授業科目名
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小児看護学実習
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担当教員
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阿久澤 智恵子/安藤 晴美/大島 智恵
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時間割番号
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単位数
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履修年次
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期別
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DNE4043 |
2 |
3,4 |
後期 |
<授業の概要> |
健康障害や健康問題をもつことにより生じる子どもと家族への影響を理解し、様々な問題状況をアセスメントする問題解決思考を身につける。また、子どもと家族のQOLを維持・向上するような具体的看護方法を思考し、小児医療・保健・福祉・教育における多職種と連携する必要性を思考しながら看護実践する力を身につける。 |
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
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医学部>看護学科向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | |
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A | 専門 | 豊かな人間性 | ○ | B | 問題解決力能力 | ◎ | C | 看護実践力 | ○ | D | 連携する力 | ○ | E | 自己研鑽力 | ○ |
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<到達目標> |
目標NO | 説明 | コンピテンシーとの対応 |
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看護 |
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1 | 1.知 識 | B | 2 | 1)子どもの成長・発達の段階と疾病や障害の状況について説明することができる。 | B | 3 | 2)受け持ち患児の生活背景や家族の状況について説明することができる。 | B | 4 | 3)疾病や障害による子どもの身体的・心理的・社会的な影響について説明することができる。 | B | 5 | 4)疾病や障害が子どもと家族に及ぼす影響を把握し、看護上の問題を抽出することができる。 | B | 6 | 5)子どもと家族のもつ看護上の問題に対する看護計画を立案・実施・評価することができる。 | B | 7 | 6)保健・医療・福祉・教育に関わる多職種及び地域との連携の実際と看護師の役割・機能について述べることができる。 | B | 8 | 7)子どもと家族の生活を支援する社会資源の必要性と活用について述べることができる。 | C | 9 | 2.技 能 | C | 10 | 1)子どもの発達段階、症状や障害のレベルに応じたコミュニケーションを取ることができる。 | C | 11 | 2)健康な乳幼児の基本的生活習慣を身につけるために、発達に合わせた分かりやすい説明や促しをするスキルを実施することができる。 | C | 12 | 3)成長・発達を促す、ストレスの緩和のための遊びを提供することができる。 | D | 13 | 4)子どもへの日常生活援助、治療・検査・処置時の援助を倫理的配慮をしながら実践できる。 | A | 14 | 5)メンバーシップ・リーダーシップを発揮しながらメンバー間の学びを共有するカンファレンスを実施することができる。 | A | 15 | 3.態 度 | A | 16 | 1)子ども・家族を基本的な考え方や理論に基づき理解しようとする姿勢を表現する。 | D | 17 | 2)子どもと家族に共感的な態度で関わることができる。 | E | 18 | 3)関わる際に常に子どもの人権を尊重する行動がとれる。 | | 19 | 4)メンバーシップ・リーダーシップを発揮しながら行動することができる。 | | 20 | 5)自己の実践を振り返り、自己の課題を解決できるよう努力できる。 | |
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<成績評価方法> |
目標No | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 100% | 看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。到達目標20項目(100点満点)に沿って評価する。 | 2 | % | | 3 | % | | 4 | % | | 5 | % | | 6 | % | | 7 | % | | 8 | % | | 9 | % | | 10 | % | | 11 | % | | 12 | % | | 13 | % | | 14 | % | | 15 | % | | 16 | % | | 17 | % | | 18 | % | | 19 | % | | 20 | % | | 合計 | 100% | |
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<授業計画> |
実習計画 *行動目標等の詳細は,『看護学実習要項』を参照して下さい。
・実施時期:3学年・後期(2022年9月~12月) 4学年・前期(2023年5月~ 7月) ・実習期間:2週間 ・実習場所:学内 ・担当教員:阿久澤 安藤 ・主な実習内容: (1)保育園実習 a.乳幼児との基礎的なコミュニケーション b.乳幼児の成長発達の特性と健康的な生活習慣の確立に向けた基本的な援助法 c.乳幼児の健康維持・増進と保健管理 d.乳幼児期に生じやすい事故と安全管理 e.保育における養育者や地域の人々などとの連携,など (2)病棟 a.受け持ち児との援助的な対人関係を形成するための基本 b.受け持ち児とその家族に関わる健康問題の把握とその問題解決的アプローチ c.受け持ち児に必要な生活援助(栄養・食事,清潔・衣生活,排泄,遊びと休息等) d.小児看護における基礎技術の習得 e.チーム医療における小児看護の責務と連携 f.小児科病棟における基本的な看護管理 |
<教科書>
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- 中野綾美編, 小児の発達と看護 第6版, メディカ出版, ISBN:4840465150,
(2019年出版 ナーシング・グラフィカ, . 小児看護学)
- 中野綾美編, 小児看護技術 第4版, メディカ出版, ISBN:4840465169,
(2019年出版 ナーシング・グラフィカ, . 小児看護学)
- 中村友彦編, 小児の疾患と看護 第2版, メディカ出版, ISBN:4840457964,
(2017年出版 ナーシング・グラフィカ, . 小児看護学)
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<参考書> |
- 岡堂哲雄, 小児ケアのための発達臨床心理学, ヘルス出版,昭和58年., ISBN:4892690325
- 病いと共に生きる子どもの看護, メジカルフレンド社,2005., ISBN:4839212864
- 小児科 小児の看護 看護診断に基づく標準看護計画13, メヂカルフレンド社,平成7年., ISBN:4839221138
- 小児の看護アセスメント, 医学書院,2001., ISBN:4260331159
- 改訂 小児生理学, へるす出版,1996., ISBN:9784892696367
- こどものフィジカルアセスメント, 金原出版, ISBN:4307170474
- こどもの病気の地図帳, 講談社, ISBN:406206605X
- 山元恵子, 写真でわかる小児看護技術, インターメディカ, ISBN:9784899961697
- 日野原重明, バイタルサインの見方・読み方, 照林社, ISBN:9784796520898
- 五十嵐隆, これだけは知っておきたい小児ケアQ&A, 総合医学社, ISBN:9784883784165
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[実務経験のある教員による授業科目の概要] |
看護師の実務経験のある教員が講義を行う。 |