおさらい。必要に応じて補足説明を行う。
10タイトルからだが動くしくみ(骨・関節・筋)
事前学習
事後学習
事前:キーワードの意味や関連情報を調べてくる。
事後:翌日正午までに小レポートを提出する。
授業内容キーワード:可動関節、解剖学的基本肢位、骨格筋、短縮性筋活動、伸張性筋活動、等尺性筋活動
11タイトル下肢の主な筋と骨格
事前学習
事後学習
事前:キーワードの意味や関連情報を調べてくる。
事後:翌日正午までに小レポートを提出する。
授業内容キーワード:腓腹筋、ヒラメ筋、前脛骨筋、大腿四頭筋、ハムストリングス、内転筋群、腸腰筋、大殿筋、蝶番関節、球関節、単関節筋、二関節筋
12タイトル上肢の主な筋と骨格
事前学習
事後学習
事前:キーワードの意味や関連情報を調べてくる。
事後:翌日正午までに小レポートを提出する。
授業内容キーワード:上腕二頭筋、上腕三頭筋、三角筋、車軸関節、主働筋、拮抗筋
13タイトル体幹の主な筋と骨格
事前学習
事後学習
事前:キーワードの意味や関連情報を調べてくる。
事後:翌日正午までに小レポートを提出する。
授業内容キーワード:僧帽筋、胸鎖乳突筋、脊柱起立筋群、広背筋、腹直筋、大胸筋、肩甲骨、骨盤、脊柱、伸張反射
14タイトル後半のまとめ
事前学習
事後学習
事前:第10回から第13回の授業内容を復習しておく。
事後:翌日正午までに小レポート、スライド作成課題②を提出する。
授業内容第10回から第13回の授業内容のおさらい。必要に応じて補足説明を行う。
15タイトル総括:行動と健康
事前学習
事後学習
事前:今学期の授業で学んだことをどのように活用できるかを考えておく。
事後:翌日正午までに小レポートを提出する。
授業内容キーワード:エコロジカル・モデル
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
この授業を担当する教員は、民間のフィットネスクラブや地域の運動教室において、主に初心者を対象としてエアロビックダンス、ノルディックウォーキング、ウォーキング、ストレッチ、筋力トレーニングなどを指導してきた経験があります。最新の研究動向や教員の研究成果についてもかみ砕いて紹介しながら、実践に役立つ授業を展開していきます。
<備考>
(未登録)