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授業科目名
助産業務管理
担当教員
小林 康江
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNG4053 2 3,4 後期
<授業の概要>
妊産褥婦や新生児が施設(病産院、助産所)での安全で安楽な診療や援助を受けられるために、助産業務の特徴と助産業務を遂行するために必要な管理の概要と原則についての知識を身につける。また、実習施設における管理の特徴を知り、その上で実習に望む準備を行う。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門問題解決力能力
B看護実践力
C自己研鑽力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1助産業務管理の概念・目的・機能と管理過程を説明できる。A
2助産師の業務範囲と法的責任、義務を説明できる。A
3産科病棟・外来及び助産所の業務管理の実情を説明できる。A
4周産期医療システムにおける医療と地域の多職種連携について助産師の役割について説明できる。B
5実習病棟内の看護者同士・他職種との連携の在り方について説明できる。C
6他者と協調・協働して行動でき、他者に方向性を示し、目標の実現のために力を集めることができる。C
7これからの産科医療と助産師活動について創造できる。C
8文献検索を行い、自己の疑問の解決、よりよい助産管理のあり方について思考し、ワードを用いてレポートを作成することができる。
9自らを律して、自己の良心や社会の規範やルールに則って行動できる。
10助産学生としての意識を持ち、社会の発展のために将来助産師として積極的に関与できる力を養う。
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
110%助産業務管理の概念・目的・機能と管理過程を、口述試験で自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する。
210%助産師の業務範囲と法的責任、義務について、口述試験で自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する。
315%産科病棟・外来及び助産所の業務管理の実情を、レポートで自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する。
415%シャドーイングや臨地講義をもとに、周産期医療システムの多職種間における助産師の役割について具体的に説明できたか否かを評価する。
515%シャドーイングや臨地講義をもとに、看護職間・多職種間の連携を具体的に説明できたか否かを評価する。
610%自らの考えをスタッフや学生、教員に報告し、協調、協働して行動できるか否かを評価する。
710%産科病棟・助産所の管理の実際を見学し、レポートで自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する。
85%必要な文献を入手し、助産管理のあり方について自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する。
95%無断で遅刻や欠席をせず、自己の良心や社会の規範やルールに則って行動できたか否かを評価する。
105%常に最善を尽くして物事に取り組んでいる否かを評価する。
合計100% 
<授業計画>
1   1月23日  3限  助産活動におけるケアの目的とゴール 妊婦と産婦 小林
2   1月23日  4限  助産活動におけるケアの目的とゴール 褥婦と新生児 小林
3   6月13日  1限  法律に基づく助産師の業務管理 小林
4   6月13日  2限  医療安全とリスクマネジメント(1) リスクマネジメントの考え方 小林
5   6月13日  3限  大学病院における助産業務管理 産科病棟師長
6 6月13日  4限  大学病院における院内助産 産科病棟師長
7   7月19日  3限  医療安全とリスクマネジメント(2) 助産師と記録 小林
8   7月19日  4限  医療安全とリスクマネジメント(3) 記録と振り返りから考える助産ケアの質の向上 小林
9 11月4日  3限  実習病院における管理の実際(臨地講義) 小林
10  11月4日  4限  実習病院における管理の実際:産科病棟の管理(臨地講義) 小林
11  11月7日  3限  実習病院における管理の実際:院内助産の管理(臨地講義) 小林 
12  11月7日  4限  実習病院における管理の実際:助産外来の助産管理(臨地講義) 小林
13  11月9日  3限  助産所における管理の実際:助産所の管理に関する法規(臨地講義) 開業助産師
14  11月9日  4限  助産所における管理の実際:助産所の管理・運営(臨地講義) 開業助産師
15 11月9日  5限  助産所における管理の実際:助産所の経営(臨地講義) 開業助産師

授業は面接授業を基本として行う。
<教科書>
  1. 我部山キヨ子編集, 助産学講座10 助産管理, 医学書院, ISBN:978-4260021753
<参考書>
(未登録)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
助産業務管理実施者による、二次医療圏と助産所での助産業務管理の実際について臨地講義を含めた授業を行う。