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授業科目名 現代教職論
時間割番号 EEC141 A
担当教員名 岩井 哲雄
開講学期・曜日・時限 前期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
生活社会コース、科学教育コースの1年次学生、全てのコースの2年次以上の学生(それ以外の学生は後期「現代教職論」を履修すること)
<授業の目的>
教師に必要な倫理や資質・能力、広範な職務に関する基礎的な知識について学ぶ。また、教職という進路について考察するための機会を提供するとともに、教師として成長を続けていくために必要な知識や主体的な姿勢を培う。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門教職への熱意教育に関する情熱と使命感・倫理観をもっている。
B教職教養教職の意義や職務内容、子どもに対する責務を理解している。
C教育の理念や歴史、思想、制度などについての基礎的な知識を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1「教職への熱意」をもち、教師として学び続ける「持続的変態力」の必要性を自覚しつつ学習に取り組むことができること。A
2教職の意義や職務内容、子どもに対する責務など「教職教養」に関する基礎的事項について説明できること。B
3日本の学校教育や教師の歴史に関する基本的事項について説明できること。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%学習への取り組み姿勢により評価する。
235%レポートまたは期末テストにより評価する。
335%レポートまたは期末テストにより評価する。
合計100% 
<授業の方法>
Teams等による同時双方向のライブ講義の配信を原則とし、必要があればMoodleで補足する。
なお、場合により、一部のライブ講義を、Moodle をもちいた非同期授業に変えることがある。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
授業のなかで教育法規や中央教育審議会答申などに触れることが度々ありますが、これを機に少しずつ慣れていってください。
<テキスト>
  1. なし。必要な資料は配布する。
<参考書>
  1. 文部科学省, 幼稚園教育要領(平成29年告示)
  2. 文部科学省, 小学校学習指導要領 (平成29年告示)
  3. 文部科学省, 中学校学習指導要領(平成29年告示)
  4. 文部科学省, 高等学校学習指導要領(平成30年告示)
<授業計画の概要>
1タイトル教師という仕事(1)子どもの学習権
事前学習
事後学習
事後学習として、諸外国の教育制度が掲げる教育目的を調べてみる。
授業内容教育基本法の教育目的(人格の完成)、教育を受ける権利の歴史的な変遷について説明する。
2タイトル教師という仕事(2)社会に開かれた教育課程
事前学習
事後学習
事後学習として、コミュニティ・スクールの近年の動向を調べてみる。
授業内容教育基本法の教育目的(国家・社会の形成者の育成)、社会に開かれた教育課程、コミュニティスクールについて説明する。
3タイトル教師の姿の変遷(1)教師聖職者論、教師労働者論
事前学習
事後学習
事後学習として、教員の働き方改革について進捗を調べてみる。
授業内容戦前の教師の姿、戦後の教師の姿を概説し、教師聖職者論や教師労働者論、また教員の働き方改革について説明する。
4タイトル教師の姿の変遷(2)教師専門職論
事前学習
事後学習
事後学習として、授業で取り上げた答申を読んでみる。
授業内容専門職としての教師像についてその歴史的な経緯を含めて説明する。また近年の答申に示される教師の資質・能力について概説する。
5タイトル教員の職務内容(1)学習指導
事前学習
事後学習
事後学習として、児童指導要録、生徒指導要録や、記載事項についての文書を読んでみる。
授業内容これまで教師が取り組んできた学力を保証するための実践について概説する。また学力、生きる力、資質能力などの概念について説明する。
6タイトル教員の職務内容(2)生徒指導
事前学習
事後学習
事後学習として、生徒指導提要の興味のある個所を読んでみる。
授業内容生徒指導の略史、生徒指導提要の基本的な考え方、具体的な指導例について説明する。
7タイトル教員の職務内容(3)学校・学級経営
事前学習
事後学習
事後学習として、近隣の学校や出身校の学校経営計画や学校経営目標を調べてみる。
授業内容学校経営と校務分掌、学級経営に含まれるさまざまな職務について説明する。
8タイトル教員の職務内容(4)チーム学校と専門職連携
事前学習
事後学習
事後学習として、子どもの貧困等について調べてみる。
授業内容チーム学校の基本的な考え方や、教員と連携するソーシャルワーカーやカウンセラーの仕事の概要について説明する。
9タイトル教員の身分、服務上・身分上の義務(1)身分保障
事前学習
事後学習
事後学習として、山梨県職員の懲戒に関する条例や山梨県職員の分限に関する手続及び効果に関する条例を調べてみる。
授業内容教員の身分の取り扱いについて、地方公務員法を中心に説明する。
10タイトル教員の身分、服務上・身分上の義務(2)服務上の義務、身分上の義務
事前学習
事後学習
事後学習として、山梨県教育委員会の懲戒処分の指針を読んでみる。
授業内容教員の服務について、地方公務員法を中心に説明する。また免許の失効等について説明する。
11タイトル教員の身分、服務上・身分上の義務(3)懲戒、体罰の禁止
事前学習
事後学習
事後学習として、懲戒や体罰、虐待をめぐる法の改正動向について調べてみる。
授業内容児童生徒に対する懲戒の種類や、体罰の考え方について説明する。
12タイトル教員の成長(1)研修と学び続ける必要性
事前学習
事後学習
事後学習として、自身が教員就職を志望する自治体の初任者研修のプログラムなどを調べてみる。
授業内容教員にとっての研修の意義、研修の種類や初任者研修について説明する。
13タイトル教員の成長(2)教師としての成長
事前学習
事後学習
事後学習として、自身が教員就職を志望する自治体の教員育成指標を読んでみる。
授業内容教師のキャリア発達や、教職の経験年数による実践課題の変化などについて説明する。
14タイトル教員の成長(3)教職の職業的特徴
事前学習
事後学習
事後学習として、教師のライフコースに関する文献等を読んでみる。
授業内容他の職業とは異なる教職の職業的特徴を事例をとおして説明する。
15タイトル教員になるには
事前学習
事後学習
事後学習として、自身が教員就職を志望する自治体の募集要項などを調べてみる。
授業内容山梨県を例に公立学校の教員採用試験や、私学教員の採用について説明する。
<備考>
(未登録)