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授業科目名 日本語中上級I
時間割番号 CJA401
担当教員名 會田 篤敬
開講学期・曜日・時限 前期・木・II 単位数 2
<対象学生>
2022年4月4日(月)に行われる日本語プレイスメント・テストの結果で、中上級レベルと判定された留学生/日本語非母語話者。
詳細は<受講に~>参照。
<授業の目的>
主にアカデミックな場面で、そして大学での人間関係、研究生活の中で必要とされるコミュニケーション能力を向上させるために、話題に応じた適切な表現や語彙を適切に用い、専門的な話題や現代社会の話題について話す力を習得すること。また、大学の研究活動に必要な発表の聞き取りと質疑応答の練習を行うこと。 
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養異文化理解と外国語リテラシー自文化と異文化に対する知識と理解を基に、自己や社会のあり方について相対的視点から意見を述べることができる。
「英語」で自らの専攻分野の内容を理解し、その内容について簡単に表現することができる。
「ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語」で基礎的な内容について読み書き、口頭でのやりとり・意思疎通ができる。
B汎用能力1・コミュニケーションスキル傾聴力相手の意見を丁寧に聴き、その意味・意図を自分自身で表現できる。
C口頭発表力自分の意見を、一定の論理的根拠を伴って、わかりやすく話すことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1中上級レベルの語彙、表現、文法を習得し、談話を段落レベルで構成し、(アカデミックな内容も含む)複雑な状況にも対応できるA
2相手の意見を丁寧に聴き、その意味・意図を自分自身で表現できる。B
3自分の意見を、一定の論理的根拠を伴って、わかりやすく話すことができる。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%小テストを行ない、中上級レベルの語彙、表現、談話構成、文法の理解度を評価する。
220%授業内ディスカッションとグループワークを通して、中上級レベルの日本語を用いたコミュニケーション能力を評価する。
360%試験を行ない、談話構造に対する理解、論理的に説明する能力を評価する。
合計100% 
<授業の方法>
談話能力、発表スキルの向上を目指す。

※授業実施の形態:
「ライブ型(Zoom、Teams等テレビ会議システムを利用。同時双方向リアルタイム動画配信授業)」、または「面接授業」
「面接授業」の場合は、
・マスクを着用させ、学生間の距離は1m 以上離す。
・定期的に窓を開けて、換気を行う。
・授業前後に手洗い・手指消毒を徹底する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・日本語プレイスメント・テストは2022年4月4日(月)14時40分からZoom を使ってオンラインで行いますが、ZoomのURLはCNS(学内電子掲示板)でお知らせします。Zoomを使ってテストに参加するのが難しい人は、当日14時30分にT-1号館1階のT1-11教室に来てください。
・課題がありますが、提出前にG-フィロス(B1-221)で日本語サポートSA(Student Assistant)のチェックを必ず受けてください。



<山梨県立大学の学生へ>
・日本語プレイスメント・テストを受けてもらう必要があります。
・日本語プレイスメント・テストの日時や方法は、山梨県立大学から案内があります。
・授業の形式は、基本的には面接授業ですが、オンラインで実施する場合はオンラインでの受講、
面接授業の場合は山梨大学甲府キャンパスにて受講してもらいます。
<テキスト>
  1. 荻原稚佳子, 齊藤眞理子, 伊藤とく美著, 日本語超級話者へのかけはし : きちんと伝える技術と表現 : 上級から超級へ, スリーエーネットワーク, ISBN:9784883194490,
    (2007年出版)
<参考書>
  1. 荻原稚佳子 [ほか] 著, 日本語上級話者への道 : きちんと伝える技術と表現, スリーエーネットワーク, ISBN:9784883193554,
    (2005年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル将来の夢を語ろう
事前学習
事後学習
課題(参考書:第12課)
授業内容理由や背景とともに考えを説明する、抽象的な表現を使いこなす、自分やほかの人の価値観について知り、違いを認め合う
2タイトル好きなシーンを紹介しよう
事前学習
事後学習
課題(教科書:第1課)
授業内容情景を詳しく描写する、全体のイメージがわかるよう、抽象的な表現を使う
3タイトル子どもたちに母国の行事を紹介しよう
事前学習
事後学習
課題(教科書:第2課)
授業内容インフォーマルな会話で擬音語・擬態語を使い生き生きと伝える、相手の関心を引き付ける工夫をする
4タイトル困った状況を伝えて交渉しよう
事前学習
事後学習
課題(教科書:第3課)
授業内容心情を表す表現を使いこなす、解決策を示して交渉する、感情的にならずに気持ちを客観的に伝える
5タイトル不満に対処しよう
事前学習
事後学習
課題(教科書:第4課)
授業内容不満や不平に対して異なる視点を提示する、共感的に話を聞く、相手に同調して話を聞く
6タイトル目上の人に注意を促そう
事前学習
事後学習
課題(教科書:第5課)
授業内容適切な待遇表現を用いて相手の状況を把握する、相手の立場を尊重し配慮の言葉を付け加える
7タイトルまとめと振り返り No.1
事前学習
事後学習
課題(参考書:第12課と教科書:第1課~第5課のまとめ)
授業内容試験を通した確認と振り返り(参考書:第12課と教科書:第1課~第5課のまとめ)
8タイトルグラフや表を説明しよう
事前学習
事後学習
課題(教科書:第6課)
授業内容具体的な数値を示して社会の動きを説明する、データの分析が適切か考えながら聞く
9タイトルステレオタイプを打ち破ろう
事前学習
事後学習
課題(教科書:第7課)
授業内容他者と異なる視点から意見を述べる、互いのとらえ方の違いを理解する
10タイトル就職試験制度について説明しよう
事前学習
事後学習
課題(教科書:第8課)
授業内容抽象的で複雑な制度を説明する、相手にわかりやすいように段落ごとの話題を明示する
11タイトル働くことの意義について討論しよう
事前学習
事後学習
課題(教科書:第9課)
授業内容理由を述べて反論する、抽象的なことばと具体的なことばを意識する、相手の意見を受け止める
12タイトル環境問題について話そう
事前学習
事後学習
課題(教科書:第10課)
授業内容起こりうる状況を予測して議論を深める、改まった場にふさわしい表現を使いこなす、具体例を挙げるなどして実感を持って伝える
13タイトル犯罪傾向から現代社会を語ろう
事前学習
事後学習
課題(教科書:第11課)
授業内容他者の話を引用して詳細に描写する、事実とともに意見・感想を述べる
14タイトルマスコミの功罪について討論しよう
事前学習
事後学習
課題(教科書:第12課)
授業内容複眼的な視点をもって意見を述べる、原因を理解したうえで解決策を述べる、異なる意見を尊重する
15タイトルまとめと振り返り No.2
事前学習
事後学習
課題(教科書:第6課~第12課のまとめ)
授業内容試験を通した確認と振り返り(教科書:第6課~第12課のまとめ)
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<備考>
※授業の内容は必要性などに応じて変更する可能性があります。