山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 通訳入門実践
時間割番号 CPYK07
担当教員名 新井 達司
開講学期・曜日・時限 集中・(未登録)・(未登録) 単位数 1
<対象学生>
全学部生
<授業の目的>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。
授業の実施日については、大学ホームページ(https://www.yamanashi.ac.jp/campuslife/332)に掲載「教養教育連携開設科目履修ガイド」の令和4年度連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)一覧(PENTAS YAMANASHI )を確認してください。

山梨県は、富士山や武田信玄などに代表される、自然環境や歴史文化財の魅力で、多くの外国人観光客を引き付けてきました。特に通常時、200万人以上の外国人観光客が訪れる本県では、英語での通訳ガイドの必要性は、喫緊の課題となっています。
本科目では、特に実践性を重視し、県内の日本遺産昇仙峡や日本ワインを想定した、通訳案内が可能となることを目標とします。まずは、対象となるコンテンツを深く理解した上で、多様で楽しく説得力のある英語表現を学んでいきます。地域に密着し特化したテーマを対象に、県内で即戦力として使える人材を育成することを目標とします。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養地域理解自らの生活の場である地域の特色・課題を説明できる。
B異文化理解と外国語リテラシー自文化と異文化に対する知識と理解を基に、自己や社会のあり方について相対的視点から意見を述べることができる。
「英語」で自らの専攻分野の内容を理解し、その内容について簡単に表現することができる。
「ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語」で基礎的な内容について読み書き、口頭でのやりとり・意思疎通ができる。
C汎用能力1・コミュニケーションスキル口頭発表力自分の意見を、一定の論理的根拠を伴って、わかりやすく話すことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1日本遺産昇仙峡や日本ワインなどを人に説明できる。A
2シーンごとに要点を押さえた説明ができる。B
3ある程度自分の思いや考えを言語化することができる。C
4山梨県地域通訳案内士を目標に、特定のテーマで山梨県の地域の魅力を発信することができる。A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%模擬プレゼンや現地演習での参加態度・姿勢から、日本遺産昇仙峡や日本ワインなどを人に説明できたか評価する。
230%模擬プレゼンでの参加態度・姿勢から、シーンごとに要点を押さえた説明ができたか評価する。
320%課題やレポートにより、思いや考えを言語化することができたか評価する。
430%模擬プレゼンや現地演習での参加態度・姿勢から、山梨県の地域資源を魅力を発信することができたか評価する。
合計100% 
<授業の方法>
1、座学では、個人発表を多く取り入ます。またアクティブラーニングの一環として、実際に観光スポットでガイドとしてプレゼンを行い、講評や改善点をアドバイスする予定です。以上を通じて、さらなる英語での発信力、コミュニケーション力の向上を図っていきます。
2、講義は、なるべく対面と現地演習で実施する予定ですが、コロナ禍の状況によっては、やむを得ずオンライン(双方向)と対面のハイブリット、あるいはオンライン(双方向)のみでの実施へ変更する場合があります。
3、やむを得ずオンライン授業(双方向)を実施する場合は、「google classroom」か「ZOOM」を使用する予定です。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
山梨県地域通訳案内士を目指す方にお勧めです。実際の通訳ガイドを私と一緒に体験してみませんか? 履修後、希望者には、ボランティアガイドをする方法もお教えします。
<テキスト>
  1. 教科書の指定はありません。随時紙媒体のプリントやパワーポイントの資料などを配布します。
<参考書>
  1. 講義時に随時紹介していきます。
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション
事前学習
事後学習
指定した講義資料を読み、講義対象の概要を事前学習していただきます(20分)
授業内容授業の最初に、 この授業全体の到達目標、授業の進め方、課題提出の仕方、成績評価の仕方に関するガイダンスを行います。
2タイトル日本遺産昇仙峡や日本ワインの観光ガイド関連での概説。
事前学習
事後学習
事後学習では、次回講義のプレゼンの準備をしていただきます(40分)
授業内容日本遺産昇仙峡の概要説明をします。あわせて日本ワインの観光ガイド関連での概要を説明します。
3タイトル日本遺産昇仙峡に関する英語でのプレゼンポイント。
事前学習
事後学習
指定した講義資料を読み、講義対象の概要を事前学習していただきます(20分)
授業内容日本遺産昇仙峡を英語で説明する際のポイントを紹介します。
4タイトル日本遺産昇仙峡を英語でガイドするためのプレゼン演習。
事前学習
事後学習
事後学習では、次回講義のプレゼンの準備をしていただきます(40分)
授業内容履修者全員に日本遺産昇仙峡の模擬プレゼンを英語でしていただき、履修者と評価と改善点などを検討します。
5タイトル「山梨」ワインに関する英語でのプレゼンポイント。
事前学習
事後学習
指定した講義資料を読み、講義対象の概要を事前学習していただきます(20分)
授業内容「山梨」ワインを英語で説明する際のポイントを紹介します。
6タイトル「山梨」ワインを英語でガイドするためのプレゼン演習。
事前学習
事後学習
事後学習では、次回講義のプレゼンの準備をしていただきます(40分)
授業内容履修者全員に「山梨」ワインの模擬プレゼンを英語でしていただき、履修者と評価と改善点などを検討します。
7タイトル日本遺産昇仙峡での通訳案内の現地プレゼン演習(1)。
事前学習
事後学習
指定した講義資料を読み、講義対象の概要を事前学習していただきます(20分)
授業内容ユニット1~6の成果を活用し、日本遺産昇仙峡の御嶽新道の対象1で、通訳案内の現地プレゼンをしていただきます。
8タイトル日本遺産昇仙峡での通訳案内の現地プレゼン演習(2)。
事前学習
事後学習
授業の振り返り(講義の成果と課題)を指定した意見用紙に記入します(20分)
授業内容ユニット1~6の成果を活用し、日本遺産昇仙峡の御嶽新道の対象2で、通訳案内の現地プレゼンをしていただきます。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
山梨県の職員として、観光や国際交流政策を立案し、実施してきました。また県職員として国際交流事業で、要人通訳などにも携わってきました。
<備考>
1, 受講生の要件としては、通訳案内士試験に合格されている方、または将来通訳案内士試験に応募予定の方。
2, 学外実習については、交通費・参観費などの若干実費が発生する可能性があります(詳細は、開講時にお知らせします)。
3, コロナ禍の状況、クラスの人数や講義の進行状況により、講義の内容や順番が変更となる場合があります。その際は、順次「google class room」を通じて連絡します。
4, 他大学の学生や社会人等とともに学ぶ「PENTAS YAMANASHI」の科目です。