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授業科目名 特別支援教育コーディネーター概論
時間割番号 EEH225
担当教員名 永田 真吾
開講学期・曜日・時限 後期・火・II 単位数 1
<対象学生>
教育学部3・4年生、障害児教育コース3年生
<授業の目的>
 LD , ADHD, 重複障害, 言語障害, 情緒障害等に直接的・間接的にかかわっていく特別支援教育コーディネーターの役割について基礎的な理解を深めるために, 特別支援教育の理念との関連を概説し, 受講生の基礎免許と関連させながら特別支援教育コーディネーターとしての支援のあり方について論じる。具体的には、特別支援教育コーディネーターが、どのような歴史的経過の中で必要となってきたのかを明らかにしながら、教育現場で求められている役割について論じる。その際、通常の学校、特別支援学校における特別支援教育コーディネーターそれぞれの具体的な支援の方法について明らかにする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門教職教養教育の理念や歴史、思想、制度などについての基礎的な知識を習得している。
B子ども理解子ども理解のために必要な様々な発達理論を習得している。
Cいじめや不登校、特別支援教育などについての基礎的な知識を習得している。
D子どもの意思を真摯に受けとめ、受容的な態度で接することができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1特別支援教育コーディネーターの基礎的事項について説明できる。A
2特別な教育的ニーズのある子どもに対する支援法について説明することができる。B
3特別な教育的ニーズのある子どもの個別の指導計画の立案ができる。C
4特別な教育的ニーズのある子どもの支援法や他者との協働の重要性について説明できる。D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%レポートにて,特別支援教育コーディネーターの意義や求められる資質・能力について説明できているか
240%事例検討の積極的参加,子どもの実態把握と支援法に関してこれまでの学習内容を踏まえて言及できているか
320%事例検討の積極的参加,個別の指導計画作成における内容の具体性
420%特別な教育的ニーズのある子どもの実態把握と支援法の具体的説明と,他者との連携方法の検討ができているか
合計100% 
<授業の方法>
演習方式を基本として授業を進める。構成的グループエンカウンター,ピア・ラーニング,グループディスカッション等を通して特別支援教育コーディネーターに求められる基礎を養う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
教育実習・教育ボランティア等での学校現場への参加・子どもとの関わり(障害の有無に関わらない)が,子どもや教育に対するイメージをより具体的にします。学校の校務分掌として位置付けられる特別支援教育コーディネーターは,いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように行うのか。とても難しい職務であると考えられるコーディネーターの基本的事項を皆で一緒に考え身に付けましょう。演習形式で行うため,積極的な授業参加を望みます。
<テキスト>
  1. 山梨県教育委員会, 特別支援教育コーディネーター概論資料集 (第2版), 山梨大学教育人間科学部
<参考書>
  1. 香川邦生・大内 進編, 特別支援教育コーディネーターの役割と連携の実際 教育のユニバーサルデザインを求めて, 教育出版, ISBN:978-4-316-80364-7
  2. 小野寺基史・青山眞二・五十嵐靖夫, デキる「特別支援教育コーディネーター」になるための30レッスン&ワークショップ事例集, 明治図書出版, ISBN:978-4-18-108718-0
  3. 藤田和弘, 「継次処理」と「同時処理」 学び方の2つのタイプ, 図書文化社, ISBN:978-4-8100-9736-8
<授業計画の概要>
1タイトル特別支援教育の理念における特別支援教育コーディネーターの位置づけ
事前学習
事後学習
テキストの熟読
授業内容に関する疑問点の整理
授業内容特別支援教育の理念と制度において,特別支援教育コーディネーターの位置付けはどのようになっているか,その機能と役割について説明する。
2タイトルLD , ADHD等発達障害児に対する理解と特別支援教育コーディネーターによる支援
事前学習
事後学習
これまで学んできた発達障害に関する復習
テキストの熟読,授業内容に関する疑問点の整理
授業内容事例に基づいて発達障害児に対する実態把握と支援法について検討する。
3タイトル重複障害児に対する理解と特別支援教育コーディネーターによる支援
事前学習
事後学習
これまで学んできた重複障害に関する復習
テキストの熟読,授業内容に関する疑問点の整理
授業内容事例に基づいて重複障害児に対する実態把握と支援法について検討する。
4タイトル言語障害児に対する理解と特別支援教育コーディネーターによる支援
事前学習
事後学習
これまで学んできた言語障害に関する復習
テキストの熟読,授業内容に関する疑問点の整理
授業内容事例に基づいて言語障害児に対する実態把握と支援法について検討する。
5タイトル情緒障害児に対する理解と特別支援教育コーディネーターによる支援
事前学習
事後学習
これまで学んできた情緒障害に関する復習
テキストの熟読,授業内容に関する疑問点の整理
授業内容事例に基づいて情緒障害児に対する実態把握と支援法について検討する。
6タイトル校内支援体制における特別支援教育コーディネーターの役割
事前学習
事後学習
テキストの熟読
授業内容に関する疑問点の整理
授業内容校内支援体制における特別支援教育コーディネーターの役割について,事例に基づいて検討する。
7タイトル保護者および関係機関との連携における特別支援教育コーディネーターの役割
事前学習
事後学習
テキストの熟読
授業内容に関する疑問点の整理
授業内容特別な教育的ニーズのある子どもの保護者と関係機関との連携に関する特別支援教育コーディネーターの役割について,事例に基づいて検討する。
8タイトル個別の教育支援計画及び個別の指導計画・授業の総括
事前学習
事後学習
これまで学んできた個別の教育支援計画・個別の指導計画についての復習
学習内容の総整理・レポート作成
授業内容個別の教育支援計画・個別の指導計画の役割とその活用法について,事例に基づき検討・立案する。
<備考>
(未登録)