山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 中等国語科教育法II
時間割番号 EEC246
担当教員名 清水 文博
開講学期・曜日・時限 後期・木・V 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
学習指導要領の内容を踏まえ、小・中学校国語科における文字指導、書写指導の内容を理解する。硬筆や毛筆の教材を作成し、学習指導理論を踏まえた国語科書写の授業方法と評価の考え方を理解する。また、発展的な学習内容を探求し、模擬授業と振り返りを通して授業改善の視点を身につける。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門授業力・実践的技能教材研究や教材開発を進んで行うことができる。
B教材研究を生かした授業を構想して、指導案を作成することができる。
C教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1学習指導要領における目標や内容、全体構造を把握し、指導上の留意点を理解することができる。A
2小・中学校国語科における文字指導、書写指導の内容を理解することができる。C
3硬筆や毛筆の教材を作成し、国語科書写の授業方法と評価の考え方を理解することができる。A
4模擬授業の実施と振り返りを通して授業改善の視点を身に付け、発展的な学習内容について探求するとともに実践研究の動向を知り、授業設計の向上に役立てることができる。B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%授業への取り組み、提出物等による。
220%授業への取り組み、提出物等による。
330%授業への取り組み、硬筆や毛筆の提出物等による。
430%模擬授業など授業への取り組み、学習指導案やレポートによる。
合計100% 
<授業の方法>
中学校の書写教科書を参考資料として硬筆や毛筆の教材作成力を高める。また、指導案作成と模擬授業を行う。子供の認識や思考、学力などの実態を視野に入れた授業設計を取り扱い、情報機器及び教材の活用法についても講義する。
基本的には対面とする。マスクを着用し距離は1m以上とり教室換気を行う。また手洗いや手指消毒を徹底する。内容に応じてオンデマンド型やオンライン型を取り入れることもあるが、その場合は事前に通知する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
中学校国語科書写についての実践的内容が中心となる。書写演習1もしくは国語科内容論(書写)を事前に受講しておくことが望ましい。
<テキスト>
  1. 全国大学書写書道教育学会編, 国語科書写の理論と実践, 萱原書房, ISBN:9784860121020,
    (2020年出版)

  2. 中学書写, 光村図書出版
<参考書>
  1. 文部科学省, 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 国語編
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス 国語科書写について
事前学習
事後学習
国語科書写の学習経験について考えておく。
テキストの当該部分を読んでおく。
授業内容国語科書写の学習の基礎について考える。
2タイトル中学校学習指導要領の書写部分解説 高等学校国語科と芸術科について
事前学習
事後学習
中学校学習指導要領国語編の解説を読んでおく。
指導要領における書写の構造につき復習する。
授業内容中学校学習指導要領解説を中心に、小中高の枠組みの違いを踏まえて解説する。
3タイトル楷書の基礎と基本点画
事前学習
事後学習
苦手な楷書の基本点画を考える。
基本点画を復習する。
授業内容基本点画について実技を中心に解説する。
4タイトル基本点画の教材作成
事前学習
事後学習
基本点画の教材作成について考えておく。
基本点画の教材作成について復習する。
授業内容基本点画を学ぶための教材を作成する。
5タイトル楷書の教材作成
事前学習
事後学習
楷書の教材作成について考えておく。
楷書の教材作成について復習する。
授業内容組み立て方など漢字の楷書の字形を学ぶための教材を作成する。
6タイトル行書の教材作成の検討
事前学習
事後学習
行書の教材作成について中学校教科書を読んでおく。
行書の教材作成について中学校教科書やテキストを読んで復習する。
授業内容中学校書写教科書の行書指導の構成を解説する。
7タイトル行書の教材作成の応用
事前学習
事後学習
行書の教材作成について考えておく。
行書の教材作成について復習する。
授業内容行書の教材を作成する。
8タイトル行書と仮名の調和の教材作成
事前学習
事後学習
行書と仮名の調和の教材作成につき考えておく。
行書と仮名の調和の教材作成を復習する。
授業内容行書と仮名の調和の教材を作成する。
9タイトル書式教材、文字文化等
事前学習
事後学習
書式について教科書で確かめておく。
書式等について復習する。
授業内容中学校国語科で想定されるさまざまな書写の指導について書式等をテーマにして考える。
10タイトル書写教材について考える
事前学習
事後学習
書写教材についてテキストを読んで考えておく。
書写教材について復習する。
授業内容これからの書写教材を教科書の歴史などを確かめながら考える。
11タイトル書写の指導法
事前学習
事後学習
中学校国語科書写の指導法について考えておく。
書写の指導法についてICTの活用を含めて復習する。
授業内容ICTを活用する授業をまとめた動画コンテンツ等を使用し、中学校国語科書写の指導法を考える。
12タイトル板書技能(ICTを活用する授業をまとめた動画コンテンツ等の活用)
事前学習
事後学習
板書について確かめておく。
板書のポイントについて復習する。
授業内容ICTを活用する授業をまとめた動画コンテンツ等を使用し、中学校国語科担当教員としての板書について講義する。
13タイトル指導計画と学習指導案の作成
事前学習
事後学習
書写の指導計画について考えておく。
書写の学習指導案を作成する。
授業内容指導計画の作成について講義する。
14タイトル模擬授業
事前学習
事後学習
模擬授業の方法について考えておく。
模擬授業を振り返る。
授業内容国語科書写の模擬授業を行う。
15タイトル指導法の振り返り 全体の総括
事前学習
事後学習
指導法を振り返っておく。
全体を振り返る。
授業内容指導法を振り返るともに全体の総括を行う。
<備考>
(未登録)