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授業科目名 機械工学デザインIII
時間割番号 TME206
担当教員名 野田 善之/深澤 薫
開講学期・曜日・時限 後期・火・III-1-IV-1 単位数 1
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
機械設計と機械製図の基礎力を身につけることを目的とした演習・実習を行う。グループワークにより,簡単な機能を実現する機械の設計,製図を行い,創造設計の困難さと楽しさを学ぶ。これらの課題を通して,機能や強度、デザイン性を考慮した設計,機械要素部品を活用した設計について学ぶと共に,創造的に機械を設計する能力や,複雑な機械の全体像を把握しながら設計する能力を身につける。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>機械工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
ME-A専門機械技術者として社会の要求を満たすための問題を設定しそれらを自力で解決するとともに、持続して自己の能力の向上に努めることができる。
ME-B機械工学の知識・技術に加えて、機械工学に関する最先端の技術を修得し、多様化する社会の要請に応じて、それを利用・応用することができる。
ME-C基礎的・専門的学力や論理的な表現力さらにコミュニケーション能力を修得し、科学的知見と技術を総合して社会的課題を解決する能力を身につける。
ME-D計画を立てそれを遂行するとともに、チームを組織して動かす能力を身につける。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
ME
11.機械設計の基本的な流れを説明できる。ME-C
22.社会で求められる設計仕様を設定し、その仕様に基づいて計画図を作成できる。ME-A
33.機能,強度などを考慮して,適切な機械要素の選択や,加工部品の設計ができる。ME-B
44.グループワークにおいて、計画を立てそれを遂行するとともに、チームを組織して動かす能力を身につける。ME-D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%課題提出および発表で該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
225%課題提出および発表で該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
325%課題提出および発表で該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
425%課題提出および発表で該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
合計100% 
<授業の方法>
【基本事項】
『基礎工学』部門に相当する科目の中では,特に「機械工学デザインI」および「機械工学デザインII」で学ぶ機械製図,「ものづくり実習I」で学ぶ機械工作法の基礎知識を修得しておくこと。
☆カリキュラムの中の位置づけ
本科目は「履修順序指定科目」であり「機械工学デザインI」および「機械工学デザインII」を履修していなければ受講できない。また,『基礎工学』部門の「ものづくり実習II」とは,必要な知識を相互補完する場合があるので,これらの科目を同時に履修すること。
1.機械工学デザインI,IIで学ぶ日本工業規格「機械製図」に関する知識
2.基礎的な材料力学に関する知識
3.平歯車に関する知識
(注意)本科目は「履修順序指定科目」であり,「機械工学デザインI」および「機械工学デザインII」を履修していなければ,受講できない。この科目を履修する前提として,本科目の単位を取得しなければならない。

【授業の方法】
【授業の方法】
・Moodle上に課題、学修の進め方、関連資料などの必要事項をアップロードし、学生が解決課題を回答。
・グループワークが主体のため、教室で面接授業を実施する。
 面接授業ではマスクを着用させ、学生間の距離はできるだけ空ける。また、定期的に窓を開けて、換気を行う。授業前、後に手洗い・
 手指消毒を徹底する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 林 洋次, 機械製図入門, 実教出版, ISBN:978440735005
<参考書>
  1. 米山 猛, 機械設計の基礎知識, 日刊工業新聞社, ISBN:9784526032832,
    (機械設計の手順や考え方の参考)

  2. 小原 照記, 藤村 祐爾, Fusion 360 マスターズガイド ベーシック編, ソーテック社, ISBN:9784800712158,
    (3D CADによる機械設計の参考)
<授業計画の概要>
1タイトル機械設計の概要
事前学習
事後学習
事後学習で演習課題に取り組む。
授業内容・授業の最初に、この授業全体の到達目標、授業の進め方、課題提出の仕方、成績評価の仕方に関するガイダンスを行う。
・実社会における機械設計の流れと役割について講義する。
・演習課題に取り組む
2タイトル【個人課題】機械設計における企画書の検討
事前学習
事後学習
事後学習で、次週までに企画書を提出する
授業内容機械設計における企画書を作成する。
3タイトル【個人課題】ポンチ絵を用いた構想案の検討
事前学習
事後学習
事後学習で、次週までにポンチ絵を提出する
授業内容ポンチ絵を用いた構想案を検討する。
4タイトル【個人課題】3次元CADを用いた計画図の作成(基礎設計)
事前学習
事後学習
事後学習で、次週までに計画図(基礎設計)を仕上げる。
授業内容企画書およびポンチ絵に基づいて3次元CADを用いて計画図(基礎設計)を作成する。
5タイトル【個人課題】3次元CADを用いた計画図の作成(詳細設計)
事前学習
事後学習
事後学習で、次週までに計画図(詳細設計)を仕上げる。
授業内容3次元CADを用いて計画図(基礎設計)を基に計画図(詳細設計)を作成する。
6タイトル【個人課題】設計仕様書の作成とまとめ
事前学習
事後学習
これまでに作成した企画書、仕様書、計画図、外観図を提出する。
授業内容企画書、仕様書、計画図、外観図を作成し、学生間で相互に評価する。
7タイトル【グループワーク】個人課題を基にしたグループワークによる検討(企画書、ポンチ絵の製作)
事前学習
事後学習
事後学習で、次週までに企画書とポンチ絵を提出する
授業内容グループを構成し、各自の個人課題での制作物を基に新たな企画書とポンチ絵を作成する。
8タイトル【グループワーク】3次元CADを用いた計画図の作成(基礎設計)
事前学習
事後学習
事後学習で、次週までに計画図(基礎設計)を仕上げる。
授業内容企画書およびポンチ絵に基づいて3次元CADを用いて計画図(基礎設計)を作成する。
9タイトル【グループワーク】3次元CADを用いた計画図の作成(詳細設計)
事前学習
事後学習
事後学習で、次週までに計画図(詳細設計)を仕上げる。
授業内容3次元CADを用いて計画図(基礎設計)を基に計画図(詳細設計)を作成する。
10タイトル【グループワーク】3Dプリンタによる製作、プレゼンテーション資料の作成
事前学習
事後学習
事前に3次元データを提出し、3Dプリンタで製作する。
授業内容3Dプリンタで製作したものを評価し、改善案を検討する。
11タイトル【グループワーク】プレゼンテーションによる成果発表
事前学習
事後学習
これまでに作成した企画書、仕様書、計画図、外観図を提出する。
授業内容企画書、仕様書、計画図、外観図を基にプレゼンテーションを行い、学生間で相互に評価する。
12タイトル【グループワーク応用編】機能や強度、デザイン性を考慮した機械設計(企画書、ポンチ絵製作)
事前学習
事後学習
事後学習で、次週までに企画書とポンチ絵を提出する
授業内容グループワークで、機能や強度、デザイン性を必要とする新たな課題の企画書とポンチ絵を作成する。
13タイトル【グループワーク応用編】3次元CADを用いた計画図の作成(基礎設計)
事前学習
事後学習
事後学習で、次週までに計画図(基礎設計)を仕上げる。
授業内容企画書およびポンチ絵に基づいて3次元CADを用いて計画図(基礎設計)を作成する。
14タイトル【グループワーク応用編】3次元CADを用いた計画図の作成(詳細設計)、プレゼンテーション資料の作成
事前学習
事後学習
事後学習で、次週までに計画図(詳細設計)を仕上げる。
授業内容3次元CADを用いて計画図(基礎設計)を基に計画図(詳細設計)を作成する。また、プレゼンテーション資料を作成する。
15タイトル【グループワーク応用編】プレゼンテーションによる成果発表
事前学習
事後学習
これまでに作成した企画書、仕様書、計画図、外観図、設計書、プレゼンテーション資料を提出する。
授業内容企画書、仕様書、計画図、外観図を基にプレゼンテーションを行い、学生間で相互に評価する。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
担当教員は自動車製造業での機械設計に関する実務経験を有する。その実務の中で体験した機械設計の具体例を説明しつつ、実践的な課題に取り組む。
<備考>
・講義に関する連絡はYins-CNSを通じて行う。
・オフィスアワーは火曜日15:30~16:30。