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授業科目名 幼児の発達理解とカウンセリング・マインド
時間割番号 EEI132
担当教員名 塚越 奈美
開講学期・曜日・時限 前期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
幼小発達教育コース1年生,幼稚園教諭免許状取得希望学生
<授業の目的>
幼児期の発達特徴および子どもを理解する教師の態度を学び、それをふまえて子どもたちのつまずきや人間関係、成長について理解する。また、幼児をめぐる大人たちの連携のなかで、教育相談についての基礎的な知識と態度および力量を身につける。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門教職教養教職の意義や職務内容、子どもに対する責務を理解している。
B子ども理解子ども理解のために必要な様々な発達理論を習得している。
C子どもたちの発達段階や生活年齢を考慮して、適切に接することができる。
D子どもの意思を真摯に受けとめ、受容的な態度で接することができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1幼児理解に関する基礎知識および基礎的態度を説明できる。B
2幼児理解の方法を具体的に説明できる。A
3幼稚園における教育相談の意義と理論を理解し説明できる。C
4教育相談を進める際に必要な基礎的知識(カウンセリングに関する基礎的事柄を含む)、および組織的な取組や連携の必要性を理解し説明できる。D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%期末テストまたは期末レポート。目標の達成度を評価する。
220%小レポート。授業内容の理解度を評価する。
320%議論貢献度。授業内のディスカッションに積極的態度で参加しているかを評価する。
420%受講態度。授業への取り組みを評価する。
合計100% 
<授業の方法>
面接授業による講義形式でおこないますが、感染症の状況によっては、moodleを用いたオンデマンド型授業を実施します。詳細は第1回授業で説明します。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
学ぶ主体としての積極的な受講態度を期待します。子どもの発達のおもしろさと力強さを知り、子どもへの興味・関心を広げてもらえるような授業を目指します。また、テキストと参考書に関しては授業初回で説明しますので、事前に購入する必要はありません。
<テキスト>
  1. [文部科学省編], 幼稚園教育要領 : 平成29年告示, フレーベル館, ISBN:9784577814222,
    (2017年出版)

  2. 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 : 平成29年告示, フレーベル館, ISBN:9784577814246,
    (2017年出版)

  3. 保育所保育指針 平成29年告示, フレーベル館, ISBN:9784577814239,
    (2017年出版)
<参考書>
  1. 神田英雄, 育ちのきほん―0歳から6歳, ひとなる書房, ISBN:104894641259
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス、子ども観の変遷
事前学習
事後学習
授業の目的、および実施方法や評価方法について理解しているかを確認する。子ども観の変遷について説明できるかを確認する。
授業内容授業の進め方について説明する。また、子ども観の変遷について解説する。
2タイトル発達観の変遷(遺伝説、環境説、輻輳説、相互作用説、環境閾値説)
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:発達観の変遷について、主要な4つの説について説明できるかを確認する。
授業内容発達観の変遷(遺伝説、環境説、輻輳説、相互作用説、環境閾値説)について解説する。
3タイトル愛着(1)愛着理論、愛着の形成過程、愛着の形成疎外要因
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:発達における愛着の重要性について説明できるかを確認する。
授業内容愛着理論、愛着の形成過程、愛着の形成疎外要因 について解説する。
4タイトル愛着(2)愛着と社会・認知発達との関連
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:愛着と社会・認知発達の関連について説明できるかを確認する。
授業内容愛着と社会・認知発達との関連性について解説する。
5タイトル他者理解の発達(1)心の理論、自己中心性
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:心の理論や自己中心性について説明できるかを確認する。
授業内容心の理論、自己中心性について解説する。
6タイトル他者理解の発達(2)道徳性の発達
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:道徳性の発達の観点から幼児期の他者理解を説明できるかを確認する。
授業内容道徳性の発達という観点から幼児期の他者理解について解説する。
7タイトルコミュニケーション能力の発達(語彙獲得、創話)
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:幼児期におけるコミュニケーション能力の発達について説明できるかを確認する。
授業内容幼児期におけるコミュニケーション能力の発達について解説する。
8タイトル表象世界の発達(1)ピアジェの表象理論、1970年以降の赤ちゃん研究
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:ピアジェの表象発達の理論、1970年代以降の乳児研究について説明できるかを確認する。
授業内容ピアジェの表象発達の理論、1970年代以降の乳児研究について解説する。
9タイトル表象世界の発達(2)2000年以降の赤ちゃん~幼児研究、保育における子どもと大人
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:近年の乳児研究や発達研究における子どもと大人の共通点について説明できるかを確認する。
授業内容近年の乳児研究や発達研究における子どもと大人の共通点について解説する。
10タイトル表象世界の発達(3)乳幼児期の発達的特徴、ワロン、ピアジェ
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:ワロンやピアジェの理論について説明できるかを確認する。
授業内容乳幼児期の発達的特徴について、ワロンやピアジェに基づいて解説する。
11タイトルカウンセリングマインド(1)傾聴とカウンセリングマインド
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:傾聴とカウンセリングマインドについて説明できるかを確認する。
授業内容カウンセリングの基本姿勢である傾聴とカウンセリングマインドについて解説する。
12タイトルカウンセリングマインド(2)保育・幼児教育におけるカウンセリングマインド
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:保育・幼児教育におけるカウンセリングについて説明できるかを確認する。
授業内容保育・幼児教育におけるカウンセリングについて解説する。
13タイトルカウンセリングマインド(3)教育相談と園の体制
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:教育相談における園の体制づくりの重要性について説明できるかを確認する。
授業内容教育相談における園の体制づくりについて解説する。
14タイトル障害と発達(発達障害、社会的支援)
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:発達障害や社会的支援の基礎的知識を獲得し、正しく説明できるかを確認する。
授業内容発達障害や社会的支援の必要性について解説する。
15タイトルまとめと振り返り
事前学習
事後学習
授業前:先週の内容について復習する。
授業後:幼稚園教育における幼児理解と支援の在り方について自分の意見を述べることができるかを確認する。
授業内容これまでの内容を振り返り、幼稚園教育における幼児理解と支援の在り方について考える。
<備考>
(未登録)