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授業科目名
麻酔科学 実習
担当教員
松川  隆/松岡 徹
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMG513 2 4,5 通期
<授業の概要>
一般学習目標(GIO):
1.術前の患者の状態を的確に把握するために,麻酔前診察の基本を身につける。
2.手術室での麻酔管理に積極的に参加するために,刻々と変化する麻酔中の患者の生体変化を正確にとらえる。
3.手術室での麻酔管理に積極的に参加するために,使用する薬剤について理解する。
4.手術室での麻酔管理に積極的に参加するために,基本的手技を身に付ける。
5.心肺蘇生に積極的に参加するために,心肺蘇生法の基本を身に付ける。
6.ペイン外来でのチーム医療に積極的に参加するために,ペインクリニックの対象疾患と治療方法を理解する。
7.緩和ケアでのチーム医療に積極的に参加するために,対象となる患者と管理方法を理解する。
8.医学的問題を正しくとらえるために,医学論文の読解を習得する。

学習行動目標(SBO):
1.術前診察を行い,患者の全身状態を把握し,問題点を整理する。
2.手術となる各種疾患を列挙する。
3.全身麻酔,局所麻酔の適応を列挙する。
4.各種の手術内容を理解し,患者に対する侵襲度を列挙する。
5.指導医とともに,麻酔計画を立案する。
6.指導医とともに,患者への麻酔の説明を行う。
7.麻酔前準備を指導医とともに実施する。
8.気道確保の方法を列挙する。
9.術中に使用されるモニターの種類とその解釈を理解する。
10.全身麻酔導入前から覚醒までの患者の状態を監視する。
11.硬膜外麻酔,脊髄麻酔中の患者の状態を監視する。
12.麻酔中に起こる不整脈とその治療方法を列挙する。
13.麻酔薬,循環系作動薬などの各種薬剤の薬理と使用方法を列挙する。
14.麻酔中の血行動態,検査成績から麻酔深度を把握する。
15.術後鎮痛方法とその合併症を列挙する。
16.血液ガス分析,電解質検査を実施し,その解釈を行う。
17.前週に担当した症例の提示を行い,術中管理について発表する。
18.笑気麻酔を体験する。
19.マスク,バッグによる用手換気を行う。
20.指導医とともに,輸液路の確保を実施する。
21.人形を用いて,気管挿管を実施する。
22.人形を用いて,心肺蘇生を実施する。
23.ペイン外来での治療を見学する。
24.緩和ケアでの治療方法を見学する。
25.医学論文を読み,発表する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門プロフェッショナリズム
Bコミュニケーション
Cチーム医療の実践
D医学知識と問題対応能力
E医療の質と安全の管理
F科学的思考
G国際的な視野
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
医学
11.麻酔科学の基礎的な理解をする。A
22.麻酔の導入・維持・覚醒の各段階を実体験し、理解する。B
33.麻酔科医としての患者への対応を理解する。C
44.ペインクリニック、緩和ケアについての理解を深める。D
5キーワード:高い専門性E
6科学的思考力F
7国際的な視野G
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
130%麻酔科学の基礎的な理解
220%麻酔の導入・維持・覚醒の各段階を実体験し、理解
320%麻酔科医としての患者への対応を理解
420%ペインクリニック、緩和ケアについての理解
510%高い専門性
6%
7%
合計100% 
<授業計画>
実習スケジュールの詳細は手引きを参照すること。

集合時間・集合場所
 午前7時50分(遅刻厳禁)に,手術室内カンファレンスルーム(手術部男子更衣室隣り)。
 第1週の火~金曜日と第2週の月~水曜日は午前7時30分に,手術室の該当室。
 麻酔科用術衣(白)を着用のこと。
<教科書>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
医師として実務経験のある教員が、実践的教育を行っている。