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授業科目名 名跡鑑賞
時間割番号 EEJ245
担当教員名 小島 明子
開講学期・曜日・時限 後期・木・II 単位数 2
<対象学生>
2020年度開講
<授業の目的>
文字をもたなかった日本において、漢字から万葉仮名が誕生し、さらに草書体で書かれた万葉仮名から平仮名が生まれたという文字の歴史を学ぶ。また、変体仮名・くずし字で書かれた写本を自分の力で読むことによって、現在読まれている活字による校訂本文は、写本を翻字し、漢字をあて、句読点や濁点などを補い、さらに歴史的仮名遣いに整えて読みやすくしたものであることを認識し、古典語と古典文への理解を深める。前期に開講される「日本古典文学演習ⅠA」、本授業と同じ後期に開講される「日本古典文学演習ⅡA」との関連性が高く、その前段階となる学習内容である。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門人や社会への関心日本や世界、自然に関する広い教養を身につけている。
B授業力・実践的技能教材研究や教材開発を進んで行うことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1日本の文字の歴史を理解するとともに、変体仮名・くずし字で書かれた写本を自分で読むことができること。A
2翻刻・校訂される前の写本を読むことによって、古典語と古典文への意識を高め、中学校・高等学校の古典の授業を構想・展開するための基礎的な読解力を身につけること。B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%授業時の発表と学期末レポートによって、変体仮名・くずし字で書かれた写本を自分で読むことができるかを評価する。
260%授業時の発表と学期末レポートによって、中学校・高等学校の古典の授業を構想・展開するための 基礎的な読解力を身につけることができているかを評価する。
合計100% 
<授業の方法>
面接授業。受講者に授業中に写本の変体仮名・くずし字を読んでもらう演習が中心であるが、講義も交えて行う。ただし、新型コロナウイルスの感染状況によって、Teamsなどを用いた同時並行型オンライン授業に切り替わることもある。

面接授業の実施にあたっては、「学生にマスクを着用させ、学生間の距離は1メートル以上空ける」「定期的に窓を開けて、換気を行う」「授業前後の手洗い・手指消毒を徹底する」など、感染防止に細心の注意を払う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
変体仮名・くずし字が読めるようになるためには、主体的な予習・復習が不可欠です。古典文学を研究する土台となりますので、一歩一歩力をつけてゆきましょう。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 神戸平安文学会編, 仮名手引, 和泉書院, ISBN:9784900137264
  2. 人間文化研究機構国文学研究資料館編, 古典籍研究ガイダンス : 王朝文学をよむために 2版, 笠間書院, ISBN:9784305705945
<授業計画の概要>
1タイトル日本の文字の歴史と古典文学作品
事前学習
事後学習
日本の文字について、古典文学作品についての自分の学習体験を振り返っておく。
「日本の文字の歴史と古典文学作品」の講義を受講した上で、考察したことを自分の言葉でまとめる課題に取り組む。
授業内容「日本の文字の歴史と古典文学作品」の講義を受講、意見発表に参加、自分のこれまでの認識を問い直す。
2タイトル変体仮名・くずし字で書かれた『百人一首』を読む ―第1~20番―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『百人一首』(第1~20番)を読んでおく。
『百人一首』(第1~20番)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足していた点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『百人一首』(第1~20番)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
3タイトル変体仮名・くずし字で書かれた『百人一首』を読む ―第21~40番―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『百人一首』(第21~40番)を読んでおく。
『百人一首』(第21~40番)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足していた点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『百人一首』(第21~40番)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
4タイトル変体仮名・くずし字で書かれた『百人一首』を読む ―第41~60番―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『百人一首』(第41~60番)を読んでおく。
『百人一首』(第41~60番)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足していた点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『百人一首』(第41~60番)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
5タイトル変体仮名・くずし字で書かれた『百人一首』を読む ―第61~80番―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『百人一首』(第61~80番)を読んでおく。
『百人一首』(第61~80番)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足していた点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『百人一首』(第61~80番)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
6タイトル変体仮名・くずし字で書かれた『百人一首』を読む ―第81~100番―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『百人一首』(第81~100番)を読んでおく。
『百人一首』(第81~100番)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足してい
た点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『百人一首』(第81~100番)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
7タイトル変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』を読む ―姫君の誕生と成長―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』(姫君の誕生と成長)を読んでおく。
『鉢かづき』(姫君の誕生と成長)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足していた点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『鉢かづき』(姫君の誕生と成長)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
8タイトル変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』を読む ―母君、死に臨み姫君の頭に鉢を載せる―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』(母君、死に臨み姫君の頭に鉢を載せる)を読んでおく。
『鉢かづき』(母君、死に臨み姫君の頭に鉢を載せる)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足していた点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『鉢かづき』(母君、死に臨み姫君の頭に鉢を載せる)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
9タイトル変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』を読む ―姫君、中将家の下女となる―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』(姫君、中将家の下女となる)を読んでおく。
『鉢かづき』(姫君、中将家の下女となる)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足していた点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『鉢かづき』(姫君、中将家の下女となる)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
10タイトル 変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』を読む ―宰相殿と姫君の契り―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』(宰相殿と姫君の契り)を読んでおく。
『鉢かづき』(宰相殿と姫君の契り)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足していた点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『鉢かづき』(宰相殿と姫君の契り)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
11タイトル変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』を読む ―宰相殿の母君の計略―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』(宰相殿の母君の計略)を読んでおく。
『鉢かづき』(宰相殿の母君の計略)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足していた点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『鉢かづき』(宰相殿の母君の計略)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
12タイトル変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』を読む ―中将家の嫁比べ―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』(中将家の嫁比べ)を読んでおく。
『鉢かづき』(中将家の嫁比べ)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足していた点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『鉢かづき』(中将家の嫁比べ)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
13タイトル変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』を読む ―姫君の幸福―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』(姫君の幸福)を読んでおく。
『鉢かづき』(姫君の幸福)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足していた点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『鉢かづき』(姫君の幸福)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
14タイトル変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』を読む ―観音の利生―
事前学習
事後学習
変体仮名・くずし字で書かれた『鉢かづき』(観音の利生)を読んでおく。
『鉢かづき』(観音の利生)について授業内容を振り返り、自分の理解が不足していた点、疑問に思った点などをまとめたり、調べたりする。
授業内容『鉢かづき』(観音の利生)の自分の読みを発表、他の受講者の意見や教員の説明を聞き、理解を深める。
15タイトル写本によって古典文学作品を読む意味
事前学習
事後学習
「写本によって古典文学作品を読む意味」について、これまでの授業を振り返りつつ、自分の意見をまとめておく。
全15回の授業を受講して学んだことを、学期末レポートとしてまとめる。
授業内容「写本によって古典文学作品を読む意味」についての意見発表を行う。また他の受講者の意見や教員の説明を聞くことで、その意味を複眼的に考察する。
<備考>
(未登録)