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授業科目名
産褥期・新生児期 助産診断・技術学
担当教員
小林 康江
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNG4033 1 3 後期
<授業の概要>
母性看護学実習の学習内容を踏まえた反転授業で、産褥期、新生児期における助産の判断・実践に必要な基本的知識・技術を身につける。
本科目は、助産師が行う臨床判断で必要となる基本的な産褥・新生児の知識の獲得を目指します。自発的・積極的に取り組むことを強く要求します。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門問題解決力能力
B看護実践力
C自己研鑽力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1産褥経過および新生児の臨床判断に必要な視点と、含まれる情報が説明できる。A
2産褥および新生児の経過を判断する情報収集の方法が説明できる。A
3ハイリスク妊産褥婦およびハイリスク新生児のケアに必要な情報とケアの考え方が説明できる。A
4褥婦および新生児の経過の判断に必要な情報収集ができる。B
5自らを律して行動できる。C
6他者と協調・協働して行動でき、他者に方向性を示し、目標の実現のために力を集めることができる。C
7自己の良心や社会の規範やルールに則って行動できる。C
8助産学生としての意識を持ち、社会の発展のために将来助産師として積極的に関与できるよう行動できる。
9卒後も自律・自立して学習できる力を養うことができる。
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
120%産褥および新生児の経過を判断するための視点と、それらを判断するために必要な情報が口述試験で具体的に説明できたか否かを評価する。
220%産褥および新生児の経過を判断するために必要な情報収集の方法を、口述試験で具体的に説明できたか否かを評価する。
320%ハイリスク妊産褥婦およびハイリスク新生児のケアのために必要な情報とケアを行う根拠が、口述試験で具体的に説明できたか否かを評価する。
415%褥婦および新生児の経過の判断に必要な情報収集をし、その内容を口述試験で具体的に説明できたか否かを評価する。
55%無断で遅刻や欠席をしない。
65%討議において自分の役割を遂行しているか否かを評価する。
75%自己の良心や社会の規範やルールに則って行動できたか否かを評価する。
85%常に最善を尽くして物事に取り組んでいたか否かを評価する。
95%自己の課題を明確にし、その課題を解決する方法を説明できたか否かを評価する。
合計100% 
<授業計画>
母性看護学実習で担当した事例をもとに、関連図を作成し、産褥期・新生児期のアセスメントの視点とケアの根拠を討議する。さらに、以下の点について討議をしながら学習を進める。

1. 1月26日 3限  母性看護学実習で担当した褥婦・新生児事例の関連図を用いた事例検討(経膣分娩事例・帝王切開事例)
2. 1月26日 4限  事例を統合しコンセプトマップを作成し討議(経膣分娩事例・帝王切開事例)
3. 2月 7日 3限  事例の統合から考える母乳のケア(アセスメント)
4. 1月 7日 4限  事例の統合から考える母乳のケア(ケアの立案)
5. 2月 8日 3限  事例の統合から考える保健指導と産後健診(保健指導に関する基礎的知識)
6. 2月 8日 4限  事例の統合から考える保健指導と産後健診(保健指導案の作成)
7. 2月13日 3限  産科クリニックに出向いた臨地講義:産後健診
8. 2月13日 4限  臨地講義の総括

授業は面接授業を基本として行う。
事前課題:母性看護学実習で受け持った事例の関連図を作成する。
<教科書>
  1. 我部山キヨ子, 助産学講座7 助産診断・技術学2(2) 分娩期・産褥期, 医学書院, ISBN:978-4-260-01572-1
  2. 我部山キヨ子, 助産学講座8 助産診断・技術学2(3) 新生児期・乳幼児期, 医学書院, ISBN:978-4-260-01577-6
  3. 小林康江, 中込さと子, 荒木奈緒編, 母性看護の実践, メディカ出版, ISBN:9784840465182,
    (2019年出版 ナーシング・グラフィカ, . 母性看護学)
<参考書>
(未登録)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
助産師経験を有する教員による、産褥期と新生児期の臨床判断について、事例を用いながら討議形式で授業をすすめる。