山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 知的障害児心理学
時間割番号 STS410
担当教員名 松下 浩之
開講学期・曜日・時限 前期・月・I 単位数 2
<対象学生>
特別支援教育特別専攻科Aコース
<授業の目的>
知的障害とともに、自閉症スペクトラム障害をはじめとする発達障害を対象に、その定義や概念、心理特性についての基礎的知識の習得を目的とする。また、知的障害のある子どもが示す行動問題に関する考え方を含め、個々のニーズに合わせた支援計画立案のために必要な、認知面および行動面のアセスメント方法の理解を目的とする。
講義に際しては,各受講生の所持する基礎免許状の種別やこれまでの実践体験を踏まえて行う
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
特別支援教育特別専攻科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門知的障害・肢体不自由・病弱児教育知的障害・肢体不自由・病弱児の心理、生理・病理、および知的障害・肢体不自由・病弱児の教育課程および指導法を理解している。
B実践的技能子ども理解に基づき指導計画を作成して、授業を適切に展開できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
支援
11 知的障害および発達障害に関する基礎的知識を習得し、支援に関する一般的な配慮事項について説明することができる。A
22 行動問題が生起するメカニズムと対応方法について、環境との相互作用や学習理論の観点から説明することができる。B
33 認知面および行動面のアセスメント方法について、それぞれの特徴と結果の教育への活用方法を説明することができる。B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%到達目標について、小レポートおよび期末レポートによって評価する
230%到達目標について、小レポートおよび期末レポートによって評価する
330%到達目標について、小レポートおよび期末レポートによって評価する
合計100% 
<授業の方法>
各テーマについて、映像資料や具体的な事例を適宜紹介しながら、講義を中心に解説する。
毎回の授業終了後に、e-Learningポータル「moodle」を利用して小レポートの提出を求める(翌日締め切り)。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
ICFにもとづく障害の概念や、特別支援教育制度についての基本的理解はこの授業の前提となります。
ほかの授業で扱う内容についても確実に復習し、必要に応じて予習しておいてください。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 小池敏英・北島善夫, 知的障害の心理学-発達支援からの理解-, 北大路書房, ISBN:978-4-7628-2215-5
  2. 小林重雄・園山繁樹・野口幸弘(編著), 自閉性障害の理解と援助, コレール社, ISBN:4-87637-703-0
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション
事前学習
事後学習
授業で指示する
授業内容1 オリエンテーション
2 知的障害の定義と概念、状態像の理解
3 発達障害の定義と概念、状態像の理解
4 知的障害の生理・病理学的特徴
5 知的障害の発達特性
6 知的障害の認知特性
7 認知面のアセスメントと支援への活用
8 行動面のアセスメントと支援への活用
9 行動障害の理解と支援の枠組み
10 行動特性の捉え方と支援の方法論
11 行動の機能にもとづいた支援の方法論
12 行動理解の枠組みを用いたコミュニケーションの支援
13 アカデミックスキルの支援1~見本合わせ課題から概念学習~
14 アカデミックスキルの支援2~教科学習の支援のために~
15 まとめ
<備考>
(未登録)