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授業科目名 古典文学研究法IIA
時間割番号 EEJ348A
担当教員名 小島 明子
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
受講者が自らの問題意識によって古典文学作品に対峙してテーマを決め、読解・資料調査・考察を行い、それをまとめて発表することを通して、古典文学研究における課題発見および課題探究の力を鍛錬する。また、受講者相互で質問や意見を出し合い、そのテーマについて議論することによって、批判的・論理的思考力を身につける。「日本古典文学演習ⅠA」「日本古典文学演習ⅡA」「古典文学研究法ⅡA」の科目の内容を発展させて卒業論文の執筆に繋げる科目である。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門人や社会への関心日本や世界、自然に関する広い教養を身につけている。
B授業力・実践的技能教材研究や教材開発を進んで行うことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1古典文学作品を読むための専門的な知識・批判的な読解力、また論理的思考力を身につけること。A
2古典文学への深い理解と主体的な読解を基盤とした教材研究ができる力、中学校・高等学校の授業を豊かにする新たな教材や指導法を作り出す力を習得することB
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%授業時の発表と執筆した論稿によって、古典文学作品を読むための専門的な知識・批判的な読解力、また論理的思考力を身につけることができているかを評価する。
260%授業時の発表と執筆した論稿によって、古典文学への深い理解と主体的な読解を基盤とした教材研究ができる力、中学校・高等学校の授業を豊かにする新たな教材や指導法を作り出す力がついてい るかを評価する。
合計100% 
<授業の方法>
演習が中心の面接授業であるが、時には講義も交えて行う。ただし、新型コロナウイルスの感染状況によって、Teamsなどを用いた同時並行型オンライン授業に切り替わることもある。

面接授業の実施にあたっては、「学生にマスクを着用させ、学生間の距離は1メートル以上空ける」「定期的に窓を開けて、換気を行う」「授業前後の手洗い・手指消毒を徹底する」など、感染防止に細心の注意を払う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
古典文学に関する論稿をなすには時間も労力も必要ですが、同時にそれは知的な楽しい営みでもあります。一緒に頑張りましょう。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 松田浩・上原作和・佐谷真木人・佐伯孝弘(編), 古典文学の常識を疑う, 勉誠出版, ISBN:978-4585291473
  2. 人間文化研究機構国文学研究資料館編, 古典籍研究ガイダンス : 王朝文学をよむために 2版, 笠間書院, ISBN:9784305705945
<授業計画の概要>
1タイトル興味をもっている古典文学の研究テーマ
事前学習
事後学習
「興味をもっている古典文学の研究テーマ」とその理由について考えておく。
授業を振り返り、浮上してきた問題点・疑問点について省察する
授業内容「興味をもっている古典文学の研究テーマ」とその理由について発表、他の受講者や教員の意見を聞く。また、他の受講者の発表も聞き、自分の研究テーマと比較する。
2タイトル教員による講義(1) ―資料調査の方法―
事前学習
事後学習
「資料調査の方法」にはどのようなものがあるか考えておく。
本時の授業内容について、さらに参考文献を調べたり、ノートを作ったりなどして考察を深める。
授業内容「資料調査の方法」についての教員の講義を聞き、自分の研究テーマに当てはめた場合を考える。また、疑問に思った点、さらに知りたいと思った点について教員に質問し、理解を深める。
3タイトル教員による講義(2) ―先行研究の調査の方法―
事前学習
事後学習
「先行研究の調査の方法」にはどのようなものがあるか考えておく。
本時の授業内容について、さらに参考文献を調べたり、ノートを作ったりなどして考察を深める。
授業内容「先行研究の調査の方法」についての教員の講義を聞き、自分の研究テーマに当てはめた場合を考える。また、疑問に思った点、さらに知りたいと思った点について教員に質問し、理解を深める。
4タイトル教員による講義(3) ―研究報告の方法―
事前学習
事後学習
「研究報告の方法」にはどのようなものがあるか考えておく。
本時の授業内容について、さらに参考文献を調べたり、ノートを作ったりなどして考察を深める。
授業内容「研究報告の方法」についての教員の講義を聞き、自分の研究テーマに当てはめた場合を考える。また、疑問に思った点、さらに知りたいと思った点について教員に質問し、理解を深める。
5タイトル研究テーマの仮設定
事前学習
事後学習
自分なりに研究テーマを仮設定して、発表できるようにしておく。
仮に設定した研究テーマの問題点について、さらに参考文献を調べたり、ノートを作ったりなどして考察を深める。
授業内容自分が仮に設定した研究テーマを発表、その発表について受講者同士で議論し、教員の助言を受ける。
6タイトル研究テーマに関わる先行の研究史
事前学習
事後学習
研究テーマに関わる先行の研究史について、自分なりに調べ、発表できるようにしておく。
先行の研究史のリストで不足している部分について、さらに調べて補う
授業内容自分が調べた先行の研究史の概要を発表、その発表について受講者同士で議論し、教員の助言を受ける。
7タイトル研究テーマに関わる先行研究の調査・発表(1) ―通説の理解―
事前学習
事後学習
研究テーマに関わる先行研究において通説となっているものについて、調べて発表できるようにしておく。
先行研究の通説について、自分の理解が不足していた部分をさらに調べて補う。
授業内容自分が調べた先行研究の通説について発表、その発表について受講者同士で議論し、教員の助言を受ける。
8タイトル研究テーマに関わる先行研究の調査・発表(2) ―補説の検討―
事前学習
事後学習
研究テーマに関わる先行研究に関わる補説を調べて発表できるようにしておく。
先行研究に関わる補説について、自分の理解が不足していた部分をさらに調べて補う
授業内容自分が調べた先行研究に関わる補説について発表、その発表について受講者同士で議論し、教員の助言を受ける。
9タイトル研究テーマに関わる先行研究の調査・発表(3) ―異説の検討―
事前学習
事後学習
研究テーマに関わる先行研究で通説を批判する異説を調べておく。
先行研究の通説を批判する異説について、自分の理解が不足していた部分をさらに調べて補う。
授業内容自分が調べた先行研究の通説を批判する異説について発表、その発表について受講者同士で議論し、教員の助言を受ける。
10タイトル自分の読みの見通し・研究方向の提示
事前学習
事後学習
先行研究全体を踏まえて、自分の読みの見通し・研究方向を固めて発表できるようにしておく。
自分の読みの見通し・研究方向について、授業での議論を踏まえて、理解が不足していた部分をさらに調べて補う。必要ならば、研究テーマを修正する。
授業内容自分の読みの見通し・研究方向を発表、その発表について受講者同士で議論し、教員の助言を受ける。
11タイトル自説の裏付けとなる記載を対象作品の中から抽出・発表
事前学習
事後学習
自説の裏付けとなる記載を対象作品の中から抽出して発表できるようにしておく。
対象作品の中から抽出した自説の裏付けとなる記載について、授業での議論を踏まえて、理解が不足していた部分をさらに調べて補う。
授業内容対象作品の中から抽出した自説の裏付けとなる記載を発表、その発表について受講者同士で議論し、教員の助言を受ける。
12タイトル自説の裏付けとなる記載を先行作品の中から抽出・発表
事前学習
事後学習
自説の裏付けとなる記載を先行作品の中から抽出して発表できるようにしておく。
先行作品の中から抽出した自説の裏付けとなる記載について、授業での議論を踏まえて、理解が不足していた部分をさらに調べて補う。
授業内容先行作品の中から抽出した自説の裏付けとなる記載を発表、その発表について受講者同士で議論し、教員の助言を受ける。
13タイトル自説の裏付けとなる記載を同時代作品の中から抽出・発表
事前学習
事後学習
自説の裏付けとなる記載を同時代作品の中から抽出して発表できるようにしておく。
同時代作品の中から抽出した自説の裏付けとなる記載について、授業での議論を踏まえて、理解が不足していた部分をさらに調べて補う。
授業内容同時代作品の中から抽出した自説の裏付けとなる記載を発表、その発表について受講者同士で議論し、教員の助言を受ける。
14タイトル論稿の章立ての構成
事前学習
事後学習
論稿の章立てを構成して発表できるようにしておく。
論稿の章立てについて、授業での議論を踏まえて、さらに調査を進めたり、修正したりする。
授業内容論稿の章立てを発表、その発表について受講者同士で議論し、教員の助言を受ける。
15タイトル論稿の執筆
事前学習
事後学習
論稿の下書きを書いておく。
授業での議論・教員の助言を踏まえて、論稿の下書きを修正し、完成させる。
授業内容論文の下書きを発表、その発表について受講者同士で議論し、教員の助言を受ける。
<備考>
(未登録)