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授業科目名 日本史演習IIB
時間割番号 EES205B
担当教員名 大隅 清陽
開講学期・曜日・時限 後期・月・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
目的 1)歴史研究に不可欠の素材である原史料・一次文献を自力で読解することにより、歴史学の基本的な研究方法を修得する。2)教員免許(中学社会・高校地歴)取得のため、日本史学の専門知識を修得する。
概要 奈良時代研究の基本史料である『続日本紀』(漢文)を、分担(各自1~2週程度)を決めて輪読する。報告者は、自分の担当部分につき、先行研究や関連史料、自らの見解などをまとめたレジュメを作成して授業の場で発表する。講師による補足の後、全員で質疑・討論を行いながら共同で研究を進める。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門人や社会への関心日本や世界、自然に関する広い教養を身につけている。
B教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
C持続的変態力教師として学び続ける意志と課題探求力を身につけている。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
11)日本史の原史料を読解するための基本的な知識と技術を修得する。A
22)史料に即した適切な検討課題を設定する能力を養う。B
33)課題解決のための先行研究・関連史料を収集する方法を学ぶ。B
44)先行研究や関連史料に基づき、自らの設定した課題を学問的に解決する能力を養う。B
55)検討した成果をレジュメにまとめ、報告する技術を修得する。C
66)報告をゼミ全体で検討し、討論を通じて学問的に検討する能力を養う。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%質問/討論への参加/ゼミ運営への貢献度
250%報告の内容
3%
4%
5%
6%
合計100% 
<授業の方法>
ゼミナールによる輪読形式。
報告レジュメの内容は次の通り。
 表題(○○年度日本史講読)
 報告日(年・月・日)
 担当範囲(○○年○月○日条~○日条)
 報告者氏名
 担当部分の原文
 担当部分の現代語訳
 担当部分の内容の検討(複数のテーマがあれば、適宜テーマ別にまとめる)
  語句などの注釈
  参考史料の掲出 その解説と考察
  担当部分の歴史的意味(全体として自分の意見をまとめる)
 参考文献リスト
  著者・文献名・発行所・発行年月などもらさずに
<受講に際して・学生へのメッセージ>
 前期に引き続き履修すれば、史料や研究文献にも慣れ、次第に自分の見方・考え方が育ってくるのがわかるはずです。例年、演習での報告から、卒業論文の研究テーマを見出す先輩も多くいます。大学ならではのオリジナルな歴史研究を目指して、主体的に学んでゆきましょう。前期同様、他専攻・他分野の諸君の新規参加も歓迎します。
<テキスト>
  1. 『続日本紀』のテキストは開講当初にコピーを配布する。
<参考書>
  1. 新日本古典文学大系14『続日本紀 三』, 岩波書店, ISBN:978-4002400143
  2. 日本思想大系〈新装版〉『律令』, 岩波書店, ISBN:978-4000037518
  3. 寺崎保広, 『若い人に語る奈良時代の歴史』, 吉川弘文館, ISBN:978-4642080965
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス
事前学習
事後学習
事前学習:シラバスの内容を読み、授業の概要を理解しておく。
事後学習:授業の内容を踏まえ、自分にどのような準備が必要か考えておく。
授業内容(1)本演習の趣旨と内容 (2)テキスト『続日本紀』について (3)報告準備の進め方
2タイトル分担の決定
事前学習
事後学習
事前学習:教育実習や他の科目との関係で学期中の自らの学習スケジュールを確認しておく。
事後学習:決定した報告スケジュールに基づき、みずからの学習計画を立てる。
授業内容全員で協議のうえ、各回の報告者を決定する。
3タイトル報告1
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容(以下、各回で読む部分については例示なので実際とは異なる。)天平宝字3年7月についての報告と討論。
4タイトル報告2
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容天平宝字3年8月についての報告と討論。
5タイトル報告3
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容天平宝字3年9月についての報告と討論。
6タイトル報告4
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容天平宝字3年10月についての報告と討論。
7タイトル報告5
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容天平宝字3年11月についての報告と討論。
8タイトル報告6
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容天平宝字3年12月についての報告と討論。
9タイトル報告7
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容天平宝字4年正月についての報告と討論。
10タイトル報告8
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容天平宝字4年2月についての報告と討論。
11タイトル報告9
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容天平宝字4年3月についての報告と討論。
12タイトル報告10
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容天平宝字4年4月についての報告と討論。
13タイトル報告11
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容天平宝字4年5月についての報告と討論。
14タイトル報告12
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容天平宝字4年6月についての報告と討論。
15タイトル報告13
事前学習
事後学習
事前学習:『続日本紀』テキストの当日読む予定の部分を読んでおく。
事後学習:自ら報告をして、また他者の報告を聞いて学んだことを整理しておく。
授業内容天平宝字4年7月についての報告と討論。
<備考>
必要により、史跡・遺跡等を踏査する臨地研究を行うことがある。