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授業科目名 経済学概論(国際経済を含む。)
時間割番号 EES233
担当教員名 宇多 賢治郎
開講学期・曜日・時限 前期・火・III 単位数 2
<対象学生>
2年以降
<授業の目的>
経済学の基礎的理論を教え、さらなる知識を「自ら学び、自ら考える力」の基礎を身につけることを目的とする。そのため、ただ経済理論を教えるのではなく、公民的、俯瞰的に国民経済を捉える経国済民の立場から、社会科教育とのつながりを示しながら、経済学の理論を説明する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門人や社会への関心居住する地域の現状や課題などに関する高い関心をもっている。
B日本や世界、自然に関する広い教養を身につけている。
C教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
D教育課程編成に関する基礎的な知識を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1社会科の経済に関する内容を理解し、説明ができるD
2経済に関する新聞、政府機関、研究機関などが公表する各種情報を理解し、説明ができるA
3経済理論が実態を説明するものであることを理解するB
4本学が「学位授与方針」(DP)で定めている「論理的思考力」を踏まえた説明ができるC
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%小テストやテストの結果を評価する
225%小テストやテストの結果を評価する
325%小テストやテストの結果を評価する
425%小テストやテストの結果を評価する
合計100% 
<授業の方法>
講義形式で行う。
 授業方法は、以下のどちらか、または混合形式で行う。
 状況を踏まえて判断するため、CNSの案内を確認すること
・Teamsを使ったライブ型
・教室での面接授業型
 Teamsで参加する場合、発表ができる環境を整えておくこと
 教室ではマスク着用、1m以上離れての着席、定期的な換気、入退出時の消毒を行うこと
<受講に際して・学生へのメッセージ>
経済学を理解するには、実感が伴わない理論(約束事)を、それなりに時間をかけて身に付け、慣れることが必要である。また受講するだけでなく、自身で入門書を選んで読み、理解に厚みをつけることを勧める。
<テキスト>
  1. 講義で必要なプリントを配布する。
<参考書>
  1. 奥野 正寛, ミクロ経済学入門 日経文庫―経済学入門シリーズ, 日本経済新聞出版社, ISBN:4532015235
  2. 中谷 巌, マクロ経済学入門 日経文庫―経済学入門シリーズ, ISBN:4532110300
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス、社会科における経済教育
事前学習
事後学習
事前学習:中学校公民の経済、学部入門ゼミと社会科内容論の経済の内容を確認しておくこと
事後学習:経済、社会の意味を復習し、つながりを意識した上で授業が聞けるようにしておくこと
授業内容・ガイダンス(オンライン対応の方法)
・社会科における経済教育
2タイトル経済数学概論
事前学習
事後学習
事前学習:前回出した宿題をしておくこと
事後学習:数学では意識しにくい、経済数学の式の読み方を復習しておくこと
授業内容・数式の読み方
・連立方程式の図化、訳し方
3タイトルミクロ経済学 限界と総合
事前学習
事後学習
事前学習:数式の読み方を確認しておくこと
事後学習:「限界」という概念の、復習をしておくこと
授業内容・経済学における「限界」の意味
・市場の概観
4タイトルミクロ経済学 需要
事前学習
事後学習
事前学習:自身の消費活動を見直しておくこと
事後学習:効用最大化と予算制約条件を復習しておくこと
授業内容・効用最大化と需要曲線
・効用と支払意思、代替と補完
5タイトルミクロ経済学 供給
事前学習
事後学習
事前学習:知っている生産活動を思い出しておくこと
事後学習:費用という概念を復習しておくこと
授業内容・効用と支払意思
・代替と補完
・利潤関数
6タイトルミクロ経済学 均衡
事前学習
事後学習
事前学習:需要と供給、それぞれを復習しておくこと
事後学習:中高の授業で教える需給均衡の前提を説明できるよう、復習しておくこと
授業内容・利潤関数
・需給の一致と均衡
7タイトル公共経済学 市場の失敗
事前学習
事後学習
事前学習:これまでの説明を、現実に当てはめてみること
事後学習:理論が条件付きであることを理解すること
授業内容・理論と実態の比較
・外部経済と外部不経済
8タイトル公共経済学 政府の役割
事前学習
事後学習
事前学習:市場の意義と限界を復習しておくこと
事後学習:市場の限界がなぜ無視されるのか考えてみること
授業内容・非排除性、非競合性
・市場の失敗と政府の「介入」
9タイトルマクロ経済学 財政
事前学習
事後学習
事前学習:財政問題で教わってきたことを復習しておくこと
事後学習:説明の内容の吟味を忘れないこと
授業内容・財政問題のデータの読み方
10タイトルマクロ経済学 GDP
事前学習
事後学習
事前学習:これまでのGDPの知識を確認しておくこと
事後学習:定義が理解を拘束することを忘れないこと
授業内容・GDPの概要、三面等価
・GNPとGDPの違い、付加価値と利潤の違い
11タイトルマクロ経済学 物価
事前学習
事後学習
事前学習:先週教えたGDPの意味を復習してくこと
事後学習:計算方法だけでなく、その原理を理解すること
授業内容・名目と実質
12タイトル国際経済学 為替
事前学習
事後学習
事前学習:為替レートで知っていることを思い出しておくこと
事後学習:為替の問題が立場によることを忘れないこと
授業内容・円安と円高
13タイトル国際経済学 貿易
事前学習
事後学習
事前学習:貿易で知っていることを思い出しておくこと
事後学習:意味、特にサービス貿易の意味を復習しておくこと
授業内容・日本の貿易
14タイトル国際経済学 通商
事前学習
事後学習
事前学習:貿易以外の、国境を越えた経済関係を思い出しておくこと
事後学習:国境を越えた経済関係の意味を復習しておくこと
授業内容・日本経済と通商(国際収支)
15タイトルまとめ(日本経済の課題)
事前学習
事後学習
事前学習:これまでの授業内容を復習しておくこと
事後学習:経済がさまざまな要素、要因のつながりであることを踏まえ、復習すること
授業内容・ミクロとマクロ、経済学の二つの視点と社会科の公民教育
・理解度を確認するための試験
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
担当教員は、公務員の経験を持つ。
<備考>
(未登録)