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授業科目名 実践ものづくり実習
時間割番号 TPC105 A
担当教員名 大原 伸介
開講学期・曜日・時限 前期・金・V 単位数 1
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
 生産や製造を意味する「ものづくり」を敢えて平仮名表記しているのは、日本の伝統技術が現在の製造技術の基礎であることを強調し、言葉そのものに精神性(スピリッツ)を加味させるためです。本実習は、「ものづくり」体験を通してものをつくり出す(創造する)ことの楽しさや難しさを知ってもらうことが狙いです。実習コースには、山梨県内で継承されてきた伝統工芸の技を学ぶものや、先端の加工機や測定機を使用してオリジナルグッズをデザインしてつくるものなどがあります。
※ 本授業科目は、「COC+専門科目」「COCコース別専門科目」
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>機械工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
ME-A専門機械技術者として社会の要求を満たすための問題を設定しそれらを自力で解決するとともに、持続して自己の能力の向上に努めることができる。
ME-B機械工学の知識・技術に加えて、機械工学に関する最先端の技術を修得し、多様化する社会の要請に応じて、それを利用・応用することができる。
ME-C基礎的・専門的学力や論理的な表現力さらにコミュニケーション能力を修得し、科学的知見と技術を総合して社会的課題を解決する能力を身につける。
工学部>電気電子工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
EE-A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
EE-B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
工学部>コンピュータ理工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
CS-A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
CS-B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
工学部>メカトロニクス工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
JM-A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
JM-B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
工学部>土木環境工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
CE-A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
CE-B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
工学部>応用化学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
AC-A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
AC-B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
工学部>先端材料理工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
AM-A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
AM-B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
MEEECSJMCEACAM
1・「ものづくり」の楽しさや難しさを知り、出来上がったときの喜びと達成感、充実感を得ること。EE-ACS-AJM-ACE-AAC-AAM-A
2・「ものづくり」に対して、さらなる好奇心と意欲、向上心を得ること。EE-BCS-BJM-BCE-BAC-BAM-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%個別課題評価
250%報告書
合計100% 
<授業の方法>
「ものづくり」に対する好奇心および最後までやり遂げる情熱があれば、他には必要ありません。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス
事前学習
事後学習
選択できる課題について調べておくこと
授業内容【陶芸】ろくろを使ったうつわなどの製作を行います。
【ガラス細工】ガラス細工の加工技術習得とトンボ玉の製作などを行います。
【雨畑硯】富士川支流の雨畑地域特産品である雨畑硯を原石からおもに手彫りで削って製作します。
【手彫り印章・手漉き和紙】甲府市ならびに市川三郷町で盛んにつくられている印章を手彫りで製作します。また、身延町西嶋で行われている和紙製法を基に、材料づくりから手漉きで和紙を製作します。
【電子工作】簡単な電子回路製作と初歩のマイコンプログラミングを体験実習します。
【3Dデザイン】自由な発想に基づいて作製したクレーモデル(粘土模型)を原型として、3次元スキャナーおよびCADなどによる3次元加工データを使って製品企画をします。
2タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】デモンストレーション、作品構想、菊練り体験
【ガラス細工】ガラス細工の基本加工説明、管切断、管引き
【雨畑硯】デザイン作成
【手彫り印章・手漉き和紙】彫刻(1):石材15mm角印、字入れ・決め
【電子工作】はんだ付の練習、みの虫クリップ作製、テスタの使用法
【3Dデザイン】Illustrator講習
3タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】Aろくろ成形/B手びねり成形
【ガラス細工】管引き(復習)、管曲げ
【雨畑硯】石取り(切断等)
【手彫り印章・手漉き和紙】彫刻(1)の続き。彫刻(2):柘植材12mm丸印字決め。手漉き和紙説明。
【電子工作】タイマICを使用した導通チェッカの製作
【3Dデザイン】Illustratorを連携し甲州印伝のオリジナルデザインの制作および試作品製作(1)
4タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】Aろくろ削り/B手びねり作品に絵付け
【ガラス細工】吹き破り、管接合
【雨畑硯】石造り(1)
【手彫り印章・手漉き和紙】和紙の材料準備【煮熟】【叩解(打解)】
【電子工作】タイマICを使用した導通チェッカの製作・動作確認(オシロスコープ使用)
【3Dデザイン】Illustratorを連携し甲州印伝のオリジナルデザインの制作および試作品製作(2)
5タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】A手びねり成形/Bろくろ成形
【ガラス細工】異径管接合
【雨畑硯】石造り(2)
【手彫り印章・手漉き和紙】手漉き抄紙
【電子工作】ステッピングモータの仕組みについて(学習キット使用)
【3Dデザイン】甲州印伝・漆塗り
6タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】A手びねり作品に絵付け/Bろくろ削り
【ガラス細工】先端玉、中間玉
【雨畑硯】縁立て工程
【手彫り印章・手漉き和紙】手漉き和紙の装飾【墨流し】
【電子工作】マイコンボードの製作(1)
【3Dデザイン】3D-CAD講習
7タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】素焼き補修、及び釉薬による色付け、本焼き
【ガラス細工】応用製作(1)
【雨畑硯】彫り行程(1)
【手彫り印章・手漉き和紙】和紙の加工
【電子工作】マイコンボードの製作(2)
【3Dデザイン】3D-CAD、Illustratorを連携しマグネットのオリジナルデザインの制作および試作品製作(1)
8タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】窯出し、作品考察、次回作品の計画
【ガラス細工】応用製作(2)
【雨畑硯】彫り行程(2)
【手彫り印章・手漉き和紙】彫刻(1)の続き。(1)が終わり次第、彫刻(2)へ
【電子工作】スイッチ・CDS・LED等を使用したマイコンプログラム演習(1)
【3Dデザイン】3D-CAD、Illustratorを連携しマグネットのオリジナルデザインの制作および試作品製作(2)
9タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】ろくろ成形2回目
【ガラス細工】応用製作(3)
【雨畑硯】彫り行程(3)
【手彫り印章・手漉き和紙】彫刻(2)の続き。彫刻(3):24mm柘植or30mm石材を自分で選択
【電子工作】スイッチ・CDS・LED等を使用したマイコンプログラム演習(2)
【3Dデザイン】3D-CAD、Illustratorを連携しマグネットのオリジナルデザインの制作および試作品製作(3)
10タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】ろくろ削り2回目
【ガラス細工】応用製作(4)
【雨畑硯】磨き工程(1)
【手彫り印章・手漉き和紙】彫刻(3)
【電子工作】LEDCUBE回路製作(1)
【3Dデザイン】3D-CAD、Illustratorを連携しマグネットのオリジナルデザインの制作および試作品製作(4)
11タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】釉薬の説明、発表の説明
【ガラス細工】応用製作(5)
【雨畑硯】磨き工程(2)
【手彫り印章・手漉き和紙】彫刻(3)
【電子工作】LEDCUBE回路製作(2)
【3Dデザイン】3D-CAD、Illustratorを連携しマグネットのオリジナルデザインの制作および試作品製作(5)
12タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】釉掛け
【ガラス細工】とんぼ玉応用製作(1)
【雨畑硯】磨き行程(3)
【手彫り印章・手漉き和紙】彫刻(3)が終わり次第、作品製作へ
【電子工作】LEDCUBE回路製作(3)
【3Dデザイン】塗装(1)
13タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】発表
【ガラス細工】とんぼ玉応用製作(2)
【雨畑硯】磨き行程(4)
【手彫り印章・手漉き和紙】作品製作
【電子工作】LEDCUBE制御プログラム製作(1)
【3Dデザイン】塗装(2)
14タイトル課題製作
事前学習
事後学習
課題について調べておく
課題作成中に出た問題点を調べる
授業内容【陶芸】窯出し
【ガラス細工】とんぼ玉応用製作(3)
【雨畑硯】刻字・仕上げ
【手彫り印章・手漉き和紙】作品発表
【電子工作】LEDCUBE制御プログラム製作(2)
【3Dデザイン】発表準備
15タイトル総括・報告会
事前学習
事後学習
報告会の準備をする
質問事項について検討する
授業内容【陶芸】総括
【ガラス細工】総括
【雨畑硯】総括
【手彫り印章・手漉き和紙】総括
【電子工作】総括
【3Dデザイン】総括
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
山梨県の伝統工芸の一つである西嶋手漉き和紙の組合に属している実務経験のある講師が漉き和紙の手ほどきをします。
<備考>
※受講可能人数について
 実習室の大きさと機材の数により各実習コースの受入れ数を制限せざるを得ません。各実習の受講可能人数は
 ・陶芸:6名
 ・ガラス細工:6名
 ・雨畑硯:7名
 ・手彫り印章:8名
 ・電子工作:12名
 ・3Dデザイン:6名
の合計47名です。履修希望者が制限数を超えるときは、抽選などによって実習コースを決定します。このため希望のコースを受講できない場合がありますことをあらかじめご了承ください。

 受講しているコース以外にも「ものづくり」に関する疑問や不明な点、希望などがありましたら、工学部附属ものづくり教育実践センターの職員にご相談ください。可能な限り対応いたします。

本授業を受講するには、本学HP(https://www.yamanashi.ac.jp/campuslife/4015)で紹介されている「4.学生保険制度について」で案内されているいずれかの保険に加入していること。

状況によってオンラインでの課題が入ることや人数が変更になることもあります。