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授業科目名
助産学概論
担当教員
小林 康江
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNG301 1 3 前期
<授業の概要>
専門職としての助産師の役割、倫理、法規、さらに日本・諸外国の母子保健施策と助産師の役割について身につける。【問題解決能力】助産の基盤概念である「女性を中心としたケア」、「家族を中心としたケア」を説明できる。【連携する力】周産期医療システムにおける医療と地域の多職種連携について説明できる。【地域ケアに貢献する力】出身地の母子保健施策について調べることができる。【自己研鑽力】EBNの手法や文献検索を行い、周産期医療を取り巻く課題を取り上げ、レポートをワードを用いて作成することができる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門豊かな人間性
B地域ケアに貢献する力
C自己研鑽力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1助産の定義(保健師助産師看護師法,ICM,WHO)を説明できる。B
2わが国の助産婦業務に関連した法規の種類と内容を説明できる。B
3世界の助産婦の活動を歴史的ならびに現状を説明できる。B
4母子保健に動向と諸制度の概略を説明できる。A
5妊産婦との対話に必要なコミュニケーションのため、複雑な聞き返しが実施できる。A
6高い職業倫理に基づいて役割行動を果たす準備ができる。C
7国際的な視野をもった助産業務を指向する。C
8助産師の役割と業務範囲について日本ならびに諸外国の実態を明らかにし、助産師の責務と役割について総合的な視点から理解を深める。
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
15%助産の定義(保健師助産師看護師法,ICM,WHO)を口述できる。
25%助産婦業務に関連した法規の種類と内容を口述できる。
35%世界の助産婦の活動を歴史的ならびに現状を口述できる。
45%母子保健に動向と諸制度の概略を口述できる。
510%演習で単純な聞き返しか複雑な聞き返しか判別することができる。
610%自己の卒後の活動の場や将来の助産師像について記述することができる
730%国際的な視野をもった助産業務について記述することができる。
830%助産師の役割と業務範囲について日本ならびに諸外国の実態を明らかにし、助産師の責務と役割について総合的な視点から記述することができる
合計100% 
<授業計画>
1回目:オリエンテーション・助産課程について(小林康江)
2回目:助産の概念と歴史,助産の定義、助産師の倫理(小林康江) 
3回目:助産業務と法制度(小林康江)
4回目:母子保健と助産師(小林康江)
5回目:これからの助産師の活動(小林康江)
6回目:助産師の働き方の実際(助産師)
7回目:助産師に求められるコミュニケーション能力(1)(松尾邦功)
8回目:助産師に求められるコミュニケーション能力(2)(松尾邦功)
<教科書>
(未登録)
<参考書>
  1. 我部山キヨ子編, 助産学講座1 基礎助産学(1) 助産学概論, 医学書院, ISBN:978-4-260-00547-0
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
1~6回までの担当者は助産師経験を有している。6回目の講義は、本学を卒業し現在助産師活動を実践している助産師の今日までの体験に基づく講義である。学生が将来を検討する歳の身近なモデルとなる。7・8回の講師は、動機づけ面接のトレーナー資格を有し、行動変容につながる臨床実践を行っている。これからの学生の実習で実践できる基礎的な内容となっている。