授業科目名	電気電子工学
時間割番号	TME314
担当教員名	鳥山　孝司
開講学期・曜日・時限	前期・金・II	単位数	2
＜対象学生＞
2017年度以前の入学生
＜授業の目的＞
マイコン等による電子制御技術が一般的に用いられるようになり，機械技術者にとっても電気電子，及び情報関係の知識を持っていることが必須となっている。ここでは，電気電子技術の基本となる電気や，電気回路の基礎を学び，次に半導体や電子回路の基礎について学ぶ。 　これらの知識をふまえて，卒業研究などでも生かせる技術として、応用となるセンサからのデータ取得方法やマイコンによる制御方法の基礎を学ぶ。
＜本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー＞（能力・資質）
工学部>機械工学科向け 記号 コンピテンシー（能力・資質）   ME-A 専門 機械技術者として社会の要求を満たすための問題を設定しそれらを自力で解決するとともに、持続して自己の能力の向上に努めることができる。 ◎ ME-B 機械工学の知識・技術に加えて、機械工学に関する最先端の技術を修得し、多様化する社会の要請に応じて、それを利用・応用することができる。 ○
＜到達目標＞  到達目標とは
目標NO 説明 コンピテンシーとの対応 ME 1 1）回路の理解：機械技術者に必要な電子回路などの理解に必要な知識を身につける ME-B 2 2）半導体素子の理解：半導体素子全体についての知識を持ち，目的に応じて必要な素子を選定できる ME-B 3 3) デジタル回路の基礎：論理回路の設計ができる ME-B 4 4）マイコンシステムの理解：マイコンシステムの基本的なシステム構成ができる ME-A 5 5) センサを用いたデータ取得システムが構築できる ME-A
＜成績評価の方法＞
目標No 割合 評価の観点 1 20% 中間時のレポート及び中間試験にて評価する。 2 20% 中間時のレポート及び中間試験にて評価する。 3 20% 中間時のレポート及び中間試験にて評価する。 4 20% 第15回目実施の回路作成及びそのレポートにて評価する。 5 20% 第15回目実施の回路作成及びそのレポートにて評価する。 合計 100%
＜授業の方法＞
本講義は、受講できる学生数が限られていること、また、回路作成の実習も含まれるため、対面で実施する。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
高校の物理で学ぶ電気,及び原子核の知識。 「基礎物理,II」，「応用物理学II」において学ぶ基礎的な電気法則の知識があること。 もちろん，機械技術の基礎は必須である
＜テキスト＞
西堀賢司, メカトロニクスのための電子回路基礎, コロナ社, ISBN:978-4-339-04390-7
＜参考書＞
(未登録)
＜授業計画の概要＞
1 タイトル 直流と交流 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解 授業内容 ・直流の基礎 ・交流の基礎 2 タイトル 電子部品の基礎知識その１ 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解 授業内容 ・抵抗 ・コンデンサ ・コイル 3 タイトル 電子部品の基礎知識その２ 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解 授業内容 ・ダイオード ・トランジスタ 4 タイトル デジタル回路の基礎 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解 授業内容 ・10進数と2進数 ・基本ゲート回路 ・デジタルIC 5 タイトル 増幅回路 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解 授業内容 ・オペアンプ ・オペアンプを用いた増幅回路 ・ドリフトとバイアス 6 タイトル センサの基礎 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解、これまでの内容のレポート作成 授業内容 ・機械量を検出するセンサ ・物体を検出するセンサ ・その他のセンサ 7 タイトル 中間評価と課題解説 事前学習 事後学習 事前学習：これまでの振り返り 事後学習：不十分な部分の再確認 授業内容 これまでの内容について出題し、知識として身についているかどうかを確認する。 8 タイトル マイコン 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解 授業内容 ・PIC ・AVR ・Arduino 9 タイトル マイコンによる制御方法 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解 授業内容 ・TTL信号 ・アナログデジタル変換 ・PWM制御 10 タイトル アクチュエータの基礎 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解 授業内容 ・アクチュエータ（直流モータ，交流モータ） ・アクチュエータ（サーボモータ，ステッピングモータ） ・アクチュエータの駆動 11 タイトル Arduinoのプログラミング 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解 授業内容 ・Arduino Studio ・Sketchの書き方 12 タイトル TTL出力及びスイッチ 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解 授業内容 ・TTL出力（LEDの点灯） ・スイッチの組込 13 タイトル PWM制御 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解 授業内容 ・直流モータの回転速度の制御 ・電力調整システムの作成 ・サーボの操作 14 タイトル アナログセンサからのデータ取得 事前学習 事後学習 事前学習：配布資料の確認 事後学習：学習内容の理解 授業内容 ・回路設計（オペアンプなど） ・計測精度 15 タイトル 期末評価 事前学習 事後学習 事前学習：これまでの振り返り 事後学習：授業時間内に作成した回路などについてレポートを作成し、提出する 授業内容 センサなどを利用したオリジナルな回路を設計し、意図したとおりに動作するようにプログラミングを行う。 16 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 17 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 18 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 19 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 20 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 21 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 22 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 23 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 24 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 25 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 26 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 27 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 28 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 29 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 30 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容
＜備考＞
(未登録)