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授業科目名
小児科学 実習
担当教員
犬飼 岳史
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMG506 2 4,5 通期
<授業の概要>
一般学習目標(GIO):
  成長,成熟の途上にある小児期には,成人とは異なる特有な異常,疾患が多数存在する。それらの病態を理解するには,小児の発達生理を理解し,その基礎の上にたった勉強が必要である。
 小児科学の教育は,系統講義,臨床講義,臨床実習の三柱から成っており,臨床実習では,外来,病棟実習を通して,小児診断学,治療学の基本を習得し,小児科の特殊性を理解する。講義で学んだ知識の実地医療への応用を,受け持ち患者の診療を通して習得する。
学習行動目標(SBO):
1)実習期間中,入院患者を受け持ち,問診・診察を実際に行って,診断学の基本的事項を実習する。
2)受け持ち入院患者を中心に,症状の経過,血液・尿検査所見,画像検査所見など実際のデータから病態を把握し,鑑別診断や精査・治療方針について考察する。
3)教授回診で受持患者のプレゼンテーションを実習する。
4)外来患者の病歴聴取を行い,医療面接の基本を習得する。
5)疾患系統別の小児専門外来を見学し,慢性疾患をもつ小児のフォローアップの実際を知る。
6)小児のベッドサイドで行われる検査を見学し,目的・手技について理解する。
7)予習課題を自習してクルズスで発表し,臨床データの読み方と考察,およびプレゼンテーションのしかたを学ぶ。
8)非常勤講師を含めた小児科臨床の第一線で活躍中の指導医のクルズスを聴き,小児医療の実際を知る。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門プロフェッショナリズム
B医学知識と問題対応能力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
医学
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
合計0% 
<授業計画>
実習スケジュールの詳細は手引きを参照すること。

集合場所と時間(オリエンテーション)
1)初日9:00~  3西病棟カンファレンス室
 *小児科臨床実習の手引きを配布する。
 *実習要領説明。
 *学生:チューターの組み合わせを決める。(担当患者が決まる)
 *専門外来検査の見学等について学生各自の実習計画を立てる。
 *教官 学生 相互評価の説明。
 *外来・病棟をまわり,注意事項を確認する。
2)各チューターとの打ち合わせ
初日 オリエンテーション後に各チューターと実習期間中の相互の予定の確認。

注意事項
1,清潔な服装,身だしなみで実習し,患者への態度,言葉使いに細心の注意を払う。
2,時間を厳守する。
3,整理整頓をこころがける。
4,カルテ,資料を病棟外に持ち出さない。
5,ムンテラ(患者及び家族への病状説明)は行わない。
<教科書>
  1. 衞藤 義勝, ネルソン小児科学 原著第17版, エルゼビア・ジャパン, ISBN:4860348370
  2. Robert Kliegman、Richard E. Behrman、Hal B. Jenson、 Bonita F. Stanton, Nelson Textbook of Pediatrics (Nelson Textbook of Pediatrics) 18th, W B Saunders Co, ISBN:1416024506
<参考書>
(未登録)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
医師として実務経験のある教員が、実践的教育を行っている。