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授業科目名 情報メディアの活用
時間割番号 EEC355
担当教員名 三井 一希
開講学期・曜日・時限 後期・月・V 単位数 2
<対象学生>
3~4年生
<授業の目的>
「情報メディア」が持つ言葉の意味と、近年のインターネットの発達による位置付けについて理解することを目的とする。また、各種メディアの活用や情報活用能力などについても扱い、司書教諭がどのような考えのもとに動けば学校での読書活動や読書指導の充実が図られるかについての考察を深めることを目指す。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシー未選択
1「情報メディア」の位置付けについて具体例を挙げて説明できること
2各種メディアを活用した授業事例についてその効果とともに説明できること
3情報活用能力を育むために司書教諭が果たす役割について説明できること
4Googleサイトをはじめとしたクラウド上のサービスが活用できること
5読書活動や読書指導の充実を図るための授業の構想と実施ができること
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%レポートで自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する
220%レポートで自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する
320%レポートで自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する
420%授業中の演習の様子、学修成果物から評価する
520%模擬授業の様子から評価する
合計100% 
<授業の方法>
面接接授業を原則とするが、新型コロナウイルスの影響によりライブ型やオンデマンド型に切り替えたり、それらを併用したりする可能性がある。
(面接授業を実施する場合は、マスクの着用、学生間の距離の確保、換気や手指消毒の徹底等の感染防止策をとる)
4~5人程度のグループをつくり、適宜グループ演習を取り入れる。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
情報社会に生きる児童生徒は、多様なメディアから必要な情報を取捨選択し、活用できる情報活用能力を身につけることが求められています。本科目を通じて、自身の情報活用能力も高められるようにしてください。
公共図書館や学校図書館へ積極的に足を運んでみてください。
<テキスト>
  1. 「探究学校図書館学」編集委員会編著, 情報メディアの活用, 全国学校図書館協議会, ISBN:9784793322785,
    (2021年出版 探究学校図書館学, 第5巻)
<参考書>
  1. NHK for School, NHK,
    (https://www.nhk.or.jp/school/)

  2. 後藤芳文, 伊藤史織, 登本洋子著, 学びの技 : 14歳からの探究・論文・プレゼンテーション, 玉川大学出版部, ISBN:9784472404979,
    (2014年出版 Young adult academic series)
<授業計画の概要>
1タイトル情報化が進展する社会
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第1章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・授業全体の到達目標、授業の進め方、課題提出の方法、成績評価の仕方等に関するガイダンスを行います
・テキスト第1章の内容を中心に講義を行います
・教育と学校の情報化、学校図書館と情報メディアの活用についての理解を深めます
2タイトル教育・学習理論と情報メディアの活用
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第2章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第2章の内容を中心に講義を行います
・情報活用能力についての理解を深めます
・情報活用能力を高めるための探究のサイクルについて体験的に学びます
3タイトル教育メディアの歴史
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第3、4章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第3章、4章の内容を中心に講義を行います
・教育メディアの歴史を概観するとともに、学校教育へのコンピュータ導入が果たす役割について学びます
・探究学習における「情報収集」の指導のポイントについて演習を通じて学びます
4タイトル情報メディアの種類と特性
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第5章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第5章の内容を中心に講義を行います
・学校図書館が所蔵する資料、分類法、閲覧環境等について学びます
・探究学習における「情報整理」(思考ツール等)の指導のポイントについて演習を通じて学びます
5タイトルデジタルメディアの種類と特性及び学校図書館のデジタル化
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの6章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第6章の内容を中心に講義を行います
・デジタルメディア情報源としてのWebサイトやオンラインデータベースについて学びます
・電子書籍を閲覧する演習を行いながらその効果の考察を行います
6タイトル学校におけるICTの活用
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第7章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第7章の内容を中心に講義を行います
・情報メディアの授業での活用方法について実例とともに学びます
・探究学習における「発表」の指導のポイントについて演習を通じて学びます
7タイトルインターネット上の情報源と情報検索
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第8章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第8章の内容を中心に講義を行います
・インターネットを活用した具体的な情報検索の手法について、その仕組みに触れながら学びます
・出典情報の指導のポイントについて演習を通じて学びます
8タイトル情報源としてのWebサイト
事前学習
事後学習
・授業前に、「Googleサイト」の使い方を調べておく
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・図書館蔵書検索システム(OPAC)やオンラインデータベースについて学びます
・「Googleサイト」を活用してデータベースとしてのWebサイトの構築法について学びます
9タイトル目的に応じたWebサイトの作成
事前学習
事後学習
・授業前に、「Googleサイト」の機能を調べておく
・授業後に、フィードバックをもとにWebサイトに必要な修正を行う
授業内容・探究学習に寄与するWebサイトの構築をします
・相互コメントを踏まえてWebサイトのブラッシュアップをします
10タイトル情報メディアの活用事例
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第10章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第10章の内容を中心に講義を行います
・体系的な情報リテラシー育成の一環として、プログラミング教育について学びます
・図書館を使いやすくするための工夫を考え、プログラミングツールでそのアイデアを具現化する演習を行います
11タイトル情報メディアの活用事例の調査と検討
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第11、12章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第11、12章の内容を中心に講義を行います
・中学校・高等学校の事例を中心に情報メディアの活用についての理解を深めます
・情報メディアを効果的に活用した事例を調査して考察します
12タイトル特別な支援を要する児童生徒への情報メディアの活用事例
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第13章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・テキスト第13章の内容を中心に講義を行います
・認知的な障がいを持つ児童生徒、機能的な障がいを持つ児童生徒に対する支援の具体について学びます
・学習を支援する情報メディアの活用事例について調査をして考察します
13タイトル読書活動充実のための方略の検討
事前学習
事後学習
・授業前に、読書活動を充実するための好事例を調べる
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・学校図書館の利用促進や読書活動の充実につながる方略について具体例をもとに学びます
・グループごとに好事例を調査し、その効果について考察を行います
・グループごとに読書活動の充実を図る授業を設計します
14タイトル読書活動充実のための方略の評価
事前学習
事後学習
・授業前に、模擬授業で使用する教材の準備をする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる
授業内容・第13回で設計した授業の模擬授業を実施します
・模擬授業の内容について相互評価を行い、改善策を検討します
15タイトル情報メディアをめぐる課題と展望
事前学習
事後学習
・授業前に、テキストの第15章を読み、特に大事だと思った箇所にマーキングをする
・授業後に、授業で扱った内容を整理してまとめる。最終課題レポートに取り組み提出をする
授業内容・テキスト第15章の内容を中心に講義を行います
・知的財産権、個人情報の保護について学びます
・最終課題レポートの内容とその作成方法について説明します
<備考>
・受講生の要望や状況によって、授業内容の一部を変更する場合がある。
・児童生徒1人1台の情報端末環境でどのような授業を設計・展開していくことができるのかについて体験的に学ぶ。そこで、以下の準備をしておくこと。
1 タブレット端末やノートパソコンを持参し、インターネットに接続できる状態にして受講すること。
2 Googleアカウントを取得しておくこと。授業用に取得しても既に持っているアカウントを使用しても構わない。