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授業科目名 特別講義第六
時間割番号 TAM331
担当教員名 他/副島 浩一
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 1
<対象学生>
3,4年生対象
<授業の目的>
先端材料理工学科の既設専門科目に関連した専門分野で、外部の研究機関や会社の第一線で活躍されている研究者及び技術者による専門的なあるいは先端的な内容の講義である。講義で示された研究手法や研究成果を学び、自身の基礎及び専門知識をさらに広げるとともに自身の卒業研究に役立てる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
工学部>先端材料理工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
AM-A専門1.基礎的知識化学
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
AM
1双極子近似とフェルミの黄金則を使って光の相互作用の取り扱いができること。
2軌道放射光の発生原理とその特徴を理解すること。
3軌道放射光を使った最新の実験・研究を知ること
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%双極子近似とフェルミの黄金則に関する課題問題の評価点
230%軌道放射光の発生原理に関する課題レポートの評価点
340%軌道放射光を使った最新の実験・研究に関する課題レポートの評価点
合計100% 
<授業の方法>
連絡担当教員から、集中講義案内と共にキャンバス・ネットワーク・サービス(CNS)の掲示等により知らせる。
「面接授業」、「ライブ型」、「オンデマンド型」により実施する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
原子や分子にX線(エネルギーの大きな光)を照射するとどうなるのでしょうか?この講義ではこの答えについて考えていきます。ある程度の量子力学および電磁気学の基礎的な知識を持っていることを前提に講義を進めますが、できるだけ基礎知識なしでも分かるように努力する予定ですので、心配せずに興味のある学生さんは受講してみて下さい。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. Volker Schmidt, Electron Spectrometry of Atoms using Synchrotron Radiation, Cambridge University Press, ISBN:052155053X
<授業計画の概要>
1タイトル量子力学の復習①-1次摂動論について-
事前学習
事後学習
事前学習:量子力学の復習をおこなうこと。
事後学習:講義スライドの演習問題の解きなおしをおこなうこと。
授業内容相互作用が主要項と摂動項に分離でき、摂動項が時間に依存しない場合のエネルギー固有状態と固有値の求め方について解説する。
2タイトル量子力学の復習②-フェルミの黄金則-
事前学習
事後学習
事前学習:量子力学の復習をおこなうこと。
事後学習:講義スライドの演習問題の解きなおしをおこなうこと。
授業内容相互作用が主要項と摂動項に分離でき、摂動項が時間に依存する場合のエネルギー固有状態と固有値の求め方について解説する。
3タイトル電磁気学の復習-古典的放射場について-
事前学習
事後学習
事前学習:マクスウェル方程式の復習をおこなうこと。
事後学習:講義スライドの演習問題の解きなおしをおこなうこと。
授業内容電磁波を復習すると共に、電磁波中の原子内電子の全エネルギーを、ベクトルポテンシャルを使って表記する方法を解説する。
4タイトル軌道放射光の紹介
事前学習
事後学習
事前学習:SPring-8について下調べすること。
事後学習:講義スライドの演習問題の解きなおしをおこなうこと。
授業内容軌道放射光の発生原理を中心に、軌道放射光の特徴や分光方法について解説する。
5タイトル光電子分光法①-運動エネルギー分析の原理-
事前学習
事後学習
事前学習:電子分光法について下調べすること。
事後学習:講義スライドの演習問題の解きなおしをおこなうこと。
授業内容電子の運動エネルギーを分析する方法について解説する。
6タイトル光電子分光法②-分析装置の紹介-
事前学習
事後学習
事前学習:scienta-omicron社の製品について下調べすること。
事後学習:講義スライドの演習問題の解きなおしをおこなうこと。
授業内容実際の電子分光装置について紹介をおこなう。また、エ装置性能の目安になるネルギー分解能などについて解説する。
7タイトル最新研究紹介①-準安定多価分子イオンの生成機構-
事前学習
事後学習
事前学習:分子の電子状態について下調べすること。
事後学習:講義スライドの内容を再確認すること。
授業内容内殻電離後のどのような緩和過程によって準安定的な多価分子イオンが生成されるのか解説する。
8タイトル最新研究紹介②-内殻2重空孔状態からの電子緩和過程-
事前学習
事後学習
事前学習:FELによる内殻2重空孔状態生成について下調べすること。
事後学習:講義スライドの内容を再確認すること。
授業内容1光子で内殻2重空孔状態が生成する機構について解説をおこなう。
<備考>
(未登録)