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授業科目名 企業がチャレンジする経営革新
時間割番号 CPYK22
担当教員名 内田 研一/手塚 伸/安達 義通
開講学期・曜日・時限 前期・(未登録)・(未登録) 単位数 1
<対象学生>
全学部生
<授業の目的>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。
授業の実施日については、大学ホームページ(https://www.yamanashi.ac.jp/campuslife/332)に掲載「教養教育連携開設科目履修ガイド」の令和4年度連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)一覧(PENTAS YAMANASHI )を確認してください。

経営環境の不確実性等に対処するため、企業は常に経営革新を行っていく必要があります。本授業では、県内企業を中心としたケーススタディ(事例研究)を通して、企業の経営革新の意義とその手法について学んで行きます。特に、研究開発、ブランディング、マーケティング等、事業成功のキーとなる事項に着目し、講師と受講者とのディスカッションを通して理解を深めていきます。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B地域理解自らの生活の場である地域の特色・課題を説明できる。
C汎用能力4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
D5・問題解決力実行力計画に従って解決に取り組むことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1県内企業の多様な事業活動について理解することができる。B
2経営革新の意義と手法を知り、具体的な効果を理解することができる。A
3各ケースにおける企業行動について総合的に評価できる。C
4課題に応じた経営革新の適用方法を選択し、解決策を志向できる。C
5VUCA時代における様々な不確実性等に対処するために、積極的に事業戦略を構築する態度を身につけることができる。D
6今後のキャリアにおいて、様々な経営革新のためのスキルを身につけて課題に対応するマインドを養うことができる。D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
115%各ケースにおける発言、議論の内容で事業活動を理解することができたか評価する
215%各ケースにおける発言、議論の内容で経営革新の意義と手法に関する知識が獲得できたか評価する
320%提出されたレポートの内容で企業行動を評価できたか評価する
420%提出されたレポートの内容で解決策を志向できたか評価する
515%講義への参加態度(含 質疑応答・受講者間の対話の内容)で事業戦略を構築する態度を身につけることができたか評価する
615%講義への参加態度(含 質疑応答・受講者間の対話の内容)で課題に対応するマインドを養うことができたか評価する
合計100% 
<授業の方法>
山梨県サポート連携拠点会議(※)における様々な企業支援実例の中から、事業成功のキーとなる事項(事業構想の着眼点、研究開発、要素技術の磨上げ、ブランディング、マーケティング、経営の基盤となる財務指標の見方など)について、自ら会社を経営すると同時に山梨県中小企業経営革新サポート連携拠点で中小企業の経営革新の支援を第一線で行う同会議のゼネラルマネージャー(GM)及びプロジェクト・マネージャー(PM)(4人)が、実際の経営革新について実践的なケースタディを行うとともに、それぞれのケースについて、市場環境のリサーチ、経営者の判断、支援の妥当性などについて受講者と議論・検証を行うと同時に、支援結果の評価、今後の展開などについて受講者と議論します。
※(公財)やまなし産業支援機構が山梨県から受託している中小企業支援のための支援コンソーシアム事業。複雑化する中小企業の経営革新課題に対応する専門家を12名組織し、課題に適したチームを組み伴走支援を行う。10年以上の支援活動に基づく豊富な支援実績がある。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
? 事例の解説とこれに関するディスカッションの2コマ連続の講義です。VUVA時代には、自分自身、組織そしてネットワークのアジリティー(機敏さ、敏捷性)が求められます。4つのケーススタディにより、時代が求める経営マインドを身につけよう。
? 企業支援の第一線で活躍する4人の講師が、県内企業の様々な挑戦を通じて受講者の事業マインドを刺激します。研究開発、ブランディング、マーケティング、戦略財務など様々な視点が学べますので、積極的な参加を期待する。また、講師等との人的ネットワークづくりも大歓迎。
<テキスト>
  1. 適宜プリントなどを配布します。
<参考書>
  1. 特になし(授業内で紹介することもあります)。
<授業計画の概要>
1タイトルケース1①:Flower Design MI社(担当 白井秀典PM) 
事前学習
事後学習
・Flower Design MI社のHPを見ておく。
・ノートを取って、理解できなかった概念について調べ、理解を深める。
授業内容Flower Design MI社(プリザーブドフラワーやハーバリウムの山梨県内の第一人者)の経営革新の概要把握と理解
2タイトルケース1②:Flower Design MI社(担当 白井秀典PM) 
事前学習
事後学習
・理解できなかった概念について調べ、理解を深める。
・ディスカッションを振り返り、理解を深める。
授業内容案件に関するディスカッション(課題の確認、手法の理解、結果の分析、受講者からの提案)
3タイトルケース2①:3D Printing Corporation社(担当 内田研一GM) 
事前学習
事後学習
・3D Printing Corporation社のHPを見ておく。
・ノートを取って、理解できなかった概念について調べ、理解を深める。
授業内容3D Printing Corporation社(3Dプリンターに関する、販売事業、コンサルティング事業、システム構築事業)の経営革新の概要把握と理解
4タイトルケース2②:3D Printing Corporation社(担当 内田研一GM) 
事前学習
事後学習
・理解できなかった概念について調べ、理解を深める。
・ディスカッションを振り返り、理解を深める。
授業内容案件に関するディスカッション(課題の確認、手法の理解、結果の分析、受講者からの提案)
5タイトルケース3①: (株)ジーエムコーポレーション(担当 藤原範夫PM)
事前学習
事後学習
・(株)ジーエムコーポレーションのHPを見ておく。
・ノートを取って、理解できなかった概念について調べ、理解を深める。
授業内容(株)ジーエムコーポレーション(施主のライフスタイルを見据えた家づくりを通じ光と風を五感で味わう心地良い暮らしを提案)の経営革新の概要把握と理解
6タイトルケース3②: (株)ジーエムコーポレーション(担当 藤原範夫PM)
事前学習
事後学習
・理解できなかった概念について調べ、理解を深める。
・ディスカッションを振り返り、理解を深める。
授業内容案件に関するディスカッション(課題の確認、手法の理解、結果の分析、受講者からの提案)
7タイトルケース4①:ニュー山梨ワイン醸造株式社(担当末木淳PM)
事前学習
事後学習
・(株)ニュー山梨ワイン醸造株式社のHPを見ておく。
・ノートを取って、理解できなかった概念を調べ、理解を深める。
授業内容ニュー山梨ワイン醸造株式社の(酒類製造業。確たるビジョンを持たず、生産管理やコスト管理体制も不十分)経営革新の概要把握と理解
8タイトルケース4②:ニュー山梨ワイン醸造株式社(担当末木淳PM)
事前学習
事後学習
・理解できなかった概念について調べ、理解を深める。
・ディスカッションを振り返り、理解を深める。
授業内容案件に関するディスカッション(課題の確認、手法の理解、結果の分析、受講者からの提案)
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
経営革新の第一線で活躍する4人の講師が、支援実績をもとに経営革新の手法を詳細かつ具体に解説し、受講者とともに議論していきます。(以下、講師プロフィール)なお、以下の講師とともに、支援対象である企業の経営者にもご出講いただけるケースがあります。
・内田研一:㈱微細加工研究所執行役員、ビジネスプロデューサー、スモールビジネスアワード審査委員長、山梨県中小企業サポート連携拠点GM
・白井秀典:セブン&アイ出版、セブン&アイネットメディアを経て、山梨に帰郷。きっかけデザイン研究所を設立。現在代表取締役、山梨県中小企業サポート連携拠点PM
・藤原範夫:山梨中央銀行、都内コンサルタント会社を経て独立。業種は問わず、事業分析からマーケティング、事業計画策定等の小規模事業者・中小企業の支援を行う。山梨県中小企業サポート連携拠点PM
・末木淳:サンニチ印刷を経て、ブラッチェリー ロトンド(小淵沢、広尾)を共同経営。山梨県中小企業サポート連携拠点PM
<備考>
・県内中小企業の経営支援の第一線で活躍される講師とのアクティブラーニング形式の演習です。県内企業の多様性を学ぶとともに、自らが経営者になったつもりで現実の課題にどのように対応するか、実例を参考に学び、議論してください。
・参加者間の考え方の多様性の相互理解、対話の重要性等を同時に学ぶよう努めてください。
・他大学や社会人等とともに学ぶ「PENTAS YAMANASHI」の科目です。