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授業科目名
母性看護活動論2(周産期看護過程の展開)
担当教員
小林 康江/佐々木 美果/浅野 浩子/眞嶋 ゆか
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNE205 2 2 後期
<授業の概要>
母性看護活動論1の学習内容をふまえ、産褥期の心身の変化の知識を身につける。また妊産褥婦の看護過程の演習を通して、親になることを支える看護について考え、ウェルネスの視点で経膣分娩事例の看護過程が展開できる力を身につける。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門問題解決力能力
B看護実践力
C自己研鑽力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1妊娠・分娩・産褥の経過に伴って変化する生理的現象を説明できる。A
2妊娠・分娩・産褥の経過に伴って変化する心理社会的特徴を説明できる。A
3根拠に基づき妊婦の経過をアセスメントし、記述できる。B
4褥婦の経過を根拠に基づきアセスメントし、記述できる。B
5胎児の成長発達と健康度の評価、新生児の特徴を説明できる。A
6胎児・新生児の経過を根拠に基づきアセスメントし、記述できる。B
7ウェルネスの視点から看護問題・看護目標を挙げ、記述できる。B
8個別性のある看護計画を立案し、記述できる。B
9親になることを支える援助、相談、教育について説明できる。A
10積極的に学習し、グループの一員として自分の役割を遂行し、協力して演習を進めることができる。C
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
110%記述問題・課題で妊娠・分娩・産褥の経過に伴って変化する生理的現象を、選択・説明できたか否かを評価する。
210%記述問題・課題で妊娠・分娩・産褥の経過に伴って変化する心理社会的特徴を選択・説明できたか否かを評価する。
310%記述問題・課題で根拠を基に妊婦の経過をアセスメントできたか否かを評価する。
410%記述問題・課題で根拠を基に褥婦の経過をアセスメントできたか否かを評価する。
510%記述問題・課題で胎児の成長発達と健康度の評価、新生児の特徴を選択・説明できたか否かを評価する。
610%記述問題・課題で根拠を基に胎児・新生児の経過をアセスメントできたか否かを評価する。
710%記述問題・課題で、ウェルネスの視点から看護問題・看護目標をあげられたか否かを評価する。
810%記述問題・課題で、個別性のある看護計画を立案できたか否かを評価する。
910%記述問題・課題で、親になることを支える援助、相談、教育について自らの言葉で説明できたか否かを評価する。
1010%グループ討議において自分の役割を遂行し、グループメンバーと協力してグループの成果物を作成できたか否かを評価する。
合計100% 
<授業計画>
1  10月19日   3限  産褥期の身体の変化 小林
2  10月19日   4限  産褥期の心理・社会的変化、母乳育児支援 小林
3  10月26日   3限  母親になることを支える産褥期のケア、母子保健施策 小林
4  10月26日 4限 帝王切開前後のケア 小林
5   11月2日   3限  教育・相談技術(セルフケア行動へのアプローチ、集団力学) 小林
             経腟分娩母子事例における看護過程の展開(事例の説明) 小林
6   11月2日   4限  経腟分娩母子事例の展開(看護過程の説明) 小林
7  11月30日   3限  経腟分娩母子事例の展開(褥婦および新生児のアセスメントとケアの要約) 小林
8  11月30日   4限  経腟分娩母子事例の展開のグループ討議(褥婦のアセスメントとケアの要約) 小林、眞嶋、佐々木、小林
9  12月 7日   3限  経腟分娩母子事例の展開のグループ討議(新生児のアセスメントとケアの要約) 小林、眞嶋、佐々木、小林
10  12月 7日   4限  経腟分娩母子事例の展開のアセスメントの発表(産褥) 小林、眞嶋、佐々木、小林
11  12月14日   3限  経腟分娩母子事例の展開のアセスメントの発表(新生児) 小林、眞嶋、佐々木、小林
12  12月14日   4限  経腟分娩母子事例の展開の看護問題、看護目標、ケアの発表(産褥) 小林、眞嶋、佐々木、小林
13   1月11日   3限  経腟分娩母子事例の展開の看護問題、看護目標、ケアの発表(新生児) 小林、眞嶋、佐々木、小林
14 1月11日   4限  産褥1日目の看護目標・計画について 小林、眞嶋、佐々木、小林
15 1月11日   5限  日齢1日目の看護目標・計画について 小林、眞嶋、佐々木、小林

授業は面接授業を基本として行う。
事前課題:第6~15回目において、講義前に指定の用紙に事例の展開を行う。    
     
<教科書>
  1. 中込さと子・小林康江・荒木奈緒 編, ナーシング・グラフィカ 母性看護学1 概論・リプロダクティブヘルスと看護, メディカ出版, ISBN:978-4-8404-6517-5
  2. 小林康江・中込さと子・荒木奈緒 編, ナーシング・グラフィカ 母性看護学2 母性看護の実践, メディカ出版, ISBN:978-4-8404-6518-2
  3. 荒木奈緒・中込さと子・小林康江 編, ナーシング・グラフィカ 母性看護学3 母性看護技術, メディカ出版, ISBN:978-4-8404-6519-9
<参考書>
  1. 佐世正勝他 編, ウェルネスからみた母性看護過程 第3版, 医学書院, ISBN:9784260028387
  2. 太田操 編, ウェルネス看護診断にもとづく母性看護過程 第3版, 医歯薬出版, ISBN:9784263236871
  3. 堀内成子編集, 母性看護実習ガイド, 照林社,
    (2007年出版 パーフェクト臨床実習ガイド : ライフステージに沿った看護技術と看護の展開)

  4. 佐世正勝, 石村由利子編, ウエルネスからみた母性看護過程+病態関連図 第3版, 医学書院, ISBN:9784260028387,
    (2016年出版)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
過去に周産期医療の場での実務経験を有し、現在は、臨地実習の学生指導を行っている。