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授業科目名 技術者倫理
時間割番号 TCE304
担当教員名 原本 英司/高井 達也
開講学期・曜日・時限 後期・水・IV 単位数 1
<対象学生>
2019年度以前の入学生対象
<授業の目的>
科学技術の進歩を人間社会の適正な発展に結びつける役割を担う技術者には高い倫理観が求められるが、これまでの歴史上、倫理観の欠如で各種の問題が発生し、今後もそのおそれがある。これからの技術者は、さらに発展する科学技術に携わるにあたり、一層充実した倫理的自律性が求められる。本科目では、これまでに発生した事例などを教訓として技術者倫理の必要性およびあり方を理解し、倫理問題を解決する方法を学習し、その能力を養成する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>土木環境工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
CE-A専門(A)技術者の責務の自覚様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
CE
1技術者倫理の意義を理解し、説明できる。CE-A
2技術者が倫理的に適切な役割を果すために必要な原則や義務等を理解し、説明できる。CE-A
3技術者の倫理的に適切なあり方を理解し、説明できる。CE-A
4科学技術の各分野の倫理的課題に対する技術者の役割を認識し、説明できる。CE-A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%技術者倫理の意義の理解度を評価(受講態度、レポート)
225%技術者に必要な原則や義務等の理解度を評価(受講態度、レポート)
325%技術者倫理のあり方の理解度を評価(受講態度、レポート、試験)
425%倫理的課題に対する技術者の役割の理解度を評価(受講態度、レポート、試験)
合計100% 
<授業の方法>
技術者の不手際や技術の悪用などで発生した社会現象に関心を持ち、自分なりの意見や見方を持つこと。また、各種社会現象に関して、技術者の関与を感知し、その仕事ぶりや考え方が結果に影響を与えていることを認識すること。授業では課題が示されるので、課題に関する授業前の予習、授業後の復習をしっかり行い、期日までに課題等の提出を行うこと。前半(1~7回)では基礎的知識の習得、後半(8~14回)では実践的能力の養成に取り組む。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 特に指定しない
<参考書>
  1. 土木学会技術推進機構継続教育実施委員会継続教育教材作成小委員会編, 土木技術者倫理問題 : 考え方と事例解説 : 土木技術者が書いた土木技術者のための技術者倫理の本 2, 土木学会,丸善 (発売), ISBN:9784810607123
  2. 飯野弘之著, 新・技術者になるということ : これからの社会と技術者 5訂版, 雄松堂出版, ISBN:484190414X,
    (2006年出版)

  3. 加藤尚武著, 技術と人間の倫理, 日本放送出版協会, ISBN:4140840234,
    (1996年出版 NHKライブラリー, 23)

  4. 教育企画・人材育成委員会倫理教育小委員会編, 技術は人なり : プロフェッショナルと技術者倫理, 土木学会,丸善 (発売), ISBN:4810605302
<授業計画の概要>
1タイトル技術者倫理と土木技術者
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容技術者倫理と土木技術者
2タイトル法と倫理:役割と義務
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容法と倫理:役割と義務
3タイトル技術者の問題:法の限界
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容技術者の問題:法の限界
4タイトル技術者の問題:組織の技術者
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容技術者の問題:組織の技術者
5タイトル技術者の問題:内部告発
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容技術者の問題:内部告発
6タイトル科学研究における倫理:不正行為
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容科学研究における倫理:不正行為
7タイトル土木現場における技術者のあり方
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容土木現場における技術者のあり方
8タイトル用語の解説、研究倫理教育の説明
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容用語の解説、研究倫理教育の説明
9タイトル参考事例1への適用(身近な倫理問題)
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容参考事例1への適用(身近な倫理問題)
10タイトル課題事例1~3への適用(身近な倫理問題)
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容課題事例1~3への適用(身近な倫理問題)
11タイトル課題事例1~3への適用結果の発表(身近な倫理問題)
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容課題事例1~3への適用結果の発表(身近な倫理問題)
12タイトル参考事例2への適用(土木の倫理問題)
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容参考事例2への適用(土木の倫理問題)
13タイトル課題事例4~6への適用(土木の倫理問題)
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容課題事例4~6への適用(土木の倫理問題)
14タイトル課題事例4~6への適用結果の発表会(土木の倫理問題)
事前学習
事後学習
事前学習:与えられた課題に対してあらかじめ自分の考えをまとめておく。
事後学習:単元毎に提示される課題についてレポートを作成する。
授業内容課題事例4~6への適用結果の発表会(土木の倫理問題)
15タイトル試験、まとめ
事前学習
事後学習
事前学習:試験範囲内の課題内容を復習しておく。
事後学習:解けなかった試験問題を再度解いて理解を深める。
授業内容試験、まとめ
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
高井は建設コンサルタント会社に勤務しており、その経験を授業に活かしている。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<備考>
本科目の位置づけは以下の通りである。
リスク管理・危機管理概論→「技術者倫理」