山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名
母性看護活動論1(母性看護活動論)
担当教員
小林 康江/眞嶋 ゆか/佐々木 美果
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNE204 2 2 通期
<授業の概要>
妊娠期から分娩期、新生児期にある母子および家族への看護について学習する科目である。母子の生理的特性と各時期に起こりやすい異常、身体・心理・社会面における適応過程から対象理解を深め、母性看護の実践に必要な知識および看護の視点を学習する。この知識を基に、妊娠期および分娩期の母子に対する看護について、個人学習やグループでのディスカッションを通してウェルネス志向での看護展開方法を学習する。
周産期における代表的な疾患や治療方法については産科医が講義を行い、周産期医療について学習する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門豊かな人間性
B問題解決力能力
C看護実践力
D自己研鑽力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1母性看護学における看護実践能力、周産期医療における問題解決力を習得するための、以下のA知識、B技術、C態度に関する学習を実施できるA
2A 知識B
31.母性看護の役割、法的責任と倫理について説明できる。B
42.女性の身体の形態と機能の特徴について説明できる。B
53.妊娠・分娩の機序を説明できる。B
64.胎児期から新生児の生理と発育について説明できる。C
75.ハイリスク妊娠・分娩の問題点を説明できる。C
86.妊婦・産婦および胎児・新生児の特性をふまえた看護を説明できる。B
97.看護者としての連携の力を習得するための、他職種や、母子保健に関わる地域とのケアの連携について説明できる。B
10B.技術C
111.医療・看護に関する文献検索を実施し、医学的情報を自己の目的に適合するように使用できる。D
122.母性看護学の知識と理論を用いて、母性看護に関連した諸課題について説明できる。D
133.妊婦・産婦・胎児に関する事例分析を通して、妊娠期の看護過程の展開ができる。A
14C.態度
151.各受講の前後で自己の学習について振り返ることが出来る。
162.周産期医療における看護の役割について、自己の考えを述べることが出来る。
173.周産期医療をめぐる倫理的な問題において、多様な価値観を踏まえたうえで、看護者としての自己の考えを述べることが出来る。
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
130%小テスト:妊娠期(5点)、分娩期(5点)、新生児期(5点)/レポート:文献(5点)妊娠期事例(5点)、分娩期事例(5点)
260%試験:中間期 妊娠期・分娩期(40点)、ハイリスク妊娠・分娩(20点)
310%試験:期末期 新生児期(10点)
4%
5%
6%
7%
8%
9%
10%
11%
12%
13%
14%
15%
16%
17%
合計100% 
<授業計画>
前期授業日程
日程 時間 担当 授業内容
1 4月8日 4限 眞嶋   ガイダンス 母性看護概論
2 4月11日 3限   眞嶋   文献検索の方法
3      4限 眞嶋 文献レポートの書き方と作成
4 4月21日    3限 眞嶋 妊娠期の妊婦の生理
5     4限 眞嶋   妊娠期の胎児の成長
6 4月25日  3限 眞嶋   妊婦健康診査1 妊娠初期
7      4限 眞嶋 妊婦健康診査2 妊娠中期・末期
8 5月2日  3限 眞嶋 ハイリスク妊娠1 妊婦と胎児のリスク判別
9  4限 眞嶋 妊産婦の心理社会的変化 健康教育
10 5月9日    3限 眞嶋  妊婦と胎児のアセスメント
11 4限   産科医 リプロダクティブヘルスをめぐる治療
12 5月19日 3限 眞嶋 妊娠期の事例分析 [グループ作業]
13     4限 眞嶋  妊娠期の事例分析 [グループ作業]
14 5月23日 3限 産科医  ハイリスク妊娠2 妊婦と胎児の管理と検査
15        4限   産科医 ハイリスク妊娠3 妊娠に伴う異常・合併症を有する妊娠
16 5月30日 3限   眞嶋  分娩の生理と分娩経過
17       4限   産科医  ハイリスク分娩1 分娩期の異常(産道・娩出力・娩出物の異常)
18 6月6日    3限 眞嶋   産婦と胎児のアセスメント
19 4限 産科医 ハイリスク分娩2 分娩期の異常(胎児機能不全・分娩時裂傷・異常出血)
20 6月13日   3限 眞嶋   産婦のニーズ 産婦と家族の心理 
21 4限  産科医  急速遂娩術とその管理
22 6月20日   3限 眞嶋   分娩期の事例分析 [グループ作業]
23 4限   眞嶋  分娩期の事例分析 [グループ作業]
24 6月27日 3限 眞嶋  ハイリスク妊娠と妊婦ケア
25 4限 眞嶋   ハイリスク分娩と産婦ケア             
26        5限   眞嶋   妊娠期の総括 小テスト 分娩期の総括 小テスト
27 10月5日 3限 佐々木 正常新生児
28      4限 佐々木 正常新生児
29 10月12日 3限 眞嶋 新生児期の異常    
30     4限   眞嶋 新生児期の異常 新生児期小テスト
<教科書>
  1. 中込さと子, 小林康江, 荒木奈緒編, 概論・リプロダクティブヘルスと看護 第2版, メディカ出版, ISBN:9784840475310,
    (2022年出版 ナーシング・グラフィカ, . 母性看護学)

  2. 小林康江, 中込さと子, 荒木奈緒編, 母性看護の実践 第2版, メディカ出版, ISBN:9784840475327,
    (2022年出版 ナーシング・グラフィカ, . 母性看護学)

  3. 荒木奈緒, 中込さと子, 小林康江編, 母性看護技術 第5版, メディカ出版, ISBN:9784840475334,
    (2022年出版 ナーシング・グラフィカ, . 母性看護学)
<参考書>
(未登録)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
看護師・助産師の実務経験のある教員が講義を行う。
妊娠期と分娩期の異常、合併症、治療は産科医が講義を行う。