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授業科目名 英米文学演習II
時間割番号 EEL311
担当教員名 加藤 千晶
開講学期・曜日・時限 前期・木・IV 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
イギリス・ヴィクトリア朝期の世相を映し出す作品(E. M. フォスター『眺めのいい部屋』)を分析的に読み、使われている英語表現や作品の構造、文化的背景を理解し、また英語を通じて芸術と人間形成の関わりについての洞察を深めることで、中学・高校における外国語教育の実践に生かすことができる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
B教育課程編成に関する基礎的な知識を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1英語で書かれた、特にイギリスの代表的文学作品の精読を通じて、様々な英語表現を学び、作品の背景となるイギリスの文化や歴史、国民性についての理解を深めることができることA
2教育課程編成に関する基礎的な知識をふまえて、イギリスの代表的文学作品の効果的な鑑賞・理解ができることB
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
190%レポート40%(授業内容の理解、論理性、独自性)、プレゼンテーション30%(準備、内容理解と独創性、発表態度)、受講態度30%(課題提出を含む積極的授業参加)
210%レポート40%(授業内容の理解、論理性、独自性)、プレゼンテーション30%(準備、内容理解と独創性、発表態度)、受講態度30%(課題提出を含む積極的授業参加)
合計100% 
<授業の方法>
「ライブ型」Teams等のテレビ会議システムを利用し毎回同時双方向で授業を行い、必要に応じて「オンデマンド型」Moodle、CNS等に課題(小テスト・レポートなど)をアップロードし、双方向授業時にフィードバックを行う。
「面接授業」(各教室において対面の授業)を行うことができる状況の場合は、マスクの着用や学生間の距離の確保、定期的な換気を徹底する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
ディスカッションやプレゼンテーションを交えて授業を行います。必ず辞書を使って予習をして、建設的な批判力と柔軟な発想力を持って授業にのぞんで下さい。
<テキスト>
  1. E. M. Forster, A Room with a View,
    (https://www.gutenberg.org/files/2641/2641-h/2641-h.htm)

  2. 配布資料・映像
<参考書>
  1. G. M. ヤング, 『ある時代の肖像―ヴィクトリア朝イングランド』, ミネルヴァ書房, ISBN:4-623-04754-7
  2. E.H. ゴンブリッチ [著] ; 天野衛 [ほか] 翻訳, 美術の物語 ポケット版, ファイドン, ISBN:9784864410069,
    (2011年出版)
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション
事前学習
事後学習
授業前に、これから読む作品のテクストのURLにアクセスして、数頁を読んで文体に慣れておく。
授業後にオリエンテーションの内容を確認し、第2回以降の授業の予習に取り組む。
授業内容授業の進め方や成績評価の方法について
作品の文化的背景、ヴィクトリア朝期イギリス人の芸術観
2タイトルA Room with a View 作品の背景
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容中世とルネサンス―W・ペイター、J・ラスキン、W・モリスを通じて
3タイトル第1・2章 
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容物語の設定と語りの技巧
4タイトル第3・4・5章 
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容ヴィクトリア朝英国とイタリア・ルネサンス美術
5タイトル第1~5章の振り返り
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容ルネサンス美術への憧憬にみられる英国の文化と国民性
6タイトル第6・7章 
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容自然vs因襲をめぐる語りの技巧
7タイトル第8・9章 
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容中世のモチーフ
8タイトル第10・11・12章 
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容偶然と運命をめぐるレトリック
9タイトル第6~12章の振り返り
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容階級意識と宗教観にみられる英国の文化と国民性
10タイトル第13・14・15章 
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容「眺め」をめぐるレトリック
11タイトル第16・17・18章 
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容「嘘」をめぐるレトリック
12タイトル第19・20章 
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容物語全体における対比と象徴の技巧
13タイトルディスカッション1 
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容プロットの発展
14タイトルディスカッション2
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容登場人物の描写(外面・心理)、作品のテーマ
15タイトルまとめ 
事前学習
事後学習
授業前に、これまで学んだことを振り返り、特に関心を持ったことや疑問点について整理し、発言の準備をする。
授業後に、課題レポートを作成・提出し、シラバスの到達目標の達成度について自己評価する。
授業内容この授業を通して学んだ作品のテーマや物語の技法、文化的背景等、様々な事柄に関して、特に関心を持ったこと、気づいたことを履修者と教員が共有し、疑問点を解決して、課題レポートに向けて準備をする。
<備考>
履修者の理解度により進度に多少の変更の可能性があります。